- まえがき
- Chapter 1 子どもの可能性を引き出す令和の学校コーチング
- 1 令和の子どもたちの姿と課題
- 2 令和の子どもたちに必要な力
- 3 令和の子どもと関わる4つの視点
- 4 学びの伴走者としての教師
- Chapter 2 教師が身につけたいコーチングスキル
- 1 4つのコーチングスキル
- 2 傾聴
- 3 承認
- 4 質問
- 5 フィードバック
- Chapter 3 OK & NGがわかる!場面別コーチング例
- 生活支援
- 1 宿題を忘れてきた
- 2 遅刻をしてきた
- 3 落ち込んでいる
- 4 掃除をサボっている
- 5 整理整頓ができていない
- 6 イライラが抑えられない
- 7 ルールを守らない
- 8 あいさつをしない
- 9 初めてのことに挑戦できない
- 10 同じことで何度も注意される
- 学習支援
- 11 自分の考えをまとめられない
- 12 テストの点数ばかり気にする
- 13 何を調べればよいかわからない
- 14 緊張して発表できない
- 15 すぐに「わかりません」と言う
- 16 友だちの発表が聞けない
- 17 作品を見せてくれる
- 18 タブレットをずっと触っている
- 19 答えを言ってしまう
- 20 字を雑に書いてしまう
- 21 「これでいい?」と逐一確認したがる
- 22 ペアワークができない
- 23 学習の計画を立てられない
- 24 計画を立てても動き出せない
- 25 学習の振り返りができない
- 対人関係
- 26 友だちと仲直りができない
- 27 自分の非を認められない
- 28 ウソをついてしまう
- 29 話がかみ合わない
- 30 否定的な言葉ばかり言う
- 31 感情をうまく言葉にできない
- 32 大人とばかり話したがる
- 33 「先生、嫌い」と言う
- 34 「先生、そんなことも知らないの?」と言う
- 35 先生の失敗や間違いを責め立てる
- あとがき
- 参考文献
まえがき
「このままで、いいのかな」
教壇に立ちながら、ふとそんな思いがよぎったことはありませんか。子どもたちはかわいい。仕事にやりがいもある。それでも、指導がうまく届いていない気がしたり、子どもの反応に自信をなくしたりする瞬間がある。令和の学校現場で、多くの先生が抱いている静かな違和感だと思います。
令和の子どもたちは、個性豊かで、自分の世界をしっかりもっています。一方で、失敗を恐れたり、正解が見えないと動けなかったりする姿も見られます。これまで通用してきた「教える」「正す」「引っ張る」関わりかただけでは、子どもたちの力を十分に引き出せなくなってきている――そう感じている先生も多いのではないでしょうか。
では、私たちはどう関わればいいのでしょうか。
答えを先に言えば、「教えかた」を変える前に、「関わりかた」を見直すことです。
私自身、かつては指導がうまくいかず悩み続けていました。そんな私を変えてくれたのが、コーチングというコミュニケーションスキルでした。コーチングは、相手の中にある答えや可能性を、対話によって引き出す関わりかたです。
本書は、コーチングの専門書ではありません。理論よりも、「学校で今日から使える」ことにこだわりました。授業、学級経営、日常の声かけ――どの場面でも使える、シンプルで再現性のあるスキルを対話形式にして具体的に紹介しています。
もし今、「子どもともっとよい関係を築きたい」「指導が少ししんどい」と感じているなら、この本はきっと力になります。コーチングは特別な技術ではありません。学び続けていくうちに、じわじわと子どもたちとの関わりかたが変わっていきます。
さあ、一緒に教える≠ゥら引き出す♀ヨわりへ、一歩踏み出してみませんか。
2026年2月 /秋山 貴俊
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明治図書

















