- まえがき
- /長瀬 拓也
- 総論 自分の強みでマネジメントしよう!
- /長瀬 拓也
- 学級マネジメント1 環境を整え,学級をマネジメントする
- /武田 直樹
- 学級マネジメント2 幼児期における学級マネジメントから見えるもの
- /佐々木 大輔
- 学級マネジメント1 「出会い」による自己と学級のマネジメント
- /尾形 英亮
- 学級マネジメント2 「指導」から「自立」へのマネジメント
- /古川 光弘
- 学級マネジメント1 遠く先,ゴールを見据えて
- /山田 洋一
- 学級マネジメント2 「時間差」と「個人差」
- /藤原 友和
- 学級マネジメント1 一緒に高める学級マネジメント
- /山田 将由
- 学級マネジメント2 「停滞期」をclearにCLEAR!「お給料制度の会社活動」をマネジメント
- /鈴木 優太
- 学級マネジメント3 規律と自由をマネジメントする
- /田中 博司
- 学級マネジメント4 「任せたよ」で未来をマネジメントする
- /松森 靖行
- 学級マネジメント5 ゆっくりとクラスづくりを始めよう
- /城ヶ崎 滋雄
- 学級マネジメント1 小は大をかねる〜小さな盲点に,答えは隠されている〜
- /山本 純人
- 学級マネジメント2 「心・技・体」のセルフ・マネジメント〜担任の中にある答えを導き出すトライアングル思考〜
- /伊藤 慶孝
- 学級マネジメント3 「全体」と「個」,どちらも大事にする
- /合田 淳郎
- 学級マネジメント4 四隅にこだわるクラスマネジメント
- /杉本 直樹
- あとがき
- /長瀬 拓也
まえがき
本書は,学級開きの後,どのように学級を組織し,運営していけばよいか具体的に提案することをめざしたものです。学級開きに関しては本シリーズも含めて多くの書籍があります。しかし,学級開きの後が実は本当の闘いであると私は考えています。
4月の第一,二週を過ぎると,子ども達は本音を見せ始めます。もめごとやうまくいかないことも増えます。新任の先生の中には,大きな声を出しすぎたり,疲れすぎたりして声を枯らしてしまう人も多くいるでしょう。さらにそうした状態を放置しておくと,5月,6月を過ぎていく中で,学級の中で大きなトラブルの発生や指示が入らない機能不全の状態になる可能性があります。
そこで,提案したいのは,「学級をマネジメントする」という考え方です。マネジメントとは,経営や運営,管理といった意味があります。しかし,それだけではなく,組織を活性化し,その中にいる人々を生き生きと幸せにすることでもあると考えています。
学級担任の視点から考えれば,「目的と使命をもち,環境をつくり,その中の子ども達の活動や思いを促進すること」だといえます。学級をただの集まりではなく,学習する組織に変え,一人ひとりを生き生きと幸せにする。そんな学級マネジメントを16名が提案していきます。
/長瀬 拓也
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- 明治図書
- 対象学年別で、各項目が見開き4ページに収められ、見やすい。2018/5/1150代・中学校管理職