- まえがき
- 学級経営
- 001 出会いの瞬間をよりあたたかく迎えたい! 出会う前から出会う─キャリアパスポートの活用─
- 002 出会いの瞬間に,親近感と信頼を一気に高めたい! 自己紹介は“モノ”を用意
- 003 子どもの発達の段階を踏まえた言葉かけと関わりがしたい! 発達の段階を読む(低学年編)
- 004 挑戦心と自立心を支える学級づくりをしたい! 発達の段階を読む(中学年編)
- 005 高学年期の思いを受け止め,前向きな挑戦へと導きたい! 発達の段階を読む(高学年編)
- 006 学級の方向性を,言葉の力で定着させたい! 言葉で引っぱる反復スローガン
- 言葉
- 007 言葉の奥深さと知的な雰囲気を育てたい! ことわざで知的な学級へ
- 008 子どもの動きや姿勢を,イメージで促したい! 擬音でイメージ促進
- 009 子どもの心をそっと軽くしたい! 共感!一言リリーフ
- 010 感謝を重ねて,心に残る経験にしたい! 三度感謝リピート術
- 011 命令ではなく,“自分との約束”で行動を引き出したい! “できそう?”セルフ契約
- 012 相手の成功を素直に認め,応援できる心を育てたい! ライバル応援マインド
- 013 家庭での過ごし方にも“やさしいつながり”をもたせたい! 金曜の金言
- 014 行動へ踏み出す勇気を与えたい! ギア重ペダルは“宝”になる
- 015 本気で1点を取りにいく姿勢と言い訳しない潔さを育てたい! テストで鼓舞!
- 016 「学ぶことで自分を高められる」と伝えたい! 学問で生き方を拓く
- 017 ただ速い・正しいだけでなく,“美しさ”も意識させたい! 正・速・美トリプル基準
- 018 「できない」ではなく「挑戦してみよう」と思えるようにしたい! “むずかしい”を力に変える声かけ
- 019 子どもが失敗に対して寛容で,あたたかい学級文化を育てたい! 失敗を笑わない・時には見ない
- 020 子どもの心に共感と勇気を届けたい! 語りの届くタイミング
- 021 人間関係を一歩深めたい! あいさつ+1
- 022 子どもに自己肯定感を与え,努力を続ける意欲を育てたい! 「尊敬×褒め」の効果
- 023 間違いを恐れず前進する姿勢を育てたい! 声かけ「ここまで合ってる」
- 024 子どもの“価値観の中”で褒め,共感とやる気を最大化したい! 褒めてほしい言葉で褒める
- 025 子どもの自信と創作意欲を高めたい! 二刀流褒め言葉
- 026 「“今も”自分は大切にされている」と自己肯定感を高めたい! 誕生日“継承”手帳
- 返し
- 027 子どもの小さな成長も一緒に喜び,信頼関係を深めたい! 成長を,教師も共に喜ぶ
- 028 子どもの気持ちに気づき,しっかり受け止めたい! 小さなモノに込められた大きな思い
- 029 できた経験を自信に変え,さらなる挑戦へつなげたい! もう一歩先への背中押し
- 030 ズレた言葉のまま終わらせず,“本当の価値”に気づかせたい! 言い換え!言語感覚アップ法
- 031 言葉を,正しく,美しく使えるようにしたい! ことば精度アップ主義
- 032 “何歳?”の質問を,関係づくりやユーモア,学びに変える! 「先生何歳?」の返しバリエーション
- 033 先生への称賛を受け止めて,関係づくりや学びにつなげたい! 「先生すごい!」の返し神対応
- 034 話す喜びを育てたい! 驚け!演出リアクション法
- 035 子どもの後ろ向きな言葉を受け止めて,心のドアを開きたい! わかるー!共感クッション術
- 036 子どものネガティブ発言を,ポジティブ発言へ変えたい! “でも…”でひっくり返す会話術
- 037 言葉の力を利用して,心の状態を前向きにしたい! 言葉をポジティブ変換
- 038 拍手を場面に合わせて変え,称賛や喜びを豊かに表現したい! 拍手バリエーション
- 039 学びを深める対話のきっかけをつくりたい! 問いの技術
- 040 安心と学びのある授業空間をつくりたい! 受けの技術
- 041 子どもの“安心”の裏にある成長のチャンスを見抜きたい! 「来年も先生がいい」に隠れた真実
- 042 約束の重みを守り,信頼を長くつなげたい! 約束するのは慎重に
- 043 子どもと家庭の安心を守りたい! 家庭の話はストップ─うわさの芽は早めに摘む─
- 044 言い訳よりも正直を選べる子を育てたい! 正直を褒めよ
- 行動
- 045 子どもの気持ちを大切に受け止める姿勢を伝えたい! 両手で受け取る
- 046 言葉を多用せず,視線・表情・しぐさで気づかせたい! ノンバーバル(非言語)で伝えよう
- 047 「挑戦は怖くない」「結果に一喜一憂してもいい」と伝えたい! 先生も挑戦中!
- 048 子どもに安心感を与え,学級の空気を安定させたい! 大きくゆったり構えて安心を
- 049 広めたいことを,説得でなく“実行”で伝えたい! 率先背中アピール
- 050 私語を防ぎ,自然と整列・集中できる雰囲気をつくりたい! 教師が静けさの発信源
- 051 言葉で叱らず,“表情”で気づきを促したい! 真顔スイッチ指導法
- 052 子どもの失敗に呆れた態度を見せず,希望と信頼を返したい! 呆れ顔禁止(希望を返す)
- 053 子どもとの距離を自然に縮め,安心感と信頼を育てたい! 休み時間は「ちょろっと参加」
- 054 中身以上に“気持ち”を届けたい! ワクワク包装マジック
- 活動
- 055 やりとりに楽しさと深みをもたせたい! ジャンケン心理戦術
- 056 動機づけときっかけを与え,楽しさとやる気を一気に上げたい! ポイント先付け×倍増デー
- 057 楽しい活動を,目的に合った形で生かしたい! 学級ギネスは始め終わりの見極めを
- 058 “なんとなく多数”ではなく,考えたうえで決めさせたい! プレゼン付き多数決
- 059 掲示物を“見るもの”から“誇れるもの”にしたい! 掲示は共に創る
- 060 読書の楽しさと他者の意見を尊重する心を育てたい! ビブリオ・シェア
- 061 「自分から話したい!」と思う状態をつくり,対話を深めたい! 話し合いたい空気醸成
- 062 人間関係トラブルを未然に防ぎたい! 席替えは心の準備が9割
- 063 子どもが安心して活動に取り組めるようにしたい! ここまでで,質問はありますか
- 064 場を和ませる罰ゲームを実行したい! 罰ゲームは,超軽く
- 065 ユーモアで全員の授業準備をそろえたい! 実況中継でノートオープン
- 066 「継続できた!」を積み重ねられるようにしたい! 継続のカギは最小単位
- 067 自分で考えて動く力と,周囲への思いやりを育てたい! 世のため人のためタイム
- 068 挑戦する心と平等性を守りたい! オーディションは…しません!
- 069 「いいクラスだった」と心から感じられる時間をつくりたい! ありがとうムービーで締めくくる
- 指導
- 070 形だけでなく感覚として理解させたい! いったん逆をやってみる
- 071 自分の行動を客観視し,反省を言葉にする力を育てたい! 「なんて言うと思う?」
- 072 信頼を壊さない判断力を育てたい! ジョーダンと嘘の境界線
- 073 心に届く注意をしたい! 褒め先,チク指摘
- 074 感情的な指導を避け,子どもの尊厳を守りたい! 親の前でもOK指導
- 075 迷いや軽率な行動を,自分の価値観で振り返らせたい! 問いかけカッコよさ選手権
- 076 未然にふるまいを整えさせ,事故を防ぎたい! 先手の楔(くさび)ストーリー
- 077 注意を軽やかに,行動を修正させたい! 歩いてるアルイテル…
- 078 公共性や責任ある判断力を育てたい! 100人がそれをしたら?
- 079 注意を受けた子どもの心に意欲を残したい! “褒め”で終えるまでが“指導”
- 080 忘れ物をきっかけに,責任感と感謝の気持ちを育てたい! 忘れ物はチャンス,返却時は両手で
- 081 子どもの手をメモ代わりにしないで,忘れ物予防をしたい! 忘れ物は,可愛い手に書かせない
- 082 人の物に触れる前に相手を思いやる確認行動を身につけたい! 許可をとってマナーよく
- 083 小さなミスも真摯に受け止め,丁寧さを育てたい! ミスも実力メッセージ
- 084 井の中の蛙にならず,子どもの可能性と視野を広げたい! 天井を外せ!
- 085 子どもと教師との年齢差を意識した指導がしたい! 年齢差!距離感コントロール
- 086 子どもや保護者に安心を与える指導姿勢を身につけたい! 厳しさは,譲らなさ─優しさの中に“軸”を─
- 授業
- 087 子どもが安心して一歩を踏み出せるようにしたい! 見通しは足元を照らす
- 088 授業に見通しを与え,子どもの集中力と安心感を高めたい! 授業タイムテーブル
- 089 授業開始と同時に,集中と見通しを生み出したい! 板書に先出し情報を
- 090 子どもの予想を超えて,驚きと印象を残したい! “その他”どんでん返し法
- 091 全員がわかる共通のたとえで,授業理解を深めたい! たとえ話は万人向けに
- 092 問いかけで終わらず,スムーズに授業を動かしたい! 発問・指示・確認3点セット
- 093 知識と心の両方を届けたい! 教師の役割=伝達×感化
- 094 沈黙の理由を見抜き,適切な支援をしたい! 思考見極めスキャン
- 095 授業の集中力をアップしたい! 机間巡視は縦に切りこめ
- 096 発言を単発に終わらせず,周囲の考えを引き出したい! +共感!リアクション促進返し
- 097 発想の引き出しを開放したい! 例をいくつか示してから,投げる
- 098 ただ歩くのではなく,“見て考える”巡視で授業の質を高めたい! 机間巡視は確認・把握・組立・指導
- 099 書くことを,思考と表現の中心に置きたい! 書くは意志!のアナログパワー
- 100 「もっとやりたい!」で終わらせて,次への意欲をつなげたい! 引き際ピタッと術
- 101 「言いたい!」気持ちを高め,活発な話し合いにつなげたい! 話し合いは下ごしらえが肝
- 102 子どもの意見を肯定し,学びをつなげて深めたい! “〇〇さんの言ったように”つなぎ術
- 103 安心して発言できる雰囲気をつくりたい! おしい!フォローワザ
- 104 価値観の広がりを生み,自分で考える力を育てたい! 道徳“逆張り”思考法
- 105 別の視点を提供し,考える力を育てたい! 一人二役ロールプレイ
- 106 発表者の声をクラス全員に届けたい! 手でマイク
- 107 答えや発言の価値をグッと高めたい! 間(ま)の演出マジック
- 108 自分のペースで学びを深められるようにしたい! ひとしずタイム─静かに,自分を高める時間─
- 109 ノート提出の渋滞を減らし,やり直しもスムーズにしたい! 一方通行+特急券システム
- 110 辞書を活用して語彙力をUPしたい! 漢字ドリルで辞書クイズ
- 111 読むことを「情報処理」から「心を動かす体験」に変えたい! 読みながら感情を込める
- 112 歴史的・文化的な出来事や場所を“身近”にしたい! 歴史に飛び込む写真術
- 113 心の中でじっくり育つ学びを大切にしたい! 感想の掘り起こし禁止!
- 114 指導の場で,無用なレッテルや心の傷を生まないようにしたい! 役割演技はいじめ役をつくらない
- 115 作品に迫力と物語性を与えたい! 絵は大きくはみ出るように
- 116 完成をゴールにせず,探究心と表現意欲を育てたい! 絵に終わりはない
- 117 全員を本気で燃え尽きさせたい! 起こせ!逆転演出!
- 118 動画視聴を受け身ではなく,能動的にしたい! 動画視聴前のクイズ予告
- 119 集中力のペース配分をさせたい! 動画時間は伝えよう
- 120 作業や学習の状況を,短く正確に報告できるようにしたい! 進捗状況を伝えて思考の整理
- 121 “静けさ”の力を,子どもに感じさせたい! 静寂インストール
- 122 黒板を綺麗に整えて,学級の空気を落ち着かせたい! 黒板を整えると心が整う
- 123 板書の見やすさと理解の速さを高めたい! 板書は言葉を削って,記号を使って
- 124 “気づき”から学びを深めたい! “ふとした気づき”が学びの導火線
- 125 研究授業や公開授業などでの緊張感をほぐしたい! 参観者まきこみ術
- 支援
- 126 新しい環境への安心感と,クラスの受け入れ姿勢をつくりたい! 外国籍の転入生,担任の対応が鍵
- 127 転出入の子がいても,学びの接続をスムーズにしたい! スタンダードな進度で─転出入も考慮─
- 128 子どもの心を少しずつ前に動かしたい! そばにいる,ただそれだけ
- 129 支援が必要な子が,自立へと自然に移行できるようにしたい! 手・声・目のフェードアウト支援
- 130 恥ずかしさを感じさせずに自力解決の意欲を高めたい! 机間指導はヒット&アウェイ
- 131 病気明けの登校に,親子共に安心を届けたい! 翌日登校フォローダイヤル
- 脱ピンチ
- 132 大事故や危険につながる行動を制止したい! 即!アブナイ・スイッチ
- 133 予期せぬ出来事にも落ち着いて対応したい! 焦らぬ,大丈夫マインド
- 134 子どもの名前を呼び間違えても,自然に修正したい! 呼び間違いリカバリー
- 135 いじめや人間関係のトラブル時に,適切な指針をもちたい! トラブル対応三原則─守り,救い,育てる─
- 136 突然の嘔吐場面を,全員で乗り切りたい! 嘔吐対応,ピンチはチャンス!
- 137 叱る前に子どもの安全を確認し,安心感と信頼関係を築きたい! まずは,怪我の心配
- 138 前向きな価値観を育てたい! 価値を変える声かけ─「お先にどうぞ」は格好いい─
- 139 感情に流されず,落ち着いて子どもに向き合いたい! ニュートラルに心を構える
- 140 トラブル対応や関係調整で,冷静かつ正確に事実を共有したい! トラブルは図解で整理
- 141 相談することの大切さを,子どもの心に習慣づけたい! 困り事は先生に
- 142 全員が気持ちよく活動を終えられるようにしたい! 終わりはサッと,勝敗なしドッジ
- 143 勝敗や成果のあとに,自分の心を整える姿勢を育てたい! 残心を知る
- 保護者対応
- 144 行事や授業をより新鮮で意味あるものにしたい! 三者の「飽きの差」を意識する
- 145 誤解を防ぎつつ,誠実さと透明性を保って保護者と対話したい! 保護者対応3点セット
- 146 家庭との信頼と会話を生み出したい! 学級通信の写真ギャラリー化
- 自己改善
- 147 自分の体調や気持ちが落ちているときに勇気を湧かせたい! 教室は「右」足から
- 148 与えられた環境や役割の中で前向きに力を発揮したい! おかれた場所で咲く
- 149 学級や授業が“自然に流れているか”を感覚的につかみたい! いい感覚は「流れているか」
- 150 評価に惑わされず,学級づくりのプロセスを大切にしたい! “いい子ばかり”の裏舞台
- 151 事務作業の負担感を減らし,心の疲労を軽減したい! 無感情モード作業法
- 152 ベテラン教師の板書感覚を身につけたい! 主任の板書をなぞる─黒板で学ぶ,授業の呼吸─
- 153 授業の質を高め,授業者としての“技量”を向上させたい! 模擬授業で磨く
- 154 基礎を磨き続け,教育の本質に立ち返る教師でありたい! “守”に生きる
- 155 意識して積み重ねた技術を,“自然にできる技”に育てたい! 技術は意識下から無意識下へ
- 156 主役はあくまで子ども。陰から支える価値を意識したい! 目立たなくても,残る先生
- 157 怒りや焦りを手放し,あたたかいまなざしを取り戻したい! 50年後と10年前のぞき見法
- 158 あふれるエネルギーで他者に関われる教師になりたい! まずは,自分を満たす
- 159 場当たりではなく理念に基づく指導を行いたい! 教育観が,その瞬間の指導を決める
- 160 教師の影響と学級の成熟度を感じ取りたい! 学級は,教師の“心の鏡”
- あとがき
まえがき
みなさん,こんにちは。本書を手に取ってくださり,心より感謝いたします。今日は,この本に込めた思いを,少しだけお話しさせてください。
教室という場所は,毎日が奇跡の連続です。たった一言で空気が変わり,たった一瞬で子どもの表情が輝く。教師って,本当に不思議な仕事だと日々思います。私が教師になって十数年。たくさんの子どもたちと出会い,たくさんの失敗をしてきました。
「どうして伝わらないんだろう」
「何を言えばよかったんだろう」
そんな夜を何度も過ごしてきました。でも,あるとき気づいたんです。
子どもたちの心を動かすのは,特別な指導法や教材じゃない。
“そのとき,どんな言葉をかけたか”
“どんな表情で寄り添ったか”
そこにすべてがある,ということに。初めて担任を持ったとき,まだ会ったことのない子どもたちの情報を,名簿にメモしていました。
「この子は,どんな一年を過ごしたんだろう」
「どんな夢をもっているんだろう」
そう思いながら,まだ出会っていない子たちへの想いがあふれてきました。“出会う前に出会う”という,私のワザの原点がそこにありました。
そして学級開きの日。グローブを手に持って自己紹介をしました。
「先生,野球が大好きなんだ」
それだけで,子どもたちの目がキラキラと輝きました。モノが語る自己紹介。その瞬間に,「ああ,教師って“言葉”だけの存在じゃないんだ」と感じたことを今でもはっきりと覚えています。
この本には,そんな教室の中で生まれた“小さな工夫”を集めました。子どもの発達段階に合わせた言葉かけ,失敗を責めずに受けとめる関わり,そして,一人ひとりの努力をちゃんと見取るまなざし。どれも,明日すぐに使える実践です。私にとって,この本を書いている時間が,「自身がどう生きたいか」「どんな教師でありたいか」を問い直す時間にもなりました。
教師の仕事は,結果がすぐに見えません。今日の声かけが明日につながるとは限らない。でも,5年後,10年後に「先生のあの一言で変われた」と言ってくれる子がいるかもしれない。その“見えない時間”を信じる力こそ,教師の誇りではないでしょうか。
私は思います。ワザとは,技術ではなく,願いの形なんだと。「この子の力になりたい」「もう一歩前に進ませたい」そう願う心が,言葉となり,行動となり,やがて“ワザ”になったのだと思います。
例えば,忘れ物をした子に「そんな日もあるよね」と言える余裕ある心。悔し涙を流す子に「その涙は,成長につながるよ」と寄り添う心。そして,うまくいかない教師である私自身に向けて「まだまだ成長の途中なんだ」と思える前向きな心。この本は,そんな“心の技”を集めた本です。派手ではありません。でも,どれも教室をあたたかく変える力をもっています。
教師は,完璧でなくていい。迷って,悩んで,立ち止まる姿を見せることが,実は子どもにとって最高の教育になると信じています。
“できない日もある”
“うまくいかない時期もある”
それでも,子どもと向き合い続ける限り,あなたは立派な教師です。ワザとは,子どもを変えるためのものではありません。子どもと共に成長していくための手段です。どうか,この1冊が,みなさんの明日の教室で,1人の子どもの表情を変える“きっかけ”になりますように。
この本が,あなたの心に“明日も,教室に立ちたい”という灯をともせたとしたなら,それが私にとって,何よりの喜びです。
2026年1月 /八神 進祐
-
明治図書

















