誰もがつけたい説明力
説明を話す/説明文を書く/説明文を読む

誰もがつけたい説明力説明を話す/説明文を書く/説明文を読む

好評7刷

書評掲載中

すべての人に求められる説明力をいかに身につけ高めるのか。

話す・書く・読む、のどの言語活動においても「説明力」は必要不可欠な力である。本書は、教育の場において、日常生活において、豊かなコミュニケーションを展開できるための「説明力」をいかにして着実に高めるか、まさに「説明力」で説述した必携の書。


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ISBN:
4-18-305013-8
ジャンル:
国語
刊行:
7刷
対象:
小・中・他
仕様:
A5判 148頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2019年8月26日
新学習指導要領解説書籍
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目次

もくじの詳細表示

前書き
1 〈説明〉の時代
説明の時代
「説明力」という術語がもたらすもの
2 具体化された「説明力」を見ておこう
上手な説明のポイント
説明力の具体化の視点を求めて
3 「分かりにくい説明」をしていませんか
「分かりにくい説明」と「分かりやすい説明」
「分かりにくい説明」の表現
「分かりにくい説明」のランキング
4 「分かりにくい説明」を分かりやすくする
「分かりにくい説明」に気付く
「分かりやすい説明」に書き換える
5 自分を知り、相手を知る
―主体に応じた説明力―
主体力―誰にとっての説明か
主体のイメージ化
6 説明表現の様式をはっきりさせよう
―表現様式に応じた説明力―
メディアの特質に合わせた表現様式
題材の特質に合わせた表現様式
系統に合わせた表現様式
7 目的や相手に合わせて説明方法を変えられますか
―説明方法に応じた説明力―
具体的説明の方法
統計的説明の方法
質疑応答的説明の方法
順序的説明の方法
思考操作的説明の方法
列挙的説明の方法
8 相手と一緒に歩むナビゲーション
―ナビゲーションに応じた説明力―
ナビゲーションの役割
相手に応じたナビゲーション力
9 相手によく伝わる言葉の使い方
―明解さに応じた説明力―
一文一文を大切に
言葉選びを適切に
後書き

前書き

 本書は、どのような言語活動においても必要となる「説明力」について述べたものである。話す時には、「説明」する機会も多い。「説明」が中心でなくとも、紹介や案内、報告やプレゼンテーションなど、相手に分かりやすく魅力のある話し方をするためには、説明力が欠かせない。

 書く時もそうである。作業手順や使い方を説明した説明文を書いたり、パンフレットや案内文、招待状や依頼状などの手紙、体験報告文や観察報告文や調査報告文などの報告文、通信文や報道文など、様々な説明の方法が求められる。

 説明的な文章を読む時にも、説明力は重要なものである。筆者が、文章や資料の表現様式に応じて工夫した説明方法を理解しなければ内容を十分把握できない。時には、図表を使って説明している事柄が正しいのかどうか、検討や吟味しながら読むことが必要な時もある。これらは、説明方法について熟知していなければ、検討する着眼点も浮かばない。

 要するに、話したり、書いたり、読んだりするどのような言語活動にも説明力は必要となる。だから、誰にも必要なものとして説明力がある。教育の場においても、国語科は勿論、他教科等や総合的な学習の時間においても、説明力が重要であることは誰もが否めない事実であろう。

 本書では、日常の言語活動すべてにわたって、またすべての人に必要な説明力について、次のような力を自ら付けたり、子どもに付けたりする方法が分かるように工夫した。


(図省略)


 新しい時代を迎え、どんな分野や領域でも、コミュニケーションが上手な人は大事にされる。大人も子どもも、このようなことが簡単に、しかも的確にできるようになれば嬉しいことはない。自分でできるだけでなく、人に教えるような場面になったら、自信を持って話したり、書いたりできるように、本書に従って知識を整理し、ポイントを押さえる準備を進めてもらいたい。現代という時代は、あらゆる場面で成果や評価が厳しく問われる。「分かりやすく話したり、書いたりしている」と自分では思っていても、相手から見たら、とても分かりにくいかもしれない。〈分かりやすい話し方や書き方が、分かりにくい話し方や書き方〉にならないようにいつも心がけてほしい。

 本書を読み、まず知識を学ぶ。次に、手元に置いていつも活用する。例えば、今度は、ランキング法を活用して興味がわくように工夫してみよう、といったようにするのである。本書によって、大人も、子どもも、説明力を着実に高め、豊かなコミュニケーションを少しでも多く展開できるようになることを願って止まない。


 最後になったが、本書刊行に当たっては、明治図書の石塚嘉典・松本幸子氏にお世話になった。記して謝意を表したい。


  二〇〇五年二月   文部科学省教科調査官 /井上 一郎

著者紹介

井上 一郎(いのうえ いちろう)著書を検索»

文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官・国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部教育課程調査官。国語教育学者。随筆家(ペンネーム・高橋信一)。奈良教育大学助教授・神戸大学教授を経て,2001年から現職。子どもの視座を拠点とする国語教育学研究を継続する。文章表現力の構造と発達の調査研究を発展させ,学習基本語彙を中心に据えた語彙指導論及び言語事項の可能性を模索する。その後,読者論を基盤に,文学・説明文・表現の教材の実践的な理論研究や,実践的試行を重ねた新しい指導法の体系を提唱する。現在は,自己表現力の育成を基軸に教科を貫く総合的な視野に立った言語能力の体系化を目指す。各種の作文・読書感想文コンクールの審査委員を務める。研究会「国語教育カンファランス」や自主的公開セミナーを各地で主宰。文学や絵画の探訪のために,イギリス・フランス・イタリア・ベルギー・スイスなど欧米を歴訪。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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      明治図書
    • 説明文の教材研究や人に説明するときの方法などのバイブル的存在。他の学校の教員にも紹介している。
      2015/9/27小学校・校長
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