3年目までに身につけたい!
実は学級経営の成否にかかわる極小で極上の技術
この「ちょっと」が成否の分岐点

3年目までに身につけたい!実は学級経営の成否にかかわる極小で極上の技術この「ちょっと」が成否の分岐点

近日刊行予定

同じ取り組みをして、うまくいかないのはなぜ?−細部が違うのだ

一言先に確認しておけばスムーズに進んだはずのコト、声かけ励ましが一つ足りずにやる気をそがれてしまった子ども…。ほんのちょっとのことだけど、押さえどころを意識して、外さないことで実践がうまくまわるようになるのです!


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ISBN:
978-4-18-240520-4
ジャンル:
教師力・仕事術
刊行:
対象:
小学校
仕様:
四六判 224頁
状態:
近日刊行
出荷:
2026年1月26日

CONTENTS

もくじの詳細表示

はじめに
新年度準備
4月1日から始業式までの仕事術
まず,やることリストは3つに分類する
学年会の時間と場所を決め何度も確認する
隙間時間は「頭を使わない仕事」をする
年間で使うものは1年分用意する
1学期の単元数,授業内容を確認する
4月1日にテストやドリルなどの注文を済ませる
1週間+1日で予定を立て始める
学年の時間割一覧表を作成する
引き継ぎは,命にかかわることから行う
目指す子どもたちの姿を学年で語り合う
学級開き0日目!学級の準備
4月1日に最低限の教室準備をする
机の準備(高さ・角・落書き消し)を済ませる
黒板に1日目の日程・指示を書いておく
何かしら「仕掛け」を用意する
最低限の掲示物だけを貼る
提出しやすい提出ボックスを準備する
配付物の下準備をする
学級通信を3日分書く
1日目の流れをスライドで作成する
前日に下駄箱から教室まで掃除する
学級開き
1日目の指導
余裕のあるスケジュールを組む
1日目にやるべきことを済ませる
一度で伝わる指示・説明をする
自己紹介を担任から行う
自己紹介カードを掲示して終わりにしない
初日からフランクにかかわらない
教師の願いと活動を一致させる
キャッチフレーズで指導事項を伝える
全員で取り組む「共体験」をする
昇降口で「さようなら」をする
最初の1週間の指導
挨拶が行き交う雰囲気をつくる
漢字・計算ドリルの復習ページで1時間授業をする
1人で創作活動に没入する授業を行う
ものの置き場所を見て確認する
給食・掃除システムの練習をする
絵本の「読み聞かせ」をする
「話すこと・聞くこと」を繰り返し指導する
事実を見つけ,たくさん承認する
出席番号順で30秒以内に並べるようにする
変化のある繰り返しをする
学級の土台づくり
何年生になっても「トイレ指導」を省略しない
着替えで盲点をつくらない
整列のロスタイムを減らす
教室移動で他者意識を育む
次の時間の準備を習慣づける
トイレに集団で行かない雰囲気をつくる
時間ピッタリに行動する
変更点や臨機応変の対応は,全体へ伝達する
実験してから話し合って決めることを基本にする
活動前に確認を怠らない
教室アクティビティ
アクティビティを3種類に分けて実施する
規模が徐々に広がるように組み合わせる
体験を交えてアクティビティを説明する
活動の終わりを明示する
最後に「質問はありますか?」と聞く
1人目,2人目の相手を決める
勝ち負けのハードルを下げる
追加ルールで学級経営要素を強める
設定したルールの逸脱を許さない
「面倒くさい」に付き合わない
教室環境
身の回りの環境を整える
整理整頓の指導は時間がかかるもの
引き出しの教科書類の順序まで指導する
落とし物コーナーは作らない
あらゆる紐を垂らさない
できるだけ学校保管にしないで持ち帰る
教室を彩る
ベースカラーで教室に統一感を生み出す
掲示物の作りの基本をマスターする
掲示物に掲示日,取り外し日を記載する
子どもたちの動線の中に掲示物を配置する
余白を残す
学校生活
登校から朝の会
朝の効率的な準備手順を示す
宿題チェックを始業時間までに終わらせる
朝のうちに連絡帳を書く
5分間の朝読書で学級に静寂をつくる
朝の会を流れるように行う
授業後から下校
帰りの会で手紙を配らない
帰り支度は掃除の後に済ませる
大事な書類は手渡しor翌日にする
帰りの会はシンプルにする
「さようなら」後すぐ,次の日の朝の準備をする
学級システム
給食
4時間目終わりのスタートダッシュを心がける
盛り付け担当と渡す担当を分ける
残すなら,手をつける前に減らす
おかわりシステムA【ご飯・汁物系】
おかわりシステムB【1つずつのもの】
もぐもぐタイムを上手に使う
ご飯粒一つにこだわる
「ごちそうさま」の挨拶をする時間を決める
歯磨きを一斉に行う
食後に立ち歩かない
掃除
掃除は給食とセットで役割を考える
教師の掃除の姿で示す
「終わり方」をはっきりさせる
最後は全員で配り物をする
欠席が多い時は教室を優先する
掃除の時間を撮影し分析する
当番
日直は全員が難なくできるレベルに設定する
まずは,一人一役から始める
最終的には,自主性を見据える
当番表をハブとして機能させる
仕事量をできるだけ均等化する
学級運営
家庭学習の提出システムをつくる
ノートにカラーラベルをつける
カラーチームを回収の基本にする
配付で雰囲気をリセットさせない
効率化と平等性に配慮してシステムを設計する
生徒指導
子ども理解
印象でラベリングしない
1人の子どもに数枚のラベルを貼る
立ち位置を変えて観察する
言葉を鵜呑みにしない
記録をつける
事故やトラブルの予防
教師も子どもも予防する力を育む
教師が環境の危険に気づき,対処する
教師が意図的にメンバーを調整する
子どもの視野を広げる
子どもたちがかかわりの中で,かかわり方を学ぶ
問題への対応
危険を回避するために,大きな声を使う
態度でメリハリを示す
構えている子には,不意をつく
適切な行動はしている時に向き合う
指導の前に言い訳を聞く
聞き取り
流れを確認してから聞き取りを始める
事実の聞き取りは,一問一答で行う
出来事の流れに沿って,両者に確認をとる
現場に出向いて,デモンストレーションをする
保護者へ連絡する際は,余地を残しておく
気になるあの子へのアプローチ
あの子の好きなことでつながる
なんでも聞いてくる子には聞き返す
立ち歩きを許可する場面をつくる
忘れ物をしても,学習に参加させる
癇癪を起こす子の感情を受け止める
授業づくり
教材研究
まずは教師がやってみる
4色ボールペン+1マーカーの役割を決める
1年で1教材だけ本気で教材研究をする
板書型指導案で1時間の授業をつくる
日常の授業づくりは単元計画づくりから始める
はじめに課題とまとめを考える
子どもたちの中の疑問を引き出す発問を考える
子どもたちの中の疑問を引き出す構成を考える
授業を構成する
1つの授業スタイルに固執しない
授業技術
思わず「見てしまう」状況をつくる
挙手指名以外のレパートリーを使いこなす
話し合いの技法を使い分ける
ペアトークを目的に応じて使い分ける
話し合いの時間は短く設定する
話術を磨く
立ち位置の与える影響を知る
子どもたちの発表のスキルを磨く
発表をつなげる
進捗の差を調整する
学習活動
新出漢字を子どもたちが進行する
全員が行う台本は,迷わずできるように作成する
子どもたちに委ねる時間こそ見守る
1人で取り組む時間を設ける
丸つけの先を教える
テスト
テスト中の過ごし方をきちんと教える
カンニングができない場づくりをする
テストが終わった後,回収までの過ごし方を示す
進捗を見ながら,問題を読み上げる
名前の順になるように回収する
水泳
ホイッスルを緊急時にとっておく
ハンドサインで指示を出す
緊急時以外も詳細に役割分担をする
見学者も学習者として扱う
着替えを見守る
ICT活用
リスクマネジメント
話を聞く態度を徹底する
話を聞きながら打ち込む
まずは,全てのアプリを禁止することから始める
新しいアプリ,スキルはやって見せ,触らせる
ルールづくりで曖昧な表現を避ける
授業での活用
全てのハブになるものを用意する
表現教科の振り返りはスプレッドシートにする
まとめる場面で活用することから始める
タブレットが対話の邪魔にならないようにする
1人1台とグループに1台を使い分ける
学校行事
授業参観
1年間の授業参観を見通して計画する
普段行っている常時活動を省かない
見てわかる小さな変化を起こす
4月はオーソドックスな授業を行う
自分の親以外にチェックをもらう
懇談会
予定時間より10分早く終了させる
プログラムによって,場づくりをする
連絡は1スライドに1つまでにする
トランプトークで話題を振りまく
4月の写真,3月の写真を比べる
個別面談
面談のはじめに,終了時間を示す
時計の見える位置に座る
事前にアンケートを記入してもらう
待合室に話のタネをまく
保護者に指導を要求しない
校外学習
グループ決めは平等性を確保する
実行委員で決め方を話し合う
欠席者がいる場合も想定しておく
お弁当を安易に自由にしない
社会科見学を社会科の授業にする
運動会・音楽会
1年間の役割を見通しておく
ダンスは子どもたちと創作する
毎朝決まった時間に1回だけ練習する
モチベーションの違いから対立しないよう配慮する
行事の朝に静寂をつくる
成績処理
通知表作成
評価ファイルを紙で作成する
評価ファイルの準備を年度当初に行う
1時間ごとの評価は,子どものノートに残す
評価規準を付箋に書いておく
授業+テストで合わせた評価基準を設定する
所見作成
全体所見の基本のフォーマットを定める
総合的な学習の時間はポートフォリオ評価をする
道徳は授業の度に2人ずつ書いていく
外国語活動は単元が終わる度に5人ずつ書いていく
教科担任&専科で枠組みを決めておく

はじめに

 初めまして。紺野悟(こんのさとる)と申します。教職12年目の2026年,本書を上梓させていただくことになりました。学校では中堅の立ち位置になり,様々な教室を見る中で,こんな声を聞くようになりました。


 同じ取り組みをしても私のクラスはうまくいかない。


 なぜ,こんなことが起きるのでしょうか。

 子どもが違うからでしょうか。やる人が違うからでしょうか。もちろんそれもあるでしょう。

 ですが,実はもっと細かいところに分岐点が隠されています。同じ実践をやっていても,声かけが足りず子どもたちをやる気にさせてあげられていない。一言伝えておけば済むことなのに,言わずにスルーすることで問題が大きくなってしまったりするのです。

 どんなに素敵な実践でも,その実践を取り入れれば100%うまくいくなんてことはありません。どの実践にも,「見逃したらいけないポイント」「うまく進めていくための順序」「フォローすべきこと」があります。

 ちょっとしたことだし,それくらい…と思って見逃していると,全く違う結果になるのです。

 そうした極小の技術は,講座や書籍では取り上げられることのない,取り上げられていたとしても,流れていってしまうようなものばかりです。

 実は,そこが成功と失敗を分けるポイントです。うまくいく人は意識的か無意識かどちらにせよ,外せないポイントを見逃さずにやっているのです。

 そんな極小で極上の教育技術を整理してまとめたのが本書です。本書の特徴は次のようなことです。


・どの実践でも活用できる汎用性があるものばかりです。

・実践とあなた(教師)をつなぐ手立てとなります。

・新しい実践書ではありません。


 これらを211の技術に整理して,『実は学級経営の成否にかかわる極小で極上の技術』というタイトルをつけさせていただきました。

 日々,実践する中で現状に違和感をもち,何を変えたらよいのか迷っている読者の方々にとって,考え直すきっかけとなれば望外の幸せです。


   著者 /紺野 悟

著者紹介

紺野 悟(こんの さとる)著書を検索»

埼玉県公立小学校教諭

埼玉県の教育サークルclover代表

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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