- 刊行に寄せて
- はじめに
- 第01章 知っておきたいSEL教育のポイント
- 1 なぜ学校でSELあそびが必要なのか
- 2 身につく5つのスキル@自分を理解する力
- 3 身につく5つのスキルA自分を管理する力
- 4 身につく5つのスキルB他者を理解する力
- 5 身につく5つのスキルC人間関係を築く力
- 6 身につく5つのスキルD責任ある意思決定の力
- 7 SEL教育実践レポート―長野県高森町が挑む「SEL」という心のインフラ
- 第02章 SELあそびを取り入れるポイント
- 1 一人ひとりの落ち着いて聞く,周りを見る力を高める―発達支援の視点から
- 2 困った子対応からよい学級づくりへ―学級経営の視点から
- 3 感情の動きに注目する
- 4 学校で行うためのコツ―実施時期・時間割・日常化
- 5 SELあそびの年間計画・取り組み例
- Column 小学校のSELが中学校で生きる―中学校教師が語るSELの意義
- 第03章 短時間でできるSELあそび50
- 自分を理解する力を育むあそび
- 1 プロフィールを考えよう
- 2 自分を○○にたとえよう
- 3 自分の宝箱をつくろう
- 4 自分だけの救急箱をつくろう
- 5 コンパッションを学ぼう
- 6 いいところを見つけよう
- 7 気持ちのことばを耕そう
- 8 表情シートをつくって,気持ちカメラであそぼう
- 9 気持ちグラフ
- 10 気持ち日記
- 自分を管理する力を育むあそび
- 11 姿勢リセットゲーム
- 12 信号ゲーム
- 13 ストップ&ゴー
- 14 栗ひろい
- 15 目の動きを育てる ウォッチングゲーム
- 16 マインドフルネス
- 17 耳をすませて音を見つけよう
- 18 アンガーコントロール「こころの温度計」
- 19 落ち着く呼吸
- 20 1分メモリーチャレンジ
- 他者を理解する力を育むあそび
- 21 名探偵!うそを見破ろう
- 22 3つのヒントクイズ―私は誰でしょう?
- 23 「はぁ」で気持ちを伝えるゲーム
- 24 3つの変身を見つけよう
- 25 ことばなし?あり?並び替えチャレンジ
- 26 ぴたっと3秒ストップ
- 27 魔法の箱
- 28 質問カードに答えよう
- 29 みんなの共通点さがしチャレンジ
- 30 自分の「好き」を伝えよう
- 人間関係を築く力を育むあそび
- 31 じゃんけん・バリエーション
- 32 ペンのダンス
- 33 2つの点/ワンワード
- 34 ラウンドスケッチ
- 35 うちのネコ知りませんか
- 36 魔法の手(マジック・ハンド)
- 37 木とリス
- 38 ナイフとフォーク
- 39 イルカの調教ゲーム
- 40 フープリレー
- 責任ある意思決定の力を育むあそび
- 41 ドキドキ!どっちを選ぶ?二択ゲーム
- 42 ふんわりことばで伝えようゲーム
- 43 誰に頼る?ゲーム(援助要請@)
- 44 相談してみよう(援助要請A)
- 45 なるほど!こころの見方チェンジゲーム@本当はどうかな
- 46 なるほど!こころの見方チェンジゲームAみんなの中ではどうかな
- 47 なるほど!こころの見方チェンジゲームBどう動く?私の一歩
- 48 「次,何しますか?」ゲーム
- 49 「やりたくない」をどう伝える?ゲーム(高学年)
- 50 いいね!未来さがしゲーム
- 参考文献
刊行に寄せて
今から25年前,練馬区学校教育支援センターより声をかけていただき,SST(ソーシャルスキルトレーニング)の主任指導員を拝命しました。以来,練馬区の公立小・中学校を対象に,1校あたり年間12時間のSSTおよびSELの実践を続けています。当初は年間3校だった契約校も,年月とともに少しずつ増え,やがて年間12校にまで広がりました。
25年前,SSTは私が一人で行っていた実践でした。1時間目から6時間目までを通して,3日間連続で授業を行ったこともあります。1年生のSSTを依頼されて学校へ向かったところ,「今日は学級閉鎖なので,6年生をお願いします」と言われたこともありました。
なかでも最も難しかったのは,学年単位での実践です。200人近い中学生が体育館に集まり,先生方とともにSSTを行う―そこでは,互いの連携と信頼が不可欠でした。大人数での実践は,一歩間違えれば混乱にも危険にもつながります。
事前に何度も話し合い,アセスメントを重ね,準備を尽くしても,現場では必ず想定を超えることが起きます。そのたびに,現場の知恵に支えられ,人と人との協力によって乗り越えてきました。ふりかえれば,それが私のSSTだったと思います。
10年が過ぎ,年間の実践回数が100回に迫る頃,私のSSTは次第に「現場主義」の色を強めていきました。教科書通りのSSTでは届かない現実に,幾度となく直面したからです。アイスブレイクのないロールプレイ。児童生徒の実感とかけ離れた会話例。現場は,机上の理論だけでは動きません。子どもたちの表情を見つめ,その場の空気に耳をすませながら,私は少しずつ実践を組み替えていきました。そうして形を変えていったSSTは,結果として,学校現場からより深い支持を得るようになりました。
そんな折,私はSEL(ソーシャル・エモーショナル・ラーニング)と出会いました。現場で積み重ねてきた実践を,「個人の経験」にとどめるのではなく,学術的な基盤を持つ実践へと育てたい―その思いから,以来15年にわたり,SELを学び,実践を重ね続けています。
その後,勤務地は大阪,そして福岡へと移り,東京での実践は少しずつ教え子たちへ託されていきました。学校現場のリアリティと,臨床心理学の知見。その両者を結びつけた実践的なSELをつくるため,多くの教え子たちが力を尽くしてくれました。
そのなかでも,現在最も学校現場を深く理解し,先生方や児童生徒から厚い信頼を寄せられているのが,吉田梨乃先生です。かつては共に学校を回りましたが,この10年で独り立ちされ,自らのSELをさらに深化させてこられました。
徹底した現場主義から生まれた「SELあそび」。その背景には,雨の日も風の日も,たったひとりで公立小・中学校の現場に入り,先生方や児童生徒と真摯に向き合い続けてきた吉田先生の歩みがあります。
本書の刊行をうれしく思います。そして何より,「現場」に立ち続ける先生方の手に,本書が静かに届くことを願っています。
2026年7月 福岡女学院大学 /斎藤 富由起
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| 内容 | ファイル名 | サイズ | |
|---|---|---|---|
| 教材一式 | worksheet_.zip | 2,444KB | ![]() |
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明治図書

















