- はじめに
- 1章 なぜ心理的安全性なのか?「心理的安全性」の考え方と4つのポイント
- 1 心理的安全性について
- 1 心理的安全性の概念って誰が考えたの?
- 2 心理的安全性を育む上で大事な4つの因子って?
- 3 心理的安全性が育たない要因はあるの?
- 4 心理的安全性を育める教師のあり方って?
- 5 心理的安全性をつくるためにはどうする?
- 2 「なんちゃって心理的安全性」になる6つの原因
- 3 「安心」と「挑戦」は両立できる
- 4 なぜ心理的安全性なのか
- 1 学校が安心できる場所でなくなっている
- 2 論点整理を読む中で出ていること
- 3 改めてなぜ心理的安全性を育む必要性があるのか
- 5 エピソードで語る心理的安全性が高い学級の特徴
- 1 心理的安全性が高い学級エピソード 〜教師と子どもの関係〜
- 2 心理的安全性が高い学級エピソード 〜子どもと子どもの関係〜
- 6 「言えない」「沈黙」の意味を考えよう
- 7 心理的安全性が放任にならないようにするには
- 「心理的安全性を大事にしているのですが…」
- 8 心理的安全性を育むことを自分ごとにする
- 民主主義社会の形成者を育てていくために
- コラム1 矛盾するものではない
- 2章 失敗しない心理的安全性のつくり方〜クラスづくり〜
- 1 クラスの心理的安全性をつくる年間プログラムについて
- 2 8つの教師のあり方を自分のものにする=習慣化しよう
- 3 「できない不安を乗り越えるプログラム」について
- 1 子どもたちへのできない不安に対する最初の声かけ
- 2 不安を乗り越える魔法の考え方
- 3 こんなプログラムをしてみてはどうでしょう?
- 4 「無知の不安を乗り越えるプログラム」について
- 1 子どもたちに無知への不安に対する最初の声かけ
- 2 不安を乗り越える魔法の考え方について
- 3 こんなプログラムをしてみてはどうでしょう?
- 5 「ネガティブだと思われる不安を乗り越えるプログラム」について
- 1 子どもたちのネガティブだと思われる不安に対する最初の声かけ
- 2 こんなプログラムをしてみてはいかがでしょうか
- 6 「邪魔をする人だと思われる不安を乗り越えるプログラム」について
- 1 子どもたちへ邪魔をする人だと思われる不安に対する最初の声かけ
- 2 こんなプログラムをしてみてはいかがでしょうか
- 7 「話しやすさ」を育てる4つのステップ
- 1 ステップ1〈話しやすさの種を蒔こう〉
- 2 ステップ2〈話しやすさの芽を育てよう〉
- 3 ステップ3〈話しやすさのつぼみを育てよう〉
- 4 ステップ4〈「話しやすさ」の花を育てる〉
- 8 「挑戦」を育てる4つのステップ
- 1 ステップ1〈挑戦の種を蒔こう〉
- 2 ステップ2〈挑戦の芽を育てよう〉
- 3 ステップ3〈挑戦のつぼみを育てよう〉
- 4 ステップ4〈挑戦の花を育てよう〉
- 9 「助け合い」を育てる4つのステップ
- 1 ステップ1〈助け合いの種を蒔こう〉
- 2 ステップ2〈助け合いの芽を育てよう〉
- 3 ステップ3〈助け合いのつぼみを育てよう〉
- 4 ステップ4〈助け合いの花を育てよう〉
- 10 「新奇歓迎」を育てる4つのステップ
- 1 ステップ1〈新奇歓迎の種を蒔こう〉
- 2 ステップ2〈新奇歓迎の芽を育てよう〉
- 3 ステップ3〈新奇歓迎のつぼみを育てよう〉
- 4 ステップ4〈新奇歓迎の花を育てよう〉
- コラム2 魔法のようなものはない,泥臭く!
- 3章 失敗しない心理的安全性のつくり方〜授業づくり〜
- 1 心理的安全性と令和の日本型教育の関係性
- 2 自由進度学習の目的が何かを考えよう
- 1 自由進度学習について
- 2 「なんちゃって自由進度学習」になる6つの原因
- 3 自由進度学習のスタートって?
- 3 自由とは何かについて考える
- 1 自由進度学習は何のためにするのだろう
- 2 子どもたちが考える自由とは何か
- 4 自由進度学習を成功させる3つの秘訣
- 1 自由進度学習を成功させる3つの秘訣って?
- 2 魅力的なプロジェクトの設定について
- 3 誰かの手助けがあれば達成できる,適度に挑戦的な目標の設定と共有について
- 4 計画的に偶発されたペアやグループの編成について
- 5 心理的安全性を育む「算数」
- 1 樋口万太郎先生のカード実践と心理的安全性の高まりとの関係
- 2 カード実践を活用した自由進度学習の事例紹介
- 6 心理的安全性を育む「社会科」
- 1 「学びのマップ」紹介
- 2 これまで取り組んできた問いやゴール課題について
- コラム3 モヤモヤは大切!
- 4章 心理的安全性Q&A
- Question 1 優しすぎて成長が止まってしまうのでは?
- 1 心理的安全性の「誤解」:ぬるま湯になっていないか?
- 2 「ぬるま湯」と「心理的安全性」の違い
- 3 学校で起きる例について
- Question 2 厳しく言うと心理的安全性が壊れてしまうのでは?
- 1 「ルール」があるからこそ,安心して挑戦できる
- 2 「ルールのない状態」は最も心理的安全性が低い
- 3 ポイントとなるのは「否定」ではなく「フィードバック」
- Question 3 「心理的安全性」と「自立した学び」は両立できますか?
- 1 「正解のない問い」へ踏み出すための命綱
- 2 失敗が許されない場所で,人は「自立」を諦める
- 3 自分自身の学びの主権を取り戻す
- Question 4 すべての場面で心理的安全性を重視すべき?
- 1 学校における日常生活について
- 2 授業中の場面について
- 3 教職員にとっても必要
- Question 5 心理的安全性を測る指標はあるの?
- Question 6 心理的安全性を育むリーダーシップとは?
- 1 心理的安全性は,テクニックではない
- 2 最後に伝えたい「心理的安全性」を育む3つの約束
- 3 さらに最後に伝えたいメッセージ
- コラム4 「綺麗事だけで現場は回らない」という思い
- おわりに
はじめに
「心理的安全性を大事にしたクラスづくり・授業づくりをするためのポイントを教えてください」というメールが2025年の夏頃から増えてきました。
私は,2023年に『イエナプラン教育を取り入れた自由進度学習』(明治図書)という本の中で「自由進度学習などを進めていくには,心理的安全性を育むことが土台である」と書きました。また,2025年に『心理的安全性を育むサークル対話』(明治図書)という本を出版したからでしょう。
「子ども主体の学びを推進していこうと思っているが,この学級に心理的安全性があるのかどうか教えてほしい」という相談を受けます。自治体の研修の中でも「心理的安全性をクラスで築いてください」と助言を受ける機会が多くなっているようです。
どこに出かけても「心理的安全性」という声を聴くようになってきました。
「心理的安全性を育むクラスづくりを進めて楽になりましたという実践を信用しないでください。心理的安全性に取り組んで,楽しいけれど日々苦労している実践・子どもの声を聴いて進めている実践を信用してください」
ということを日々伝えてはいます。これは,自由進度学習にも同じことが言えます。
しかし,SNSの実践を見ていると,心理的安全性という居心地の良いフレーズに,理論的背景を踏まえずに,なんとなく各種これまでの実践をつなげているようなものが多い状況に感じます。
本書では,子どもたちにとって本当に居心地が良く,自律した学習者を育成するために,心理的安全性を育むことって何なのか皆さんと一緒に考えていきたいと思っています。一緒に心理的安全性を学びながら,クラスづくり・授業づくりを始めてみませんか。
/岩本 歩
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明治図書

















