「失敗した…」から分かった 先生の持続可能な働き方のコツ

「失敗した…」から分かった 先生の持続可能な働き方のコツ

近日刊行予定

「失敗」を生かせる先生だから、強くて優しくなれる。

SNSでも共感を呼ぶ現役教師が、自身の「しくじり」から学んだ働き方のコツを語ります。頑張りすぎて燃え尽きた経験からたどり着いた、「足し算は彩りを、引き算はゆとりを」のバランス思考。笑えて刺さるエピソードから、明日が少しラクになるヒントが見つかるはず。


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ISBN:
978-4-18-259925-5
ジャンル:
教師力・仕事術
刊行:
対象:
小・中
仕様:
四六判 208頁
状態:
近日刊行
出荷:
2026年1月26日

CONTENTS

もくじの詳細表示

はじめに
Chapter1 先生の働き方 しくじりパターンと成功パターン
01 主催者ファーストvs参加者ファースト
02 ムダ時間vs生産時間
03 後手の情報共有vs先手のコミュ力
04 短期ビジョンvs長期ビジョン
05 コンフォートゾーンvsラーニングゾーン
Chapter2 「経験してよかった」と思うしくじり
01 リソース再利用の重要性
02 すぐ!そこ!コンビニによる誘惑
03 3割バッターで十分
04 脱!紙思考 デジタル思考に舵を切れ
05 とにかく仕事の「終わり」を決めよう
06 催眠術にかからないために
07 NO MORE 時間泥棒
08 ワンマンプレーで大失態
09 永久にアディショナルタイム
10 働き方版!自助・共助・公助
11 「怖い先生」という仮面を外したい
12 その掲示物、一体誰が得しますか?
13 子どもは「ガマン」しているのかも
14 リール動画のような一部分でキメつけない
15 子どもはあなたのことをよく見ている
16 授業計画に追われた日々
17 「映えること」で自己満を満たす
18 こんなプラレールやBBQは即やめようぜ
19 自由な学習空間の落とし穴
20 イレギュラーなんか起きて当たり前
Chapter3 「未然に防げたな」と思うしくじり
01 職員室からの逃避
02 机上の状態はあなた自身のキャパシティ
03 人を育てることに投資せよ
04 黒幕に根回しせよ
05 ゴールのないマラソンは完走不可能
06 仕事をゲームチェンジしようぜ
07 研修の期待値をチューニング
08 ピリついた空気感をぶち壊せ
09 評価いつやるの?今でしょ!
10 自分のトリセツは自分にしかつくれない
11 素直に「ごめんね」と言える教師でありたい
12 教室の環境悪化は治安悪化
13 マイナスのフィードバックは誰でもできる
14 この質問、聞かれたくないです
15 学級クラッシャーになっていました
16 一律のレンズで子どもを見取ることは不可能
17 アプリをハックせよ
18 記録や憧れよりも大切なこと
19 あなたにも言いたい「時間を守りましょう」
20 それは誰のために時間を費やしているのですか
Chapter4 しくじりを成長につなげるための思考法
01 足し算は彩りを 引き算はゆとりを
02 スポンジマインドでフィードバックを受け入れる
03 プラズマクラスターに負けない空気の清潔さ
04 0.1でも前進するかしないか
05 失敗をオープンにできる環境に
おわりに
参考文献一覧

はじめに

 「できることなら、しくじりたくない」

 「子どもにしくじらせたくない」

 こんな思いを抱くことは、当然のことだろう。

 そりゃそうだ。

 しくじったら、自分のエラー処理の仕事も増える。

 周囲からの目線も気になる。

 我が子を、学級の子どもを、自分のせいでしくじらせてしまったら、どう思うだろう?

 起きてもないことを、「ああだ、こうだ」と考えてしまう。

 その結果、過剰に気を遣い、精神的に疲れてしまう。

 しくじったときの対処法を出しまくって、かえって仕事を増やしてしまう。


 もちろん大前提として伝えておく。

 本書の心臓部分でもあるが、しくじりには、2つのしくじりしかない。

 「やってよかったしくじり」か「やってはいけないしくじり」か、だ。

 こう言うと、ローランドのようなマインドになる。

 「世の中には2種類の男しかいない。俺か、俺以外か」



 余談だが、こういう雑談混じりの話題も、僕は非常に大切だと思う。


 僕は超を10個つけても足りないくらい真面目な人間だった。

 今は、3個くらいで足りる真面目な人間になった。

 あと、7個はどこかで落としたのではない。

 そう。ユーモアに変換させたのだ。


 どれくらい真面目だったのかって?


 「石橋を叩いて渡る」

 誰もが一度は耳にしたことのある、有名なことわざがあるが、僕の場合は、


 「石橋を叩きすぎて、壊してしまう」


 こう言えば、どれくらい慎重で、くそ真面目か、秒で伝わると思う。

 もう少し具体的な話をすると、冗談が通じない人間だった。

 大阪の人は、イジる・イジられるという笑いの文化が幼少期から、染みついている。

 でも、僕には染みつかなかった。

 学年団でのコミュニケーション、職員全体での歓送迎会などで、よくイジられた。

 でも、僕はツンとした表情で、素っ気なく返事。

 結果、ぎこちない雰囲気に…。


 社会人なら共感できると思うが、職場の同僚性の関係がいいと、仕事は楽しい。

 トラブルがあっても、同僚性の良さで助け合って、乗り越えられるだろう。

 だから、僕は3個の真面目を残し、7個のユーモアを身につけ、しくじっても、みんなに助けてもらえるような術を学んだ。


 少々、脱線したが、話を本題に戻そう。

 散々、しくじらないように予防線を張り、それでもしくじってしまう自分が伝えたいこと。


 「ロー(低い)リスクなしくじりは、恐れずチャレンジしようぜ!」


 この一言に尽きる。

 容易に想像できる、ハイ(高い)リスクなことを、あえて挑む必要なんてない。

 むしろ、絶対にやってはいけない。


 例えば、子どもがどんなことも、自分たちでやっていけるようにするために、普段の給食の配膳だけでなく、アレルギー対応の子の給食も運ばせよう。

 そんなハイリスク、背負う人なんていないでしょ?

 でも、こっちならどうだろう?

 教室に掲示にする掲示物は、何がなんでも教師がつくらないといけない。

 いやいや。子どもたちに、つくらせてみたら、案外ええもんつくりまっせ? 兄さん。

 しかも、最近はCanvaひとつで、子どもでもプロ級の掲示物がサクッとつくれちゃう。


 最近は、どうしてもタイパ・コスパを意識した働き方に流されがち。

 AIの普及。働き方改革の推奨。ショート動画の流行。コロナ禍全盛を過ごした子たち。

 タイパ・コスパが決してダメなわけではない。段階を追ってなら、それも良し。

 ただ、現代は、どうしてもラクさ(手抜き)ファーストに流れてしまいがちじゃない?


 でも、そういった子たちが社会人になって、そんな考え方をしているのは、私たちがしくじらせないように教育をしてきたことも一因ではないか? これは私も含めて同様に。


 だからこそ、本書で私が伝えたいことは、


 「若いうちに、どんどんしくじろう」

 本書では、私がしくじりから気づいたこと、その結果、どんなことを学び、次はどう生かすべきか。このような内容が、盛りだくさんに書かれている。


 でも、こんなしくじり、教師生活を過ごしているうえで、ごく一部に過ぎない。

 何回も倒れて、立ち上がって、今の自分がいる。

 教師経験13年目を迎える今だってそうだ。

 僕たちには、常に失敗から学ぶことが必要だ。


 本書を通して、柴田はこんなにしくじってきた人か、とクスッと笑うと同時に、読者のみなさんにも、たくさんしくじって、トライアンドエラーを繰り返し、成長してほしいと思う。


   /柴田 大翔

著者紹介

柴田 大翔(しばた ひろと)著書を検索»

1990年大阪府生まれ。大阪府の公立小学校教諭に勤務。月120時間の残業をほぼ毎日定時に帰れるまで激減させた経験から教師の働き方や,日々授業や校務にタブレットをフル活用している実践からICT教育やタブレット活用術について,また,子どもたちが笑顔になる学級経営の実践経験から若手の教師への情報提供など,多岐にわたる話題についてInstagramやVoicyを中心とした各種SNSを通じて「ギガ先生」として毎日発信している。SNSの総フォロワー数1.7万人超え。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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