- 本書の使い方
- お手紙
- [作品研究] 『お手紙』に見る〈世界〉の「ずれ」―語り手に肯定される生―
- [授業構想] 「おてがみ」の授業構想
- スイミー
- [作品研究] 『スイミー』が教えてくれるもの―語り手の思想をめぐって―
- [授業構想] 「スイミー」の授業構想
- かさこじぞう
- [作品研究] 岩崎京子「かさこじぞう」の〈深層批評〉―「じぞうさま」はなぜ動いたのか・〈世界線〉を変える〈心のちから〉―
- [授業構想] 昔話再話『かさこじぞう』の授業構想―心の闇に瞬く「響き合う〈愛〉」の地蔵星―
- 白いぼうし
- [作品研究] 『白いぼうし』の罪と愛
- [授業構想] 『白いぼうし』の授業構想―〈世界〉の同時存在と、その相互侵食を体感する―
- ごんぎつね
- [作品研究] 「ごん狐」の深層―孤独の越え方―
- [授業構想] 「ごんぎつね」の授業構想―「声なき声」に耳を傾けるために―
- 注文の多い料理店
- [作品研究] 背理の輝き・『注文の多い料理店』論
- [授業構想] 「注文の多い料理店」の授業構想
- ヒロシマのうた
- [作品研究] 『ヒロシマの歌』における〈語る〉必然―〈語り手〉「わたし」の存在を意識する―
- [授業構想] 「ヒロシマのうた」の授業構想
- 総論 第三項理論が拓く文学研究/文学教育
- 「読むこと」の原理と「「良き小説」の絶対的な基準」
- 「近代小説の《神髄》」という提起とともに、文学教育における二つの]の探究へ―「点」ではなく「線」を、「線」の提起を問い直して―
- 小学校文学教材のジャンルと読みの目標
- あとがき
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- 明治図書
- 何気なく読み通してしまいそうな教科書の物語文にここまで深く読めるという文学研究の知見を示したのみならず、それを授業の具体に落としているというところが大変よかった。2024/8/1430代・小学校教員