3つの視点で実現する!小学校国語科アクティブ・ラーニング型発問づくり
「自分の考え」を育てる読みの授業の新提案

3つの視点で実現する!小学校国語科アクティブ・ラーニング型発問づくり「自分の考え」を育てる読みの授業の新提案

好評2刷

インタビュー掲載中

学習パラダイムを転換する課題解決型の発問づくりとは?

21世紀型能力の育成に不可欠なアクティブ・ラーニング。より深い思考を引き出す能動的な学びに必要な「課題性」「論理性」「交流性」の3つの視点を軸に、指導技術でもっとも重要な発問(選択的発問、分析的発問)づくりに着目し、授業展開例を教材別に詳しく紹介。


紙版価格: 2,000円+税

送料・代引手数料無料

翌日発送

電子書籍版: 未販売

電子化リクエスト受付中

電子書籍化リクエスト

ボタンを押すと電子化リクエストが送信できます。リクエストは弊社での電子化検討及び著者交渉の際に活用させていただきます。

ISBN:
978-4-18-252820-0
ジャンル:
国語
刊行:
2刷
対象:
小学校
仕様:
B5判 128頁
状態:
在庫あり
出荷:
2019年11月15日
キャッシュレス・ポイント還元事業
テキスト採用品見本お申込みはこちらから

もくじ

もくじの詳細表示

はじめに
第1章 アクティブ・ラーニングと国語科の発問づくり
1 アクティブ・ラーニングの国語科発問づくり
−アクティブ・ラーニングを実現する3つの視点−
2 「課題性」からのアプローチ
−「軸となる発問」のつくり方−
3 「論理性」からのアプローチ
−「再考する発問」のつくり方−
4 「交流性」からのアプローチ
−発問を生かす「交流場面」のあり方−
第2章 アクティブ・ラーニングを実現する説明文の発問づくり
1 説明文のアクティブ・ラーニングのポイント
「Collaborative Reading」(共創的読み)を中心に
2 第1学年 「いろいろなふね」(東京書籍)
写真(資料)と本文をつないで考える
3 第2学年 「おにごっこ」(光村図書)
因果関係を読む
4 第3学年 「すがたをかえる大豆」(光村図書)
内面性と論理性を結び付ける
5 第4学年 「『ゆめのロボット』を作る」(東京書籍)
2つの文章を統合して,つなげて読む
6 第5学年 「想像力のスイッチを入れよう」(光村図書)
生活感覚と,筆者の考えをつなぐ
7 第6学年 「自然に学ぶ暮らし」(光村図書)
推論・評価して読み,自分の考えをつくる
コラム@ 「比べる」で発問をつくってみる…「論理性」を高めるアイデア
第3章 アクティブ・ラーニングを実現する物語文の発問づくり
1 物語文のアクティブ・ラーニングのポイント
物語の読みを深めて考える力を育てる−主体的・能動的な物語学習の素地としての文学体験−
2 第1学年 「サラダでげんき」(東京書籍)
順序に着目し,登場人物の役割をとらえさせる
3 第2学年 「かさこじぞう」(東京書籍)
主張・根拠・理由付けを交流の軸にする
4 第3学年 「サーカスのライオン」(東京書籍)
繰り返し用いられる表現から,気持ちの変化を見出す
5 第4学年 「一つの花」(光村図書)
視覚化で読む世界を拓く
6 第5学年 「大造じいさんとがん」(東京書籍)
情景描写を起点に,心情の変化をとらえる
7 第6学年 「やまなし」(光村図書)
対比マップで探究的・協働的に学び合う
コラムA ファシリテーターを育てる…「交流性」を高めるアイデア
第4章 アクティブ・ラーニングを実現する詩・俳句・短歌の発問づくり
1 詩・俳句・短歌のアクティブ・ラーニングのポイント
授業の流れを発問と板書に凝縮する−課題の共有と個別の振り返りの徹底−
2 第1学年 「おさるがふねをかきました」(学校図書)
表現技法からイメージ豊かに読む
3 第2学年 「詩を作ろう 見たこと,かんじたこと」(光村図書)
「らしさ」を自覚する
4 第3学年 「紙ひこうき」(東京書籍)
視点の変化と気持ちの変化をつなぐ
5 第4学年 「−茶の俳句を読んで楽しもう」(光村図書)
作品同士を比べて読むことで味わう
6 第5学年 「漢詩の授業 春暁・絶句」(光村図書)
子ども自らつぶやき,作者の思いに触れる
7 第6学年 「生きる」(光村図書)
詩の構造から読み深める
コラムB 音読にも発問を…「課題性」を高めるアイデア
おわりに

はじめに

 「アクティブ・ラーニング」が次期学習指導要領のキーワードとして示された。しかし,小学校は,もともとアクティブ・ラーニングである。じっとして,先生のお話を聞いているだけの授業など考えられない。「どうして,いまさら?」である。

 しかし,これまでと大きく異なるのは,高等教育改革からの発信という点である。出口が変わろうとしているのである。入口を変えてもなかなか出口は変わらないが,出口が変わると,加速度的に入口まで及んでくる。しかも,問われるのは,現象としてのアクティブさではない。本質としてのアクティブさである。

 本書では,これまでの実践研究や最近の教育の動向を問い直し,実践課題としたのが次の3点である。

 まず1つ目は,「めあてと振り返り」の問題である。全国的に広がっている授業の導入と終末の問題だが,めあては,先生の押し付けになっていないだろうか? 振り返りは,曖昧な,あるいは,予定調和的な感想になっていないだろうか?

 2つ目は,「教科内容」の問題である。これは国語科の弱点である。教材内容にばかり目が向いて,どのような目の付け方,考え方,読み方が活用できる方法知なのだろうか? それを,子どもたちに自覚させているだろうか?

 3つ目は,「交流性」の問題である。ペア対話,グループ活動など,様々な交流形態を取り入れているが,そこで,「話し合い」(対話)は成り立っているのだろうか? そのために必要な条件は何なのだろうか?

 そして,これらの問題を包括するのが「論理ベース」で授業をつくるということである。それは,「説明する」「比較・検討する」「予測・推測する」などの論理が求められる流れで授業を構成することである。

 以上のような課題意識をもちながら,理論面,実践面を突き合せて整理した視点が「課題性」「論理性」「交流性」の3つである。さらに,それを具現化する方法として,教師の指導技術の中でもっとも核となる「発問」を取り上げている。教師の優れた発問は,何にも増して,子どもたちのよき学習材である。本書では,この3つの視点をすべての実践に浸透させて,「説明文」「物語文」「詩・俳句・短歌」の計18本の授業提案をしている。発問のタイミング,交流場面の組み方,板書など,細かな点にも注目して見ていただけると幸いである。

 最後に,こうした実践研究に価値を見出してくださり,出版の労を取ってくださった明治図書編集部・木山麻衣子様に心から感謝したい。


 2016年5月   編著者 /香月 正登・長安 邦浩

著者紹介

香月 正登(かつき まさと)著書を検索»

1967年(昭和42年)福岡県生まれ。山口大学大学院修士課程修了。現在,下関市立安岡小学校勤務。中国・国語教育探究の会事務局長を務める。

長安 邦浩(ながやす くにひろ)著書を検索»

1966年(昭和41年)山口県生まれ。山口大学大学院修士課程修了。山口大学教育学部附属光小学校,山陽小野田市立高千帆小学校教頭等を経て,現在,周南市教育委員会学校教育課勤務。

中国・国語教育探究の会著書を検索»

平成7年発足。中国地方の実践者,研究者で活動。本年21年目を迎える。中洌正堯顧問(元兵教大学長),長崎伸仁代表(創価大)を全体の指導者とし,大阪,東京,九州,名古屋の各地区と切磋琢磨しながら理論と実践の融合を目指している。

 尾川 佳己  中国・国語教育探究の会代表

 香月 正登  山口県下関市立安岡小学校

 長安 邦浩  山口県周南市教育委員会

 花岡 鉄平  山口県周南市立櫛ヶ浜小学校

 上山 伸幸  中国学園大学子ども学部

 岸本 憲一良 山口大学教育学部

 阿蘇 真早子 広島県広島市立天満小学校

 後藤 由美恵 山口県立宇部総合支援学校

 白坂 洋一  筑波大学附属小学校

 田中 健規  山口大学教育学部附属光小学校

 槙原 宏樹  広島県尾道市立高須小学校

 中野 登志美 広島大学大学院教育学研究科

 叶井 晴美  山口県岩国市立川下小学校

 住江 めぐみ 山口大学教育学部附属光小学校

 松本 英一  山口県萩市立見島小学校

 小泉 芳男  広島県広島市立江波小学校

 三井 竜彦  山口県山口市立小郡南小学校

 中村 正則  山口県周南市立徳山小学校

 大澤 八千枝 広島県三次市立十日市小学校

 山本 侑子  山口大学教育学部附属山口小学校

 小田 真理恵 山口県周南市立秋月小学校

 原木 希世子 山口県山陽小野田市立高千帆小学校

 木原 剛柔  山口県長門市立仙崎小学校

 安達 孝典  山口県山陽小野田市立高千帆小学校

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書
    • 3つの視点の提案が分かりやすい。実践例も、参考になった。
      2018/9/830代・小学校教員
    • 光村教科書だけではなく、教育出版など幅広く扱ってほしい。
      2017/4/1530代・小学校教員
    • たいへんわかりやすい。実践例もレベルが高く参考になる。
      2016/7/1250代・教委
読者アンケート回答でもれなく300円分のクーポンプレゼント!

ページトップへ