国語の授業がもっとうまくなる50の技

国語の授業がもっとうまくなる50の技

総合86位

好評3刷

ワンランク上の国語授業を目指す全ての先生のために

教材文は十分に読んでいるし、子どもは活発に発表するけど、何か手応えがない。そんな先生が国語授業の質を一段引き上げるための一冊。新出漢字の効率的な覚えさせ方から、説明文の構造の読ませ方まで、国語授業名人が絶対外せない50の技を解説。


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PDF EPUB
ISBN:
978-4-18-273312-3
ジャンル:
国語
刊行:
3刷
対象:
小学校
仕様:
四六判 176頁
状態:
在庫あり
出荷:
2018年6月20日
新学習指導要領解説書籍
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もくじ

もくじの詳細表示

はじめに
第1章 国語の学力形成がもっとうまくなる4の技
1 教材内容と教科内容の違いを意識する
2 全員参加の手立てを講じる
3 発問型授業と言語活動型授業をバランスよく行う
4 向上的変容を連続的に保障する
第2章 板書がもっとうまくなる3の技
5 反射板書から吟味板書へ変える
6 誤答も黒板に残す
7 黒板に学習用語を書く
第3章 漢字指導、語彙指導がもっとうまくなる5の技
8 できるだけ漢字で板書する
9 新出漢字を効率的に身につけさせる
10 漢字は遊びながら身につけさせる
11 語彙はチャンスを捉えて教える
12 語彙指導は上り下りを意識する
第4章 「話すこと、聞くこと」の指導がもっとうまくなる7の技
13 「公的話法」を意識させる
14 話型を掲示するだけではなく、その場その時に指導する
15 正解主義を脱却し、話しやすい雰囲気をつくる
16 いつでもどこでもペア対話をさせる
17 トリオ対話で多様な話し合いをさせる
18 全体での話し合いはポイントを絞って行う
19 ナンバリングとラベリングを意識して聞かせる
第5章 「書くこと」の指導がもっとうまくなる7の技
20 質よりも量を意識する
21 楽しく書ける工夫をする
22 コメントや添削にこだわらない
23 目的・相手を明確にする
24 様々な様式を経験させる
25 添削以外の方法で正しい文を書かせる
26 モデル文で書き方を教える
第6章 「読むこと」の指導がもっとうまくなる10の技
27 説明文は四つの視点で指導する
28 説明文では三段階の理解を意識する
29 説明文では構造を読ませる
30 説明文では述べ方の工夫を見つけさせる
31 説明文では読み方を教える
32 文学はまず、「設定」と「概要」を押さえる
33 文学は変化を読み取らせる
34 文学は内容と形式を読む
35 文学は文脈を読ませる
36 文学の発問は系統的に連続させる
第7章 言語活動型授業がもっとうまくなる9の技
37 言語活動を教師自身が体験する
38 モデルをフル活用する
39 ゴールを目指した単元を構成する
40 本づくりをゴールにする
41 見通しと振り返りを重視する
42 何を教えるのか自覚する
43 一斉指導か個別指導か見極める
44 子どものよさを広める
45 支援の方法を極める
第8章 思考を深めさせる指導がもっとうまくなる5の技
46 二つのことを「比較」させる
47 説明の「順序」を考えさせる
48 「メリットとデメリット」で意思決定させる
49 「因果関係」を考えさせる
50 話し合いを「メタ認知」させる
おわりに

はじめに

 「国語を教えることが苦手だ」という声をよく聞きます。若い先生だけでなく、ある程度の経験を積んだ先生でも、そう感じる人が多いようです。

 それは、国語が何をどう教えたらよいのかが、今ひとつはっきりしない教科だからでしょう。

 例えば、算数ならば、異分母分数の計算は、通分を教えればできるようになります。そして、その方法は教科書に載っています。

 しかし、国語では、どうしたら文章が書けるようになるのか、どうしたら文学作品が読めるようになるのか、それが教科書を読んでもわからないのです。

 そのため、「国語を教えるのが苦手」だと感じる先生が多いのです(同じ理由で「国語が苦手」だという子どももたくさんいます)。

 本書はこうした先生方の悩みに答えるものです。特に、基本的なことはわかったけれども、授業がもっとうまくなりたいという方のために、すぐに使える五十の具体的な技を提案しています。

 ただし、その前提となる考えを理解したうえで、これらの技を試していただきたいと思います。

 それは、国語には技能教科という側面があるということです。言葉をいかに使って自分の考えを表現するのか、どのように言葉を正確に理解するのか、その技能を身につけさせねばなりません。

 体育や図工で考えればわかるように、技能教科でまず大切になるのは、その活動に慣れるということです。その活動に慣れ親しむことなしに、技術の向上はあり得ません。

 国語も同じで、書き慣れる、読み慣れる、話し慣れることが土台となります。ですから、技術指導の前に、たっぷりと活動時間を確保することを心がけましょう。

 体育では、小学生のうちに様々な運動に取り組ませるとよいといいます。オールラウンドの運動能力を育てていくためです。

 国語にもこの発想が大切だと思っています。活動時間の確保と合わせ、「広く、浅く、多彩」な言語活動を体験させることを目指したいものです。

 物語を読んで、いつもいつも詳細な読解、心情の読み取りばかりやっていては、偏った成長しかできません。詳細な読解もやれば、多読にも挑戦させる。そうやって、あれもこれもやっていくのです。そしてオールラウンドな国語能力を身につけさせます。

 こうした考えがベースになっていますので、本書では特定の指導法に力点を置かず、多様なものを紹介しています。

 例えば、「書くこと」の学習では、物語を書かせたり、手紙を書かせたりするなど、様々なジャンルに挑戦させることが求められています。一方で、一文をしっかりと書かせる指導が大切だという主張もあります。本書ではこうした不易と流行両面の技を取り上げています。

 子どもの実態、学級の実態、指導者の実態によって、どの技が有効なのかは変わってきます。ぜひとも、様々な技を身につけ、状況に応じて使いこなせるようになっていただきたいと思います。

 本書が、そうした多様な技を身につけるための、一助となることを願っています。


  二〇一七年四月   /瀧澤 真

著者紹介

瀧澤 真(たきざわ まこと)著書を検索»

埼玉県生まれ

現在千葉県袖ケ浦市立蔵波小学校教頭

木更津国語教育研究会代表。日本国語教育学会会員

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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      明治図書
    • もっと授業が上手くなるためのエッセンスが詰まった本でした。技の理由の明確で、「あっ、そうだったんだな!」とむず痒いところに手が届く感じのする日々、使える本です。
      2017/7/1930代・小学校教員
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