- はじめに
- ―ノート指導によって「主体的・対話的で深い学び」の実現を―
- 本書の活用のしかた
- ―レイアウトの役割と意味―
- 第1章 〈主体的・対話的で深い学び〉を実現するノートづくり
- 1 〈主体的・対話的で深い学び〉を実現する国語科物語教材のノートづくり
- 2 ノート指導の基本とノートの活用―ノートと「教室掲示」との関係づけ―
- ・主体的・対話的で深い学び―三つの学び―
- 第2章 実例でよくわかる! 国語科「物語教材」のノート指導
- 1年生
- 1 「はなのみち」
- 2 「くじらぐも」
- 3 「ずうっと、ずっと、大すきだよ」
- 2年生
- 4 「スイミー」
- 5 「お手紙」
- 6 「わたしはおねえさん」
- 3年生
- 7 「きつつきの商売」
- 8 「ちいちゃんのかげおくり」
- 9 「モチモチの木」
- 4年生
- 10 「一つの花」
- 11 「ごんぎつね」
- 12 「初雪のふる日」
- 5年生
- 13 「世界でいちばんやかましい音」
- 14 「大造じいさんとガン」
- 15 「わらぐつの中の神様」
- 6年生
- 16 「カレーライス」
- 17 「やまなし」
- 18 「海の命」
- 特別支援学級
- 19 「日記ノート」(1年)
- 20 「海の命」(6年)
- 執筆者一覧
はじめに
―ノート指導によって「主体的・対話的で深い学び」の実現を―
本書は、堀江祐爾編著『実物資料でよくわかる!教材別ノートモデル40』(明治図書・平成24年)の続編です。研究会「国語教育の実践と研究をつなぐ会」のメンバーが分担執筆しました。「つなぐ会」メンバーたちの物語教材の授業の中から生まれたノートをそのままの形で示し、「三つの学び」との関係から意味づけを行いました。
「つなぐ会」においては、「主体的・対話的で深い学び」を実現する指導過程を次のように捉えています。
第一次…身につけたい力からゴールの言語活動を決め、学習計画を子どもとともに考える(主に〈主体的な学び〉に関係する)。
第二次…ゴールの言語活動に向かうための学習活動を行う(主に〈主体的な学び〉〈対話的な学び〉に関係する)第二次において、言語活動を支える「わざ・こつ」を生み出す(ここが「つなぐ会」実践の特徴的な学習活動のひとつ)。
第三次…言語活動を深める(〈主体的・対話的で深い学び〉に関係する)。
第四次…身につけた力をふり返る(〈主体的・対話的で深い学び〉のまとめ)。
「ノート指導が変われば授業も変わる」。当然のことです。ノート指導は授業実践の中の重要な要素であり、ノート指導を充実すれば、授業実践自体も変わっていくに違いありません。本書がノート指導のあり方を考えるヒントとなり、「主体的・対話的で深い学び」の実現につながっていくことを心から願っています。
編著者 /堀江 祐爾・三木 惠子・塩江 理栄子
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- 明治図書
- 具体的なノート例に、三つの学びとの関係が書かれていて、分かりやすく実践に活かしたいと思えた。2021/7/3050代・小学校教員