高校社会「公共」の授業を創る

高校社会「公共」の授業を創る

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新科目「公共」の授業を成功に導くポイントを徹底解説!

平成30年3月に告示された新科目「公共」の学習指導要領をもとに、求められる「持続可能な社会形成者としての市民育成」「18歳選挙権に伴う主権者教育の充実」、また「主体的・対話的で深い学び」をどのように実現するか。授業づくりのポイントを徹底解説しました。


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PDF
ISBN:
978-4-18-253823-0
ジャンル:
社会
刊行:
対象:
高校
仕様:
A5判 168頁
状態:
在庫あり
出荷:
2019年3月26日
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CONTENTS

もくじの詳細表示

はじめに
第1章 「公共」の授業の創り方
1 学習指導要領の重要ポイント
2 「公共」の授業をどう設計すれば良いか
[見方・考え方を鍛える授業をどう創れば良いか@]
1 見方・考え方とは何か
2 見方・考え方を深く理解させる授業の条件:寺本実践を手がかりにして
[見方・考え方を鍛える授業をどう創れば良いかA:公正に判断する力を養う授業との関連]
1 学習指導要領に見る「公正に判断する力」
2 教科書モデル案に見る「公正に判断する力」の育成方略
3 「公正に判断する力」を育成するための授業の条件
[議論する力を養う授業をどう創れば良いか]
1 学習指導要領に見る「議論する力」
2 具体的な授業を踏まえた「議論する力」の育成方略:二反田実践を手がかりにして
[合意形成,社会参画を視野に入れた授業をどう創れば良いか]
1 学習指導要領に見る「合意形成」「社会参画」
2 「公共」と「総合的な探究の時間」との連携:小玉実践を手がかりにして
[外部連携を視野に入れた授業をどう創れば良いか]
1 学習指導要領に見る「外部連携」
2 授業のプランを協働しながら作成するパターン:弁護士との連携
[中学校社会公民的分野との接続を意識することの重要性]
1 学習指導要領に見る「公共」と「中学校社会公民的分野」との「接続」
2 「中学校社会公民的分野」でも扱う「公正」の学習
[高等学校特別活動等との接続を意識することの重要性]
1 学習指導要領に見る「公共」と「特別活動」との「接続」
2 「特別活動」の充実と「公共」:兵庫県教委の指導事例集を事例にして
第2章 「公共」の教材づくりと授業モデル
1 公共の扉
1 帰結主義と非帰結主義
2 人間の尊厳と平等
3 個人の尊重,民主主義,法の支配
4 自由・権利と責任・義務
2 自立した主体としてよりよい社会の形成に参画する私たち
[「理解」を目標とする授業@法的主体となる私たち]
多様な契約及び消費者の権利と責任
司法参加の意義:話し合い活動をメインに据えた模擬裁判の取り組み
[「理解」を目標とする授業A政治的主体となる私たち]
政治参加と公正な世論の形成,地方自治
国家主権,領土(領海,領空を含む。),我が国の安全保障と防衛,国際貢献を含む国際社会における我が国の役割
[「理解」を目標とする授業B経済的主体となる私たち]
職業選択,雇用と労働問題
市場経済の機能と限界
[「思考力,判断力,表現力」等の育成を目標とする授業]
社会保障制度に関わる問題
労働に関わる問題
協働の問題
3 持続可能な社会づくりの主体となる私たち
[地域の創造の視点からの授業]
防災・減災のための地域コミュニティづくり
[よりよい国家・社会の構築の視点からの授業]
少子高齢社会における社会保障の充実・安定化
[平和で安定した国際社会の形成へ主体的に参画し,共に生きる社会を築く視点からの授業]
パーム油問題
おわりに

はじめに

 平成30年3月に新科目「公共」の学習指導要領が告示された。この間,「コンテンツベースからコンピテンシーベースへ」「18歳選挙権年齢実現に伴う主権者教育の充実」「持続可能な社会形成者としての市民の育成」「主体的・対話的で深い学び」等,様々な「ニューワード」で語られてきた新学習指導要領において,特に主権者育成に関して新科目「公共」が成立・実現したことは一定の評価ができるだろう。なぜなら,主知主義的な教育の限界がこれまで何度となく言及されてきたからであり,この間,データで示されてきた若者の「社会参加意欲の低さ」「社会変革実現への関心の低さ」といった社会を「よりよくする」意識の低さを少しでも改善する意欲的な科目として新科目「公共」は位置付けられるからである。新科目「公共」は「主権者教育の一丁目一番地」といわれ,「法」「政治」「経済」といった従来の「現代社会」における内容(2)のア〜オのようにコンパートメント化した各々の人文・社会科学学習ではない,「総合社会科」的な発想で提案されている。本来その役割を担わないといけなかったが,年を追って形骸化した「現代社会」の反省の上に構築されてきているともいえる。本書では,従来の「現代社会」の「反省」に立ちつつも,学校現場の多忙化を踏まえ,無理のない「現代社会」から「公共」への移行を考えていきたい。そのため,これまでの学校現場の文化を尊重した提案ができればと考えている。本書に対する忌憚ないご批判ご叱正を賜れれば幸いである。


  2018年8月   /橋本 康弘

著者紹介

橋本 康弘(はしもと やすひろ)著書を検索»

平成7年に広島大学大学院教育学研究科博士課程前期修了後,広島市立大手町商業高校教諭,広島大学附属福山中・高等学校教諭などを経て,平成14年に兵庫教育大学学校教育学部助手,平成16年に福井大学教育地域科学部助教授に就任。平成22年には,文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官を務める。現在は,福井大学学術研究院教育・人文社会系部門教授。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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