学級崩壊崖っぷちでも乗り切れる!
頑張らないクラスづくりのコツ

学級崩壊崖っぷちでも乗り切れる!頑張らないクラスづくりのコツ

好評3刷

インタビュー掲載中

肩の力を抜いて楽しみながら上手にクラスをまわしていこう

教室に入ると子どもがガムをかむ甘い匂い。授業中にボール遊びをしたことを注意したら逆ギレされる…そんな修羅場のような状況を乗り越えてきた著者が伝える、正攻法じゃないし頑張らないけれど、崩れかけのクラスも乗り切れてしまうクラスづくりのコツをまとめました。


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ISBN:
978-4-18-203427-5
ジャンル:
学級経営
刊行:
3刷
対象:
小学校
仕様:
四六判 160頁
状態:
在庫あり
出荷:
2024年4月25日

もくじ

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はじめに
第1章 壁のように立ちはだかる困難から得た「逆転の発想」
「きっちり」「ちゃんと」ができない…けどそれを生かしてしまった!
自分の気持ち次第で「気になる子ども」が気にならなくなった!
第2章 これでいいのだ!「開き直り」学級づくり
学級経営や授業は下手でOK
クラスはガチャガチャしてていい
授業をうまくこなすより、子どもといっぱい遊んだ方がいい
学級開きは肩の力を抜いてOK
引き継ぎは聞くけど、いったん忘れてしまう
「黄金の三日間」がなかったら、叱らず、やり直し
子どもの声は聞かない、教室のルールは教師が決める
問題行動を起こす子どもは甘やかす
理科の実験はやらせない
「朝の会」「終わりの会」「日直」をやめてしまう
まずはテストで100点をとらせてノセる
教室環境はキチンとしていなくてOK
教室にモノを置かない
美しさもかざりも教室掲示にはいらない
子どもはきれいにそうじができなくてもいい
教師がそうじをする
保護者には誤解だけされなければOK
保護者に問題行動を逐一電話しない
叱ることだけは事前に予告しておく
第3章 頑張らない!トラブル「やりすごし」法
荒れたクラスではいろいろスルーしてOK
反抗的な子どもは相手にしない
子どもがエスケープをしても気にしない
参加したがらない子は無理にやらせない
ケンカを止めない、させておく
忘れ物はさせておく
宿題忘れは叱らない
高学年女子がグループ化しても放っておく
子どもは「平等」「同じ」でなくてOK
「ひいきだ」と言われたら「配慮だ」と答える
何だってとりえとして認めてあげる
頑張れるようにご褒美をいっぱいあげる
第4章 ちょっと気ままに「飾らない」授業づくり
まずは特別な授業でなくてOK
フツーの一斉授業でいい
算数は問題解決学習じゃなく、知識の教え込みをしてしまう
授業は騒がしいくらいがOK
雑学だってたくさん教える
教室の静かさに安心しない方がいい
授業中も自由にしゃべらせてみる
関係ない話が出た時はいさめてみる
おしゃべりを増やすと子どもたちがかかわりだす
荒れたクラスほど、騒がしい授業がいい
少しふざけた授業もOK
算数の文章題をおもしろ問題にする
授業はゲーム形式にした方がいい
第5章 肩ひじ張らずに、ナチュラル「教師」術
教師を完璧にできなくてOK
本のとおりにクラスづくりができなくていい
教えてもらったことは3割うまくいけばいい
クラスを思うようにコントロールできなくていい
子どもに寄り添うのはやめた方がいい
やっぱり、学級は「王国」でいい
苦しくなったら逃げてOK
仕事は適当にこなしてもいい
ムダなこともどこかで役に立っている
勉強会やセミナーに参加しない時があってもいい

はじめに

 「こんなん、どうしようもないやん……」

 追い込まれてしまった私はこんなことを、何度笑いながらつぶやいたかわかりません。

 学級開きの日、教室に入ると、何人もの子どもたちがガムを噛んでいて、甘い匂いが漂っていた教室。

 授業中にボール遊びをしていたことを注意すると、逆ギレし、机を蹴りとばして教室を飛び出していった男の子。

 時には、はさみが飛び交ったことも……。

 こういった、修羅場のような状況を乗り切ろうと、たくさんセミナーに参加し、本も読んだのですが、正論で正しいと言われている方法では、なかなかうまくいきませんでした。

 そして、日々試行錯誤をしていく中で、正論で正しいと言われている実践とは、真逆の発想からの実践を試したところ、それがたまたまうまくハマり、学級を立て直すことができたのです。

 また、視野を広げることができると、教師にとっても打開策が思い浮かびやすくなり、さらに、生きづらさを感じている子どもたちにとっても、微力ながら力添えができるのではと、今の私は考えています。

 現在、壁にぶつかっている若い先生にとって、この本には正攻法は書かれていないかもしれません。でも、この裏ワザ的な、逆転の発想からの実践が意外にもよかったので、若い先生に是非紹介したいと強く思って、この本を書かせて頂きました。

 この本を手に取ってくださっている若い先生の視野が、少しでも広がる一助になれば幸いです。


   /小野 領一


※本書中のエピソードは個人情報保護のため仮名を用い、事実をゆがめない形で一部内容を変更しています。

著者紹介

小野 領一(おの りょういち)著書を検索»

1984年奈良県生まれ。

近畿大学経営学部卒業後,大阪教育大学第二部に進学し,卒業。

現在,奈良県小学校教諭として勤務。教育サークル「かれ笑らいす」代表。

「困難な学級での学級マネージメント」と「力量のある教員の指導方法に共通項はあるのか?」といったことについて,研究を行っている。

ストレス発散方法は,コカ・コーラ ゼロを一気飲みすること。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書
    • 実際に使えるワザばかりでとても役立ちました。
      2021/2/630代・小学校教員
    • 学級崩壊で悩む先生にとっては、具体的な方法が書かれていて、とても的確である。そして、何よりも気持ちを楽にさせてくれる本である。「頑張らない」というキーワードがそれを端的に表している。
      2020/7/1440代・小学校教員
    • いろんな子どもたちがいて、どう対応したらいいかわからないと不安になります。そんなときに読むと励まされます。
      2020/1/1920代・小学校教員
    • 2018/9/120代・小学校教員
    • 項目ごとに短く整理しているので、全部よみよりは、クラス経営で部分読みに適してます!
      2018/8/730代・小学校管理職
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