- はしがき
- T 教育はこれでよいか?
- 1 学校教育は人間をころしていないか?
- 主体的でない大学生
- 評価と競争学習
- コンピューターと競争する学校教育
- 教師と生徒の断絶――目の見えない教師
- 学校は「教育」をやっていない
- 2 教育体制は人間をころしていないか?
- 教育をむしばむ大学入試
- 予算のたりない学校
- 校長・教師の目を生徒に向けよ
- 3 人間をころす教育方法
- 時代おくれの教育方法
- 人間を「しつけ」ることはできない
- 「なぜ・なぜ?」は非科学的教育
- 形式ばかりになった民主教育
- U 「教える教育」から「援助する教育」ヘ
- 1 カウンセリングとは何か?
- カウンセリングは教育相談ではない
- カウンセリングは学習と創造の過程
- カウンセリングは「援助」の関係
- 自由と安全の風土――学習と創造の条件
- 学習集団としての授業
- 2 教育とカウンセリング
- 「教える」ことはできるか?
- 万物の自ら然るにしたがいて敢えて為さず
- 教育は大自然がやるもの
- V 教育観の変革
- ――カウンセリングの観点
- 1 カウンセリングの人間観
- 人間観と教育
- 病理的人間よりも健康な人間
- 刺激・反応的人間よりも創造的人間
- 2 カウンセリングにおける人間理解
- 「科学的」理解よりも「現実」の理解
- 「分裂的」理解よりも「統合的」理解
- W カウンセリングと人間の成長
- 1 成長を促進するカウンセラーの条件
- カウンセリング関係の条件
- カウンセラーの条件
- 表現・コミュニケーション・理解
- 2 カウンセリングの結果
- 人間としての成長
- カウンセリングの人間像
- X 人間存在の本質
- ――教育の原点
- 1 主体的で個性的な人間
- 「られる」人間から「する」人間へ
- 平均的人間から独自的人間へ
- 2 創造的で社会的な人間
- 創造する人間
- 創造性とは何か?
- 創造性と知能
- 創造の過程――「わかる」ということ
- 創造性の教育
- 社会性もまた人間の本質
- 教育における人間中心の観点
- W 授業の変革
- ――私の授業
- 1 教育とは何か?
- 文化財の伝達(A教育)か人間性の解放(B教育)か?
- A教育とB教育のちがい
- 2 私の授業とその基本原理
- 大学は講義をするところではない
- 学生の意欲にもとづく授業
- 授業の創造――因習の打破
- 自由に試行してみる
- 集団をつくる――学校教育の本質
- Z 新しい授業の問題点
- 1 知識か経験か?
- 意欲の行動化
- 概念学習か体験学習か?
- 教師の役割
- 契約としての授業
- 2 新しい授業の成果
- 評価の問題
- 私の授業の成果
- 学生の反応
- [ 教育革新への動き
- 1 ラボラトリー・メソッドとT・グループ
- ラボラトリー・メソッド――再教育の革新
- T・グループの焦点
- T・グループの学習目標
- 2 T・グループからL・グループヘ
- 「訓練」から「学習の援助」へ
- エンカウンター・グループ
- 3 自発協同学習
- 教えない授業
- 協同と全員学習
- \ 教育革新の方向
- ――むすび
- 教員の養成と研修
- 人間の教育――明治二世紀の教育
- カウンセリングを勉強したい人のために
-
- 明治図書