算数授業のユニバーサルデザイン【指導技術編】 4つのしかけ・60のアイデア

算数授業のユニバーサルデザイン【指導技術編】 4つのしかけ・60のアイデア

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算数科の特性に沿ったユニバーサルデザインを提案!

『算数授業のユニバーサルデザイン』の続編として、ユニバーサルデザインの算数授業で使える具体的な指導技術や手立てを、「わかる」「できる」「そろえる」「よりそう」の4つの視点の「しかけ」にわけ、それぞれに関する指導のアイデアをわかりやすく紹介しました。


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PDF
ISBN:
978-4-18-255027-0
ジャンル:
算数・数学
刊行:
4刷
対象:
小学校
仕様:
A5判 144頁
状態:
在庫あり
出荷:
2018年1月22日
『新学習指導要領の展開』
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Contents

もくじの詳細表示

はじめに
/志水 廣
Part1 しかけ1 「わかる」子どもがわかる授業を仕組もう
アイデア1 カードで授業の予定を知らせよう
アイデア2 1円玉の見える化と実感化から始めよう
アイデア3 長さや角を「なるほど」と実感させよう
アイデア4 1cm2を並べたり作図したりして面積を実感させよう
アイデア5 問題文は板書とノートに残そう
アイデア6 具体例を挙げて意味を確かめさせよう
アイデア7 拡大化して見える化・焦点化しよう
アイデア8 何を見える化するかを考えよう
アイデア9 見かけのズレを実感させよう
アイデア10 導入は手短に最小限にしよう
アイデア11 問題の意味理解のためにお話させよう
アイデア12 掲示でなるほどと納得させよう
アイデア13 対比の場面をつくろう
アイデア14 内容が2つある場合は分けよう
アイデア15 教えたいことを隠して提示しよう
アイデア16 定義の説明を問い直そう
アイデア17 定義と図をリンクさせよう
アイデア18 図に数字を入れて見える化をしよう
アイデア19 Whatの発問を使おう
アイデア20 子どもの発言を復唱しよう
アイデア21 復唱で「ずれ」を回避し聞く力を育てよう
アイデア22 教え合い後の発問で振り返りをさせよう
アイデア23 見える化が固定化にならないように気をつけよう
アイデア24 「わかる」授業になっているかチェックしよう
「わかる」授業づくり自己チェックシート
column ユニバーサルデザインを壊す方法1
Part2 しかけ2 「できる」「できる」ことの大切さを教えよう
アイデア25 「できる化」を意識しよう
アイデア26 「できる化」できる場面を探そう
アイデア27 解決方法,手順を明確化しよう
アイデア28 声に出して計算させよう
アイデア29 同一問題を解かせよう
アイデア30 類似問題を解かせよう
アイデア31 作業手順を明確にしよう
アイデア32 練習問題直前に効果的な言葉かけをしよう
アイデア33 答え合わせで安心感を与えよう
アイデア34 間違った問題は3回解かせよう
アイデア35 技能や考え方を定着させよう
アイデア36 算数用語の読み書きはしっかりしよう
アイデア37 算数語彙を増やそう
アイデア38 生活への活用は学校内で算数探しをしよう
アイデア39 できているかどうか確認をしよう
アイデア40 確実に見届けよう
アイデア41 なぞらせてみよう
column ユニバーサルデザインを壊す方法2
Part3 しかけ3 「そろえる」そろえて差を埋める環境&授業づくりをしよう
アイデア42 道具をそろえよう
アイデア43 音声計算で計算力をそろえよう
アイデア44 「そろえる」を意識して授業しよう
アイデア45 ミニテストでレディネスをそろえよう
アイデア46 「ヒント包含法」で見通しをそろえよう
アイデア47 自力解決をそろえよう
アイデア48 黒板の前に集めてヒントを出そう
アイデア49 「わかる」状態から「できる」状態にしよう
アイデア50 課題が終わった子どもにもしっかり対応しよう
アイデア51 進んだ子どもに対応しよう
アイデア52 進んだ子どもにはいろいろな見方で主体的に考えさせよう
column 身に付く 「どの子もできる10分間プリント」
Part4 しかけ4 「よりそう」子どもの立場で授業をデザインしよう
アイデア53 ポジティブな声かけで自信をつけさせよう
アイデア54 教科書の文末表現に着目しよう
アイデア55 「違い」と「同じ」を意識させよう
アイデア56 図と式の関係づけではWhere発問をしよう
アイデア57 既習事項でできることの限界を見せよう
アイデア58 板書を観察して振り返りをしよう
アイデア59 「ずれ」や「不正解」の子どもの立場に立とう
アイデア60 子どもの問いに耳を傾けよう
column 続・「どの子もできる10分間プリント」

はじめに

 平成26年2月に『算数授業のユニバーサルデザイン 5つのルール・50のアイデア』を大羽沢子先生とともに刊行しました。おかげさまで明治図書のランキングによると同26年は年間第3位,翌27年には年間第5位というベストセラーとなりました。今なお売れ続けています。教育界に支持されていることに感謝します。好評の理由は,ユニバーサルデザインに基づく授業の在り方について,簡潔・明瞭にわかりやすくしかも実行しやすい本であると共に,志水メソッドの私と特別支援教育を専門とする大羽先生とのコラボによって今流行の言葉で言えば協働によって生まれた本だったからだと考えます。

 内容面では,授業の基礎・基本がここに詰まっています。ベテランの教師で言えば当たり前のことをユニバーサルデザインの観点から意味付けしたのが大羽先生です。

 だいたいにおいて,視覚化・焦点化・共有化がユニバーサルデザインの視点だと強調されますが,これは授業では当然のことであって,今さらこういうことを議論しなくてはいけないところに不可思議なところがあると言えます。

 そこで,この本『算数授業のユニバーサルデザイン【指導技術編】4つのしかけ・60のアイデア』では,算数の授業にもっと踏み込んで書きました。算数科の授業で,どの子も「わかる」「できる」「身に付く」を実現するという視点から,「そろえる化」「つなげる化」など,算数科の特性に合ったユニバーサルデザインの授業を語ることにしました。大羽先生には,専門家としてPointとしてコメントをいただいて,この本の補完をお願いしました。

 本書では,「どの教師」にもわかりやすいということを心がけて書きました。「どの教師」とはユニバーサルデザインの観点で言えば,ベテランの教師でも,経験年数の少ない若い教師でもすぐに実行できる手立てを示すことにしました。

 そのため,普通の算数授業論からは始めずに,Part1にどの子も「わかる」ためにはどうすればよいかを,Part2にどの子も「できる」ためにどうすればよいかを,Part3では,算数の特質からくる「ずれ」を埋めるための「そろえる化」について述べました。Part4では,「よりそう」をテーマに子どもの立場からの授業デザインについて述べました。また,「身に付く」については,コラムで紹介しました。

 授業のユニバーサルデザインでは,見える化,焦点化,共有化,つなげる化,そろえる化,……と,「化」の連続です。「化」は化学の「化」です。つまり,見える化することによって,子ども達がよくわかるようになります。この本の「化」の手立てで授業が化けます。すると,以下の4つの点で子どもが化けます。


  わかりにくい→わかりやすいようになる

  できない→できるようになる

  身に付かない→身に付くようになる

  そろわない→そろうようになる


 本書では,「化」になるための具体的な手立てを60こ示すことができました。しかも,簡潔・明瞭に述べることができました。ぜひとも活用して,算数授業のユニバーサルデザイン化を実現していただきたいのです。

 最後になりましたが,編集部の木山麻衣子さんには最後まで温かく励ましていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。


  2016年10月   愛知教育大学 /志水 廣

著者紹介

志水 廣(しみず ひろし)著書を検索»

*本文執筆

1952年,神戸市生まれ,大阪教育大学卒業。神戸市の公立小学校に勤務後,兵庫教育大学大学院修了(数学教育専攻)。筑波大学附属小学校教諭,愛知教育大学数学教育講座教授,同大学大学院教育実践研究科教授。2015年3月定年退職。同年4月より同大学院再雇用。同大学院特別教授。愛知教育大学名誉教授。各地の小学校で示範授業や指導講演をして活動中。授業力アップわくわくクラブ代表,志水塾代表。

ホームページ〔志水廣〕 著書・DVD118本

大羽 沢子(おおば さわこ)著書を検索»

*Point執筆

1963年,福岡市生まれ,福岡教育大学卒業。福岡県の公立小学校に29年勤務。その間兵庫教育大学大学院(教育臨床心理コース)修了。通常学級担任,特別支援学級担任を経験。町代表特別支援教育コーディネーターとして学校及び町内の特別支援教育の推進にかかわる。また,愛知教育大学名誉教授志水廣先生の下で算数授業改善の自主研究会を15年続ける。教職を退職後,鳥取大学医学部附属病院脳神経小児科子どもの心の診療拠点病院推進室 特命専門職(臨床心理士)。発達障害の子ども達への支援体制づくりの一環として病院と地域,学校とのネットワークづくりに取り組む。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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      明治図書
    • どの小学校に多くの実践記録があるのか知りたい
      2017/5/1150代・小学校管理職
    • 志水先生の授業について、理解が深まりました。
      2017/3/3130代・小学校教員
    • 手のかかる生徒が多く、授業に困難さを感じています。この本は内容もわかりやすいし、より具体的手立てが記載されているので、実践してみようと思います。ユニバーサルデザインを意識した授業が求められている時代、おすすめです。
      2016/11/5まっこ
    • 算数科の基礎的・基本的な指導法を、改めて学ぶことが出来ました。
      2016/10/1730代・小学校教員
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