中学校国語科 新3観点のテストづくり&学習評価アイデアブック

中学校国語科 新3観点のテストづくり&学習評価アイデアブック

近日刊行予定

豊富な実例で新3観点のテストづくりと評価をフルサポート!

新しい3観点の学習評価の考え方や観点別テスト問題作成のポイントとともに、評価規準、テスト問題、解答例のほか、「おおむね満足できる」状況(B)などの学習評価のアイデアを解説した3学年領域別、全45のテスト問題例を収録!中学校国語の評価がすべてわかる!


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ISBN:
978-4-18-301259-3
ジャンル:
国語
刊行:
対象:
中学校
仕様:
B5判 128頁
状態:
近日刊行
出荷:
2024年4月26日

Contents

もくじの詳細表示

はじめに
Chapter1 中学校国語科のテストづくりと学習評価のポイント
1 中学校国語科の学習評価の考え方
2 新3観点の捉え方
3 「知識・技能」の学習評価とテスト問題
4 「思考・判断・表現」の学習評価とテスト問題
5 「主体的に学習に取り組む態度」の学習評価とテスト問題
6 「話すこと・聞くこと」の学習評価とテスト問題
7 「書くこと」の学習評価とテスト問題
8 「読むこと」の学習評価とテスト問題
9 学習評価とテスト問題作成におけるICTの活用
10 「全国学力・学習状況調査」に見るテスト問題の工夫
Chapter2 第1学年 テスト問題&学習評価アイデア
1 「話すこと・聞くこと」の学習評価とテスト問題
知識・技能 /思考・判断・表現/主体的に学習に取り組む態度
教材名 「聞き上手になろう」(光村図書)
単元名 質問で思いや情報を引き出そう
2 「書くこと」の学習評価とテスト問題
知識・技能/思考・判断・表現/主体的に学習に取り組む態度
教材名 「詩を作ろう」「野原はうたう」「さまざまな表現技法」(光村図書)
単元名 表現技法の効果を確かめながら自分のイメージが伝わる詩を創作しよう
3 「読むこと(説明文)」の学習評価とテスト問題
知識・技能/思考・判断・表現/主体的に学習に取り組む態度
教材名 「オオカミを見る目」(東京書籍)
単元名 構造を説明するスライドを作ろう
4 「読むこと(文学)」の学習評価とテスト問題
知識・技能/思考・判断・表現/主体的に学習に取り組む態度
教材名 「オツベルと象」(教育出版)
単元名 オツベルと白象の真意を考察する
5 「古典」の学習評価とテスト問題
知識・技能/思考・判断・表現/主体的に学習に取り組む態度
教材名 「物語の始まり―竹取物語―」(教育出版)
単元名 竹取物語の不思議な場面を説明する
Chapter3 第2学年 テスト問題&学習評価アイデア
1 「話すこと・聞くこと」の学習評価とテスト問題
知識・技能/思考・判断・表現/主体的に学習に取り組む態度
教材名 「立場を尊重して話し合おう」(光村図書)
単元名 自分の話合いチェックリストを作ろう
2 「書くこと」の学習評価とテスト問題
知識・技能/思考・判断・表現/主体的に学習に取り組む態度
教材名 「根拠をもとに意見文を書く」(教育出版)
単元名 言葉についての意見を交流する
3 「読むこと(説明文)」の学習評価とテスト問題
知識・技能/思考・判断・表現/主体的に学習に取り組む態度
教材名 「クマゼミ増加の原因を探る」(光村図書)
単元名 図表に着目して説明的文章を読もう
4 「読むこと(文学)」の学習評価とテスト問題
知識・技能/思考・判断・表現/主体的に学習に取り組む態度
教材名 「走れメロス」(光村図書)
単元名 メロス,私はこう読む
5 「古典」の学習評価とテスト問題
知識・技能/思考・判断・表現/主体的に学習に取り組む態度
教材名 「二千五百年前からのメッセージ―孔子の言葉―」(教育出版)
単元名 孔子の言葉から学ぼう
Chapter4 第3学年 テスト問題&学習評価アイデア
1 「話すこと・聞くこと」の学習評価とテスト問題
知識・技能/思考・判断・表現/主体的に学習に取り組む態度
教材名 「意見を共有しながら話し合う」(教育出版)
単元名 SDGs の実現に向けて私たちができることを話し合おう!
2 「書くこと」の学習評価とテスト問題
知識・技能/思考・判断・表現/主体的に学習に取り組む態度
教材名 「説得力のある批評文を書く」(教育出版)
単元名伝わりやすく説得力のある文章を書こう
3 「読むこと(説明文)」の学習評価とテスト問題
知識・技能/思考・判断・表現/主体的に学習に取り組む態度
教材名「人工知能との未来」「人間と人工知能と創造性」(光村図書)
単元名 同じテーマの本を読んで紹介し合おう
4 「読むこと(文学)」の学習評価とテスト問題
知識・技能/思考・判断・表現/主体的に学習に取り組む態度
教材名 「故郷」(光村図書)
単元名 「希望」とは何か。
5 「古典」の学習評価とテスト問題
知識・技能/思考・判断・表現/主体的に学習に取り組む態度
教材名 「学びて時に之を習ふ―『論語』から」「慣用句・ことわざ・故事成語」(光村図書)
単元名 言葉で伝えるポスターを作ろう
執筆者紹介

はじめに

 平成29年告示の学習指導要領に基づいた指導と評価が進む中で,令和3年1月の中教審答申1は,大きなインパクトを与えました。コロナ禍に対応する学習の多様化と学力保障,GIGA スクール構想による1人1台端末の推進が,個別最適な学びと協働的な学びという考え方と相まって,先生方の授業づくりに変化をもたらしているように感じています。

 改めて整理すると,個別最適な学びは,「指導の個別化」と「学習の個性化」に整理されます。令和3年3月に文部科学省初等中等教育局教育課程課が公表した参考資料2では,「指導の個別化」と「学習の個性化」は次のように説明されています。


【指導の個別化】一定の目標を全ての児童生徒が達成することを目指し,個々の児童生徒に応じて異なる方法等で学習を進めることであり,その中で児童生徒自身が自らの特徴やどのように学習を進めることが効果的であるかを学んでいくことなども含みます。

【学習の個性化】個々の児童生徒の興味・関心等に応じた異なる目標に向けて,学習を深め,広げることを意味し,その中で児童生徒自身が自らどのような方向性で学習を進めていったら良いかを考えていくことなども含みます。


 このような考え方を踏まえ,全員が同じ課題に同じ進度で取り組むのではなく,個々の生徒が異なる課題に異なる進度で取り組むような授業も増えてきています。そうなると,このような学習において,生徒の学習状況をどのように評価するのかということがますます重要になってきます。

 現在行われている「目標に準拠した評価」が一般的になったのは,平成13年度の生徒指導要録からでした。これは,前年の教育課程審議会答申3を受けて改訂されたものです。この答申では,目標に準拠した評価のメリットについて次の5点を挙げています。


@ 指導の改善に生かす

A 全ての児童生徒に基礎・基本を定着させる

B 学校間の接続に役立てる

C 個に応じた多様な指導に対応する

D 評価の客観性や信頼性を確保する


1 「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して〜全ての子供たちの可能性を引き出す,個別最適な学びと,協働的な学びの実現〜(答申)」(令和3年1月,中央教育審議会)

2 「学習指導要領の趣旨の実現に向けた個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実に関する参考資料」(令和3年3月,文部科学省初等中等教育局教育課程課)

3 「児童生徒の学習と教育課程の実施状況の評価の在り方について(答申)」(平成12年,教育課程審議会)


 このうちCについては,次のように述べています。


 新学習指導要領においては,児童生徒の学習の習熟の程度に応じた指導など個に応じた指導を一層重視しており,学習集団の編成も多様となることが考えられるため,指導に生きる評価を行っていくためには,目標に準拠した評価を常に行うことが重要となる。


 この指摘は,正に現在の状況につながるものと言えましょう。「指導の個別化」「学習の個性化」が進む中,目標に準拠した評価をどのように洗練させていくかが喫緊の課題になっています。テスト問題の作成についても,このような背景をしっかり押さえておく必要があります。

 本書は,中学校国語科の学習評価について,テスト問題を中心とした実践を収めたものです。言うまでもなく,多くの先生方は,学習活動に即した評価とテストによる評価を組み合わせて,生徒の学習状況を把握します。多様な学習内容に応じたテスト問題を作成することについて悩みを抱えている方もいるでしょう。そのような悩みに対して,少しでもヒントになる情報を提供したいというのが,本書の執筆者の共通の思いです。

 Chapter1では,中学校国語科のテストづくりと学習評価のポイントを整理しました。執筆を担当したのは,文部科学省で中学校国語科の教科調査官を経験した杉本直美氏と冨山,そして,北海道教育大学附属函館中学校副校長の黒田諭氏です。黒田氏は,国立教育政策研究所の学力調査官として「全国学力・学習状況調査」の作成と分析を担当された経験をお持ちです。

 Chapter2〜4では,具体的なテスト問題と学習評価のアイデアを紹介しています。学年ごとに,「話すこと・聞くこと」「書くこと」「読むこと(説明文)」「読むこと(文学)」「古典」を取り上げ,それぞれについての授業の概要とともに,「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3観点に対応したテスト問題を示しています。問題には解答(例)と解説を付し,学習評価のアイデアも記しました。執筆していただいたのは,全国各地で活躍されている先生方です。黒田氏には,実践者の先生方へのきめ細かな連絡やアドバイスにも尽力していただきました。

 なお,評価に関する基本的な考え方は,「『指導と評価の一体化』のための学習評価に関する参考資料 中学校国語」(令和2年,国立教育政策研究所教育課程研究センター)に準じています。

 ただし,個々のテストの採点や評価の仕方は,実践者の判断によるものです。また,観点別評価や評定の在り方については,教育委員会が一定の基準やルールを定めている場合があります。その点に留意してお読みいただけますようお願いします。


  2024年4月   /冨山 哲也

著者紹介

冨山 哲也(とみやま てつや)著書を検索»

十文字学園女子大学教授。

東京都の中学校教員,指導主事等を経て,平成16年10月から文部科学省教科調査官,国立教育政策研究所教育課程調査官・学力調査官。平成20年版学習指導要領の作成,全国学力・学習状況調査の問題作成・分析等に携わる。平成27年から現職。平成29年版学習指導要領等の改善に係る検討に必要な専門的作業等協力者(中学校国語)。

杉本 直美(すぎもと なおみ)著書を検索»

日本体育大学教授。教育学博士。

平成21年4月から国立教育政策研究所教育課程調査官・学力調査官,平成27年4月から文部科学省教科調査官。学習指導要領の作成,全国学力・学習状況調査の問題作成等を担当。令和4年4月より現職。

黒田 諭(くろだ さとし)著書を検索»

北海道教育大学附属函館中学校副校長。

中学校教諭,北海道教育委員会指導主事を経て,平成27年度年度からの7年間,国立教育政策研究所にて教育課程調査官・学力調査官として,全国学力・学習状況調査(中学校国語)の調査問題作成,分析,指導資料の作成等を担当。令和4年度及び令和5年度は,国立教育政策研究所委託事業「CBT の特性を生かした調査問題の在り方に係る調査研究」等で,中学校国語委員会の主査として CBT 開発に携わる。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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