中学校数学の授業づくり はじめの一歩

中学校数学の授業づくり はじめの一歩

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プロ数学教師としての力強い一歩を踏み出そう!

授業の基本的な組み立て方から、指名・発問やノート指導の仕方、教材研究の腕の磨き方まで、中学校数学の授業づくりを基礎からわかりやすく解説。数学が理解できる=数学が指導できる、ではない。確かな指導法で、確かな力をつける授業ができるようになろう!


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PDF
ISBN:
978-4-18-203625-5
ジャンル:
算数・数学
刊行:
2刷
対象:
中学校
仕様:
四六判 160頁
状態:
在庫あり
出荷:
2018年5月23日
新学習指導要領解説書籍
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もくじ

もくじの詳細表示

はじめに
序章 心にとめておきたいこと
第1章 授業に向かう基本姿勢
教師自身の数学的な知見を拡げる
つまずきに直面している生徒への言葉かけ
第2章 授業の組み立て方
授業の課題はだれのもの?
課題を据える
発問・指示は授業の要
学びの足跡としての板書
生徒に与えていい負荷,与えてはいけない負荷
個に応じた指導の工夫
授業をどのように終えるか
学習指導案を書く
第3章 授業形態の見極め方と工夫
個人追究の時間を保障する
グループ追究のバリエーション
全体追究を発表会で終わらせない
言語活動への取り組み
第4章 授業を深める指名と発問
意図的指名で授業の流れをつくる
生徒の疑問や説明をつなぐ発問
生徒の疑問点を明確にする発問
発表者の意見を真剣に聞く空気を浸透させる
第5章 忘れてはならない配慮事項
掲示物
座席の配置
声の大きさ
チョークの色
黒板用の作図道具
ICT機器
プリント
著作権
第6章 学びを深めるノート指導
ノート指導の目的
自分の弱点に対応した参考書をつくる
思考の過程が見えるノートをつくる
学習感想から授業の充実を図る
自己評価カードを真に有効活用するために
第7章 授業が楽しくなる予習と復習
予習を課すことの意味
復習を課すことの意味
授業と関連づけた課題を準備する
第8章 教材研究の腕を磨く
教材研究の在り方
数学のアンテナを高く張る
工夫を凝らした教材は生徒の心と体を動かす
生徒と教師で共に考える教材の魅力
日常的な事象を数学の舞台にのせる
第9章 全国学力・学習状況調査を授業改善に生かす
調査結果から授業改善の的を絞る
活用問題の枠組みに照らし授業で扱う問題を検討する
現実事象を数学で考察する授業をつくる
新たな数学を生み出す授業をつくる
記述式問題の問い方を教師の発問に生かす
終章 学び続ける教師であること

はじめに

 本書の執筆にあたり,

 「教師として駆け出しのころ,私はどんな気持ちで教壇に立っていたのだろうか」

と,当時のことを振り返りました。

 教師という職に慣れてくると,本来常に意識して大切にしなければならない不易のことまで忘れがちですが,この機会に改めて初心を忘れないことの大切さを感じました。

 授業の腕を磨くためには,先輩の先生からいろいろと教えていただきつつ,時としてよい意味で技量を盗むことが必要だと思います。私は,先輩の先生が授業を終えた直後に教室へ出向き,どのような板書をしたのかを参考にしたことが多々ありました。また,先輩の先生が作成したプリントの余りが廃棄されているのを見て,それを取り出し,どのような仕組みのプリントをつくったのかを読み取ろうとしたこともありました。このように貪欲に技量を盗もうとしたことは,私にとって1つの「初心」の表れだったのだろうと思います。

 本書を手に取られる先生は,教師という職業に夢と希望を抱き,教壇に立つことを決めて間もない方が多いことと思いますが,夢と希望ばかりではなく,むしろそれを上回る不安も抱えているのではないでしょうか。そうなると,先輩の先生から学ぶこと以外にも,何かよりどころとなる書籍があると心強いものでしょう。本書は,主にそのような思いを抱いている数学の先生を対象に,教師としての心構え,授業において大切にしたいことなどをまとめたものです。したがって,教育実習で学ぶようなことも含まれていますが,基本的なことだからこそ,当たり前過ぎて忘れてしまうということもあると考え,あえて記載してみました。ぜひ一つひとつ読み取ってみてください。

 なお,私が教師としての心構えを学ぶうえで,教育者として影響を受けた先生はたくさんいます。中でも,「教師十戒」を説いてくださった毛涯章平先生,座右の書『教えるということ』を書かれた大村はま先生からは,多くを学びました。また,若かりしころ,私の教師としての門出に際し,手紙にて「初心忘るべからず」という言葉を贈ってくださった杉山吉茂先生からは,数学教育の根幹にかかわることを中心に,多大なる影響を受けました。その他,枚挙にいとまがありませんが,ここに心より感謝申し上げるとともに,読者の皆様にも,自分によい影響を与えてくださる先生に出会ってほしいと願っています。


 本書の企画から校正,出版に至るまで,明治図書教育編集部の矢口郁雄氏には大変お世話になりました。ここに厚く御礼申し上げます。


  2016年2月   /新井 仁

著者紹介

新井 仁(あらい ひとし)著書を検索»

1965年 長野県生まれ

1989年 東京学芸大学初等教員養成課程数学科卒業

1989年 諏訪市立上諏訪中学校

1993年 安曇村立大野川中学校(現松本市)

1997年 真田町立真田中学校(現上田市)

2001年 信州大学教育学部附属長野中学校

2004年 長野市立柳町中学校

2012年 国立教育政策研究所教育課程研究センター


所属学会 日本数学教育学会

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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      明治図書
    • 講師時代は数学教員ではなく2年前まで理科教員でした。10年ほど数学教育の指導から離れていたのでこの本を購入しました。自分でも取り入れて真似できることは取り入れています。
      2017/3/2540代・中学校教員
    • 自分の授業を見直してみようと思い、購入。やはり、若手の教員向けかなという内容でした。
      2016/4/240代、中学校教諭
    • 30代になり、生徒への学習指導と若手教師への支援を楽しんでいる者です。
      素晴らしい一冊に巡りあえて嬉しく思います。
      教師の使命や授業のポイントを再確認できました。
      若手教師には貴書と私の指導案や授業を交えて紹介したところ、大変喜んでくれました。
      これからも数学教育をはじめ、貴社の本を読み勉強し、力をつけて生徒・若手教師に還元していきます。よろしくお願いします。
      2016/3/2630代・中学校教諭
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