援助する教育
―教師のためのカウンセリング入門―

援助する教育―教師のためのカウンセリング入門―

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カウンセリング研究に永年の実績をもつ著者が,真に子どもを生かすことに失敗している現代学校教育へ警鐘を鳴らし,その改革を大胆に提唱する。


復刊時予価: 3,069円(税込)

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電子書籍版: なし

ISBN:
4-18-266057-9
ジャンル:
教育学一般
刊行:
22刷
対象:
小・中・他
仕様:
B6判 232頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

もくじ

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はしがき
T 教育はこれでよいか?
1 学校教育は人間をころしていないか?
主体的でない大学生
評価と競争学習
コンピューターと競争する学校教育
教師と生徒の断絶――目の見えない教師
学校は「教育」をやっていない
2 教育体制は人間をころしていないか?
教育をむしばむ大学入試
予算のたりない学校
校長・教師の目を生徒に向けよ
3 人間をころす教育方法
時代おくれの教育方法
人間を「しつけ」ることはできない
「なぜ・なぜ?」は非科学的教育
形式ばかりになった民主教育
U 「教える教育」から「援助する教育」ヘ
1 カウンセリングとは何か?
カウンセリングは教育相談ではない
カウンセリングは学習と創造の過程
カウンセリングは「援助」の関係
自由と安全の風土――学習と創造の条件
学習集団としての授業
2 教育とカウンセリング
「教える」ことはできるか?
万物の自ら然るにしたがいて敢えて為さず
教育は大自然がやるもの
V 教育観の変革
――カウンセリングの観点
1 カウンセリングの人間観
人間観と教育
病理的人間よりも健康な人間
刺激・反応的人間よりも創造的人間
2 カウンセリングにおける人間理解
「科学的」理解よりも「現実」の理解
「分裂的」理解よりも「統合的」理解
W カウンセリングと人間の成長
1 成長を促進するカウンセラーの条件
カウンセリング関係の条件
カウンセラーの条件
表現・コミュニケーション・理解
2 カウンセリングの結果
人間としての成長
カウンセリングの人間像
X 人間存在の本質
――教育の原点
1 主体的で個性的な人間
「られる」人間から「する」人間へ
平均的人間から独自的人間へ
2 創造的で社会的な人間
創造する人間
創造性とは何か?
創造性と知能
創造の過程――「わかる」ということ
創造性の教育
社会性もまた人間の本質
教育における人間中心の観点
W 授業の変革
――私の授業
1 教育とは何か?
文化財の伝達(A教育)か人間性の解放(B教育)か?
A教育とB教育のちがい
2 私の授業とその基本原理
大学は講義をするところではない
学生の意欲にもとづく授業
授業の創造――因習の打破
自由に試行してみる
集団をつくる――学校教育の本質
Z 新しい授業の問題点
1 知識か経験か?
意欲の行動化
概念学習か体験学習か?
教師の役割
契約としての授業
2 新しい授業の成果
評価の問題
私の授業の成果
学生の反応
[ 教育革新への動き
1 ラボラトリー・メソッドとT・グループ
ラボラトリー・メソッド――再教育の革新
T・グループの焦点
T・グループの学習目標
2 T・グループからL・グループヘ
「訓練」から「学習の援助」へ
エンカウンター・グループ
3 自発協同学習
教えない授業
協同と全員学習
\ 教育革新の方向
――むすび
教員の養成と研修
人間の教育――明治二世紀の教育
カウンセリングを勉強したい人のために
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      明治図書

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