- はじめに
- 第1章 学級づくりにつながる「学びのデザイン」のコツ15
- /青野 幹太
- Q01 どうすれば効果的なアイスブレイクができる?
- A 環境とリズムを整えて集中力を高めよう
- Q02 目標設定や振り返りの仕方は?
- A 学びのサイクルを自分で回せる子を育てよう
- Q03 一人ひとりに合った学習を進めるための手立ては?
- A 多様な認知の働きを生かして「自分に合う学び方」を見つけよう
- Q04 グループ活動を効果的に進めるにはどうすればよい?
- A 目的と仕組みを明確にして「全員で学ぶ場」に
- Q05 話し合いを成功させるためのポイントは?
- A 全員が安心して意見を出せる場をつくろう
- Q06 学習のアウトプットをどう生かせばいい?
- A 「誰に・何を・何のために・どうなってもらえれば」を意識しよう
- Q07 見通しをもって学習を進めるための工夫は?
- A ゴールと流れを可視化しよう
- Q08 デジタルとアナログの使い分けはどうすればいい?
- A 時間と処理の視点で使い分けよう!
- Q09 どうすれば「リーダー」が育つ指導ができる?
- A 役割の明確化と教師の支援でリーダーを育てよう
- Q10 クラスの「フォロワー」はどうすれば育つ?
- A 一人ひとりにグループを支える意識を
- Q11 ICTを使う際の教師の立ち位置は?
- A 黒板前+後方拠点でクラス全体を見取ろう
- Q12 多様な学び方を整理するための対応は?
- A 学びを一元化して振り返りやすくしよう
- Q13 自己調整学習とは?
- A 「見通す→取り組む→振り返る」の3ステップを意識しよう
- Q14 学びのコントローラーを子どもに委ねるには?
- A 丸投げせず,段階的に渡そう
- Q15 子どもが適切に自己決定しながら学ぶには?
- A 自己決定は“自由”ではなく“成長のための選択”にしよう!
- 第2章 学級づくりにつながる「授業技術」のコツ15
- /浦元 康
- Q01 授業に参加しない子どもがいる時はどうすればいい?
- A 出だしを整えよう
- Q02 伝わりやすい指示の出し方は?
- A 視覚化・数値化・動詞化の3つ
- Q03 発言を引き出すための工夫は?
- A 安心感をもたせ,授業の参加意欲を高めよう
- Q04 子どもの言葉で板書を構成するには?
- A シンプルに板書を構造化しよう
- Q05 クラス全体が騒々しい時の授業の進め方は?
- A 「聞く」姿勢を徹底しよう
- Q06 すぐに諦める子どもに対して,どう声をかける?
- A 「できた」を積み重ねていこう
- Q07 対話を成功させるポイントは?
- A 積極的な「聴き手」を育てよう
- Q08 グループワークを効果的に進める方法は?
- A 簡単すぎるグループワークから始めよう
- Q09 授業中に使うほめ言葉の工夫は?
- A フィードバックの視点を加えよう
- Q10 子どもの注目を引きつけるためのテクニックは?
- A 注目させる技術を使った後,感謝を伝えよう
- Q11 ICTを活用する際のポイントは?
- A ICTの特性を生かし,「自分ごと」に
- Q12 授業中にふざける子どもへの対応は?
- A シンプルに教師の思いを伝え,子どもが活躍する場面をつくろう
- Q13 授業の流れをどう設計すればいい?
- A 授業をストーリーで構成しよう
- Q14 板書で学びを促進するには?
- A 「板書言語」を共有しよう
- Q15 子どもの意見を大切にするためには?
- A 「バレー型」の授業を意識しよう
- 第3章 学級づくりにつながる「子ども対応・サポート」のコツ15
- /溝口 健介
- Q01 間違った答えを言った子にはどう対応すればいい?
- A 間違いを活用して,深い学びへ。その子へのフォローも忘れない
- Q02 塾で事前に学習している子がいる時の対応は?
- A 事前知識がある子もない子も,いきいき学べる授業を
- Q03 挙手以外の指名方法にはどんなものがある?
- A 意図に合わせて,指名方法を変えていこう
- Q04 指示に対してネガティブなことを言う子への対応は?
- A 個別に話を聞いたうえで,ほめられる仕組みをつくっていこう
- Q05 指名されないと拗ねてしまう子への対応は?
- A 拗ねる前の小さな声かけで,ほめられるように導こう
- Q06 じっと座っていられない子には,どう接すればいい?
- A ルールを示し,退屈させない授業の工夫をしていこう
- Q07 板書を写すのが極端に遅い子へのサポート方法は?
- A 心理的負担を減らし,前向きなフィードバックを続けよう
- Q08 帯学習の取り入れ方はどうしたらいい?
- A やりやすい教科から始めて,内容を変えていくのもあり
- Q09 机間指導のポイントは?
- A 基本は全員の様子を見取ること。机間指導を行う目的を明確に
- Q10 スタートから出遅れてしまう子を出さないための工夫は?
- A スタートのルーティン化,丁寧な確認で全員を土俵にのせよう
- Q11 忘れ物に対する対応策は?
- A 対応を教える。指導は個別で。建設的な作戦会議を
- Q12 全体交流で「先生と発表者のやりとり」で終わらないためには?
- A 自由なつぶやきを認め,話しやすい環境を整えよう
- Q13 子ども同士で意見をつなげられるようになるにはどうしたらいい?
- A まずは,教師がつなぎ役を。少しずつ子どもだけでの話し合いへ
- Q14 ペアトークを活性化させるための方法は?
- A 型を教えつつ,話し合う必然性とほどよい緊張を
- Q15 「もっと厳しくした方がいいよ」と先輩に言われたら?
- A 子どもが納得できる説明をしてから,指導を変化させよう
- 第4章 学級づくりにつながる「授業でのかかわり方」のコツ15
- /小谷 宗
- Q01 授業で一部の子どもしか挙手しない時の対策は?
- A 挙手する理由を考えてみよう
- Q02 授業内でなくしていきたい子どもたちの反応は?
- A 思いやりのある反応を広げていこう
- Q03 子どもへの指示の出し方で気をつけるべきポイントは?
- A 明確に,テンポよく,子どもに「見える」ようにしよう
- Q04 間違うことを恐れる子どもにはどのように接すればいい?
- A 間違いを失敗と捉えないクラスづくりをしよう
- Q05 発表したくなる空気づくりの方法は?
- A 発表につながるきっかけをつくろう
- Q06 「書かない」子どもにはどのような支援が有効?
- A 子ども自身が「書くこと」を選べるようにしよう
- Q07 授業で価値づけたい子どもの学びの姿とは?
- A 「思いやり」を広めて,授業で学級をつくろう
- Q08 授業中にぼーっとしている子どもにはどのように対応すればいい?
- A 参加したくなる場に変えていこう
- Q09 授業を通して子どもとの信頼関係を築く方法は?
- A 小さな行動の積み重ねで信頼関係を積み上げよう
- Q10 「やんちゃ」な子どもにはどう対応すればいい?
- A その子どもの力をポジティブな方向で発揮させよう
- Q11 立ち歩きにはどう対応するのがいい?
- A 立ち歩きを学びの機会に変えよう
- Q12 話を聞く姿勢をつくるためには?
- A 聞くことの必然性をつくり出そう
- Q13 教師の話は聞くけど,友達の発表は聞かない時は?
- A 友達の発表への関心を高めよう
- Q14 一部の子ども同士しか対話活動をしない時は?
- A 全員がかかわれるように対話の場をデザインしよう
- Q15 正論が通用しない子どもへの授業での声かけの工夫は?
- A 正論よりも,心を動かす声かけを
- 巻末特集 4人にきく もっと基本の質問10
- Q01 授業準備の時間がとれないのですが…どう工夫すればいいですか?
- Q02 子どもと最初に距離を取るべきか,ぐっと近づくべきか,どう考えていますか?
- Q03 注意した子と,その後どうやって関係をつくり直していますか?
- Q04 子どもとの信頼関係ができていないと感じる時,どんな行動をとりますか?
- Q05 はじめて子どもに泣かれてしまった時,どう接しましたか?
- Q06 保護者からの厳しい電話がきた時,まず何を考えて,どう動きますか?
- Q07 「周囲の先生と指導方針が違う」と感じた時,どうしてきましたか?
- Q08 仕事の優先順位がつけられない時,どうしていますか?
- Q09 初任の頃,自分なりに工夫していた「疲れすぎないためのコツ」はありますか?
- Q10 「あの時もっとこうしていれば」と思う,初任の自分へのアドバイスはありますか?
- 参考文献一覧
はじめに
今回,青野先生・溝口先生・小谷先生とともに,一冊の本を紡ぐ機会をいただきました。なぜこの3名と書籍を執筆することになったのか。そこには,私自身が日々抱き続けている「危機感」があります。
近年,教員不足や中途退職の増加が取り沙汰されています。私はその背景に,「教職という仕事が初任者の心をつかみきれていないのではないか」という疑念を感じています。やりがいの大きい仕事である一方で,現場の忙しさや複雑さに押しつぶされそうになる若い教師も少なくありません。
私たちは,いずれも中堅期に差しかかる世代です。執筆を構想し始めた当初,4人とも現場で日々の教育活動を担いながら,子どもたちと向き合い,発信を続けていました。実名で書籍やセミナーによる発信に挑戦し続ける姿勢は,現場への深いリスペクトなしでは決して続けられないと感じています。
教育現場は慌ただしく,多様な子どもたちを前に,貫くべき信念がある一方で,柔軟に対応していくことも求められます。3名の先生方は,その柔らかな価値観としなやかさを備え,子ども・保護者・同僚との関係を円滑に築いている実践者です。だからこそ,「このメンバーで本をつくりたい」と強く思いました。この4人が同じテーマで書いたらどんな共通点が見えるのか。どんな違いが浮かび上がるのか。そこからどんな「新たな問い」が生まれてくるのか。想像するだけでワクワクします。
私たちの本に,唯一の正解はありません。正解は,いつも子どもたちの中にあります。この4名の眼差しを通して,読者の皆さまが目の前の子どもを見つめ,「この対応なら,効果があるかもしれない」と感じられる。そんな「最適解」を導く一冊となれば幸いです。
2025年12月 /浦元 康
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明治図書

















