どんなに忙しくても子どもとつながりたい先生の「じぶん」を守る働き方
先生も子どもも笑顔になれる「発想のスイッチ」

どんなに忙しくても子どもとつながりたい先生の「じぶん」を守る働き方先生も子どもも笑顔になれる「発想のスイッチ」

新刊

60の思考転換で自分も、学級も前向きに!

日々の業務、学級づくりや授業づくり、職員室の人間関係、家庭との両立…。忙しい毎日の中でも、子どもたちが安心できる教室をつくりたい先生へ。その第一歩は、「じぶん」を大切にすること。自分もクラスも笑顔になれる60の働き方を解説します。


紙版価格: 2,090円(税込)

送料・代引手数料無料

電子版予価: 1,881円(税込)

7/2刊行予定

ISBN:
978-4-18-202924-0
ジャンル:
教師力・仕事術
刊行:
対象:
小・中
仕様:
A5判 144頁
状態:
在庫あり
出荷:
2025年6月23日

CONTENTS

もくじの詳細表示

はじめに
この本の読み方
第1章 「じぶん」を守り,クラスのためにもなる働き方 5つのポイント
01 がんばり方がわからなくなったら
02 力不足だからキツさを感じるのは,当たり前…?
03 正解よりも,「納得解」
04 失敗するのが怖いんです
05 悩みを味方にする方法
第2章 先生も子どもも笑顔になれる「発想のスイッチ」60
Part1 日常業務のマネジメント
Q01 理想と現実の差を大きく感じるときは?
A 理想の先生に,なりきってみて
Q02 できないことが多くて苦しいときは?
A 「今の自分にできること」が,必ずある
Q03 自分の強みを見つけられないときは?
A 必ず強みはある。他の人に見つけてもらおう
Q04 仕事が多すぎるときの考え方は?
A 仕事を,見える化。整理と選択で,タスクが減る
Q05 自分に自信をもつためにできることは?
A 自信は,「自分との約束を守った回数」の積み重ね
Q06 自分と周りの先生を比べてしまうときは?
A 人をスゴイと思える自分が,スゴイ
Q07 休む時間をとれないときは?
A 仕事を禁止して,好きなことに時間を使おう!
Q08 「これ以上がんばれない」と感じたら?
A 「好き」に時間を使う。まずは,そこから
Q09 タスク管理はどう考えればいい?
A タスク遂行は,仕事ではなくゲーム
Q10 自分はダメなところばかりだと感じてしまって…
A たまには,名言の力を借りてみる
Q11 苦手な仕事とどう向き合ったらいい?
A 苦手を知ることが,心地よく働くための大切な一歩
Q12 「楽しく働く」コツは?
A ゲーム化で,主体性と刺激を
Q13 この仕事,一生続けるべき?
A 心と身体を第一に。できるなら,1年更新でやってみる
Part2 人間関係のマネジメント
Q14 後輩と自分を比べてしまって…
A 年齢にとらわれず,学び,実践することを大切に
Q15 「後輩を引っ張らなきゃ」が重荷に感じる…
A 経験から伝えられるものが,きっとある
Q16 異動になったときに考えることは?
A ゆっくりと。周りの先生も気にかけてくれているはず
Q17 人付き合いが苦手なタイプで…
A 心地よい距離感を探してみる
Q18 周りが優秀な先生ばかりに見えるときは?
A 劣等感や嫉妬を感じる自分も,アリにする
Q19 うまく相談できないときは?
A 相談する最初のひとことを決めておけば,大丈夫
Q20 自分にはやりたいことがあるのに!
A ベースをつくって,周りに合わせてもらう
Q21 なかなか本音を言い出しづらいときは?
A 自分が言える人に言えたらいい
Q22 会議でうまく意見を言えないときは?
A 焦る必要なし。3ステップで上達するはず!
Q23 チームに仕事を振り分けるコツは?
A 仕事をオープンにして,選んでもらう
Q24 周りの評価が気になるときは?
A 悪いことをしていないなら,堂々と
Q25 保護者対応に苦手を感じたら?
A 成長・活動を伝える回数を増やしてみる
Q26 子どものトラブルを保護者に伝えるときは?
A 「怖さ」を感じる時間を減らす工夫をする
Q27 授業参観で緊張してしまったら?
A 普段の様子を見せられるように,日常を大切にする
Q28 「自分はハズレ…」と悩んだときは?
A みんなアタリ。だから,自分ができることをする
Part3 対子ども・授業
Q29 丸つけを短縮する方法は?
A 丸つけのイメージを変える
Q30 子どもたちに信頼してもらうためには?
A 子どもを主語に,「喜怒哀楽」を意識
Q31 所見文が思い浮かばないときは?
A 言葉にできないだけかも。メモをしてみよう!
Q32 クラスの特定の子だけが目立っているときは?
A 推し・好き・得意で,活躍できる!
Q33 ICTが上手に使えなくて…
A 子どもも自分も「これならできる!」と思える場面をつくろう
Q34 「きちんとさせなくては」と思い過ぎているときは?
A 完璧を求めず,心休まる場面を大切にする
Q35 上手に授業できるようになりたいのですが…
A 悩みを具体的にすると,できることがきっとある
Q36 他のクラスのほうがよく見えてしまうときは?
A 比べるのは,4月の自分のクラス。他のクラスと競争しなくて大丈夫
Q37 学級が崩れることが心配なときは?
A 子どもたちと,大切なことを共有しよう
Q38 嫌われたくなくて,注意ができないときは?
A どんなことで好かれたいか考えてみよう
Q39 教室を整えるのが苦手で…
A 教室は,遊園地だと思ってみよう
Q40 大きな声で叱れなくて…
A 大きな声を出さなくても,伝える方法はきっとある
Q41 教室で告げ口が増えてきたら?
A 頼られることを喜びつつ,素敵な見方を渡してみよう
Q42 子どもたちの言葉遣いが気になったら?
A 大人の言葉を変えるのが,一番の近道
Q43 子どもをほめるのが難しい…
A 「好み・驚き・事実」を口に出してみる
Q44 「できていない」ことばかりに目がいくときは?
A 「学ぶ自走力」を目指そう
Q45 トラブル対応に疲れてしまったときは?
A あえて真逆のことをしてみよう
Q46 子どもとの関係がうまくいかないと感じたら?
A まずは,たった一人とつながる
Q47 他の先生の実践から学ぶコツは?
A 1つ挙げるとしたら,納得感。あなたが納得できるものを
Part4 家庭と仕事のバランス
Q48 どうしても仕事が終わらない!
A 「定時で帰りたい度」で決めてみる
Q49 「休むのが申し訳ない」と感じるときは?
A 「同僚の先生」を主語にして気持ちを言い換えてみよう
Q50 定時で帰ると他の先生とコミュニケーションがとれなくて…
A 私にできることは,文字で伝えることでした
Q51 ワークとライフ,どちらを優先すべき?
A どちらか1つを選ぶ必要はない
Q52 子育ても仕事も大切にしたいのに!
A 自分の「絶対に譲れないもの」を決めるところから
Q53 子どものお迎えに帰らなきゃだけど,仕事が終わらない!
A 笑顔でお迎えに行くことが,最も重要なお仕事
Q54 休日も仕事のことを考えてしまうときは?
A 仕事のことを考えることは,ある。おしまい
Q55 人生の選択が重くて怖い…
A どの選択が正解かはわからない。選んだ道をベストにする
Q56 子どものために休むことが増えたときは?
A 「代わりに入りたくなる」そんなクラスを考えてみる
Q57 家でイライラしてしまうことが増えてきたら?
A 遠くから,我が子の成長を感じてみる
Q58 自分が何を大切にしたいかわからなくなってきたら?
A 自分の好き・嫌いを吐き出してみよう
Q59 育休復帰のとき,何を準備したらいい?
A 子どもと飽きるまで遊ぶ&好きなことを
Q60 育休からの復帰が不安で…
A 1年目は,復帰後の生活を知ることがゴール
おわりに
参考文献一覧

はじめに

 「もっとできる先生になりたかった」


 教員になって,何度も心の中で呟きました。


 学生時代,失敗しないように,答えを間違えないように,一生懸命歩んできた自分。でも,いざ「よし,いい先生になるぞ!」と教壇に立ってみると,全然思うようにいかない毎日。


 「周りの先生がみんなキラキラして見える…」

 そう思って,

 「私も,あんな風になりたいな」

 「こんなはずじゃなかったのにな」

 と落ち込むことが増えました。


 特に,出産してからは,仕事と家庭の両立に悩み…。

 大好きな我が子をバタバタ保育園に預けて,学校に着くとすぐに,クラスの子に笑顔を向けている自分。

 「なんのために働いているんだろう」そう思って,一人,職員トイレで泣くこともありました。


 でも,捨てきれなかったのは,


 誰よりも大切な四人の娘たちと笑って過ごしたい。

 そして,自分の仕事にも,誇りをもちたい


 という想い。


 仕事と家庭,どちらかを諦めるのではなく

 どちらも大切にして「心地よく」働きたい


 という願い。

 それだけは握りしめて,くしゃくしゃになっても放しませんでした。


 そんな自分を助けてくれたのは,周りの先生や子どもたち。

 素敵な姿,真似したい考え,温かい気持ち…。

 たくさんの宝物をいただきました。この1冊は,そんな私が救われた経験や学びを詰め込んだものです。


 「こんな悩み,私だけ?」

 そう思って,誰かに相談したいけどできないあなたへ。


 「もっとできる人になりたい」

 そう感じて,ツラくなっているあなたへ。


 「何が悩みかすらもわからなくなった」

 そう思うほど,今までがんばってきたあなたへ。


 そんなあなたの日々のヒントが見つかったら嬉しいです。

 「100%の正解」は載っていないかもしれません。でも,


 この1冊が,あなたのお守りになりますように。

 誰にも気づかれずに涙を流す人が,一人でも減りますように。


 お好きなときに,お好きな場所で,ページを開いてみてください。



著者紹介

平野 彩加(ひらの あやか)著書を検索»

4児の母であり,小学校教員。がむしゃらに仕事をする20代を過ごし,出産を経て「我が子を大切にしながら働きたい」という想いに変化。「どんなに忙しくても子どもと繋がりたい。家でもクラスでも。」をテーマに,学級経営のアイデア・忙しくてもできる仕事術・仕事と子育ての両立についてなどをInstagramやVoicyなど各種SNSで発信している。現在のSNSの総フォロワー数2万人超え。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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