- はじめに
- Chapter1 学習アイテムの活用で,国語授業をもっと楽しく!
- 1 わかる! 簡単! 楽しい!
- 2 学習アイテムの活用の仕方
- 3 学習アイテムのタイプと特長
- Chapter2 わかる!簡単!楽しい!小学校国語授業のとっておき学習アイテム40
- 読むこと(物語)
- 「なりきりおめん」で登場人物になって劇をしよう!
- 【1年「おおきなかぶ」「かいがら」】
- 「くじらぐも」にのって自分の気持ちを伝えよう!
- 【1年「くじらぐも」】
- 「おきにいりサラダ」でサラダのよさを伝えよう!
- 【1年「サラダでげんき」】
- 「おはなしこばこ」で大好きな本を紹介しよう!
- 【1年「おとうとねずみチロ」】
- 「へんしんカード」でお話の人物の様子を伝えよう!
- 【2年「お手紙」】
- 「スイミーほめほめマップ」で感想を交流しよう!
- 【2年「スイミー」】
- 「お話クイズ」でお話の内容を確かめ合おう!
- 【2年「ミリーのすてきなぼうし」】
- 「にがおえペープサート」で登場人物の気持ちを伝えよう!
- 【2年「名前を見てちょうだい」】
- 「みえーるめがね」で昔話のおもしろさを伝えよう!
- 【2年「かさこじぞう」】
- 「なりきり日記」「とびだすじんざブック」で中心人物の気持ちを表そう!
- 【3年「サーカスのライオン」】
- 「本のショーウィンドウ」でいろいろな国や地域の物語を紹介しよう!
- 【3年「はりねずみと金貨」】
- 「ハートカード」で心に残ったことを登場人物へ伝えよう!
- 【3年「モチモチの木」】
- 「ビフォーアフターボックス」で中心人物の気持ちの変化をまとめよう!
- 【4年「走れ」】
- 「ごん絵巻物」でごんと兵十の気持ちの変化をまとめよう!
- 【4年「ごんぎつね」】
- 「つながリーフレット」でつながりのある物語のよさを紹介しよう!
- 【4年「世界一美しいぼくの村」】
- 「チェンジカード」で山場の変化を伝えよう!
- 【5年「世界でいちばんやかましい音」】
- 「くふう発見リーフレット」で表現の工夫を伝えよう!
- 【5年「注文の多い料理店」】
- 「とびだせ!いじんくん」で心に残った偉人を紹介しよう!
- 【5年「手塚治虫」】
- 「三角フラッグガーランド」で受け取った作品の心を伝えよう!
- 【5年「大造じいさんとがん」】
- 読むこと(説明文)
- 「のりものすごいぞカード」でいろんな乗り物を紹介しよう!
- 【1年「じどう車くらべ」「いろいろなふね」】
- 「一日じゅういさん」になっていろんな動物を紹介しよう!
- 【2年「どうぶつ園のじゅうい」】
- 「どうぶつすごいぞクイズ」で動物のすごいところを紹介しよう!
- 【2年「ビーバーの大工事」】
- 「かくし絵カード」で問いと答えの関係を知ろう!
- 【3年「自然のかくし絵」】
- 「セールスカード」で世界の家を宣伝しよう!
- 【3年「人をつつむ形―世界の家めぐり」】
- 「ひらいて“わっ”と“YO”カード」で和と洋の違いを紹介しよう!
- 【4年「くらしの中の和と洋」】
- 「ゆめのロボットシート」でわたしのゆめのロボットを紹介しよう!
- 【4年「『ゆめのロボット』を作る」】
- 「動物すごいぞカード」で要旨を紹介しよう!
- 【5年「動物の体と気候」】
- 「おしゃべりモアイ像くん」で筆者の考えに対する自分の考えを示そう!
- 【6年「イースター島にはなぜ森林がないのか」】
- 話すこと・聞くこと
- 「3ヒントクイズ」で友だちのすきなものをあてよう!
- 【1年「『すきなものクイズ』をしよう」】
- 「トントン人形」や「パクパク人形」のつくり方を伝えよう!
- 【2年「『おもちゃ教室』をひらこう」】
- 「主語・述語神経衰弱」をしよう!
- 【2年「主語とじゅつ語に気をつけよう」】
- 「慣用句すごろく」で体に関係する慣用句を覚えよう!
- 【3年「慣用句を使おう」】
- カリスマ案内係になって「お客さんカード」の要望に応えよう!
- 【4年「案内係になろう」】
- 「すいせんカード」で推薦しよう!
- 【5年「六年生におくる字をすいせんしよう」】
- 「判定メーター」でどちらの主張がよいか判定しよう!
- 【5年「立場を決めて討論をしよう」】
- 書くこと
- 「お出かけバッグ」で言葉を集めよう!
- 【1年「ことばあそびうたをつくろう」】
- 「広がる手紙」で「ありがとう」を伝えよう!
- 【2年「『ありがとう』をつたえよう」】
- 「ドッキリサイコロ」で物語の展開を考えよう!
- 【4年「ある人物になったつもりで」】
- 「作文おみくじ」で工夫して書こう!
- 【5年「作文」】
- 「読書紹介シート」でいろんな本を友だちに伝えよう!
- 【5年「本は友達」】
- Column
- 発達段階や子どもの実態を見極めて
- 子どもの学力差に対応する手立てとして
- お互いの話を興味をもって聞くための作戦「5○スピーチ」
はじめに
子どもが興味をもって文章を読み返し始める。
関連する図書をどんどん読み始める。
単元テストの「読むこと」の学級平均点がぐんと上がる。
こんな国語の授業を実現したくて,私は,7年かけて学校の仲間たちと「学習アイテム(授業の中で子どもたち一人ひとりが活用できる教具)」づくりを試みてきました。この試みには,トータルで延べ100人の先生と,約1000人の子どもたちがかかわっています。
2年目,子どもたちから,「楽しい」という声が聞こえてきました。
3年目,仲間の先生から,「『読むこと』のテストが,学級全員満点でした」という声が聞こえてきました。
6年目,「特別なニーズをもつ子どもも夢中になってやっています」という声も聞こえてきました。
本書では,私が考えたものや,仲間と学校で実践しておもしろかったものをアレンジして,40の学習アイテムと,それらを活用した授業実践例をまとめました。コピーして使えるページも設けてあります。
本書で紹介している学習アイテムを活用した授業で,「国語っておもしろい!」と思ってくれる子どもが一人でも増えたら幸せです。
出版に際しまして,たくさんのアイデアを出してくださったこれまでの勤務校の先生方と,明治図書の矢口郁雄氏に心よりお礼を申し上げます。
2019年6月 /比江嶋 哲
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- 明治図書
- 内容がわかりやすく、活用しやすい本だなと思います。早速、実践したいと思います。こんな本が欲しかったです。2019/10/2ポルナレフ