学級を最高のチームにする極意
やる気を引き出す全員参加の授業づくり 協働を生む教師のリーダーシップ 中学校編

学級を最高のチームにする極意やる気を引き出す全員参加の授業づくり 協働を生む教師のリーダーシップ 中学校編

インタビュー掲載中

主体性と協働を引き出す!AL時代の全員参加の授業づくり

「授業に参加できていない生徒の存在を許さない!」全員参加の授業づくりには、まず生徒のやる気を引き出すことがスタート。“課題意識の共有”と“つながりづくり”が「主体性」を生み出し、「協働」の地盤となります。アクティブ・ラーニング時代の授業づくり入門。


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PDF EPUB
ISBN:
978-4-18-201525-0
ジャンル:
授業全般
刊行:
対象:
中学校
仕様:
A5判 144頁
状態:
在庫あり
出荷:
2019年11月14日
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目次

もくじの詳細表示

まえがき
第1章 学力を高めるのは愛を「見える化」する教師
やる気を引き出す全員参加の授業づくり 理論編
1 学力を高める教師
2 学力を支える学力基礎
3 学力の3要素
4 やる気を引き出す戦略
5 雰囲気に最も強く影響するもの
6 やる気を引き出す安全基地の存在
7 やる気を引き出す教師の授業
「やる気を引き出す全員参加の授業づくり〜協働を生む教師のリーダーシップ〜」の使い方
※第2章の実践編は,下記の内容を中心にして,各執筆者が,それぞれの主張を展開しています。
@子どものやる気を引き出す考え方
▲子どものやる気を引き出す上で大事にしている基本的な考え方,ポイントなどについてまとめました。
A授業において,子どものやる気を引き出す具体的な取り組み
▲子どものやる気を引き出すことができた具体的な実践を,はじめて取り組む方にも追試できるよう,わかりやすく解説しました。
▲成功させるコツ,また失敗しそうなところと失敗してしまった際のリカバリーの方法についても,ポイントをまとめています。
第2章 やる気を引き出す全員参加の授業づくり 協働を生む教師のリーダーシップ
やる気を引き出す全員参加の授業づくり 実践編
1 授業で子どものやる気を引き出す近道は,面白い授業を追究すること
1 授業で子どものやる気を引き出すとは?
2 子どものやる気を引き出す考え方と実践例@
(1) 目指す授業を具体的に語れるか
(2) 実践
(3) 成功させるコツとリカバリーの視点
3 子どものやる気を引き出す考え方と実践例A
(1) 信頼のストロークを送り続ける
(2) 実践例
(3) 成功させるコツとリカバリーの視点
4 子どものやる気を引き出す考え方と実践例B
(1) とにかく面白い授業を心がける
(2) 実践例
(3) 成功させるコツとリカバリーの視点
2 子どものやる気を引き出すチャンスは授業のいたるところにある
1 105時間の授業で勝負
(1) 授業の場面で
(2) 保健体育の授業(実技)の役割
(3) 保健体育教師の役割
(4) ガイダンスの重要性
2 子どものやる気を引き出す具体的な実践
(1) 授業が始まる前
(2) ウォーミングアップ
(3) 授業中
(4) 授業の終わり
(5) 全体
3 生徒が「わかった」「仲間とつながった」と感じられる授業
1 復習カードでつながる
(1) 前回までの復習
(2) 手を挙げた回数と発表できた回数
(3) 授業の振り返り
2 アドバイザーシステム
3 加点法で評価と価値づけをする
4 ユーモアで生徒を動かす
5 授業で活躍する助手
6 やる気を引き出す授業とは……
4 正面突破だけじゃ芸がない! あの手,この手で授業に彩りを
1 話を聞いてもらえる先生,聞いてもらえない先生
2 厳しさ,優しさ,ユーモアのある搦め手を
(1) ここぞ!を見極めて,冷静に叱る
(2) 課題チェックでやる気を引き出す
(3) 時には生徒と同じ目線に立つ
5 教科担任だからこそ〜他人の土俵で相撲をとる覚悟〜
1 教科担任制における心構え
2 他人の土俵で相撲をとるための作法
(1) 学級のよさを子どもにフィードバック
(2) 子どものよさを学級担任にフィードバック
(3) つながって「必要感」を引き出す
3 学習動機のいろいろ
4 学習定着度別 つながりからやる気へ
(1) 学習が苦手な子とつながる
(2) 学力中間層とつながる
(3) 学力上位層とつながる
5 「先生,どうしてみんなで勉強するの?」
6 やれる範囲で最大限の結果を出す
7 人の土俵で相撲をとる極意
(1) 教科担任心得
(2) 学習に向かう動機を刺激する
6 全員参加・全員発言がマストです!
1 道徳で生徒とつながる!
(1) 「つながる」って?
(2) 道徳の時間で「つながる」ツール
(3) 道徳の授業は学級経営と生徒指導に効く!
(4) 感情を表現するには
2 道徳授業でつながった!
(1) まずは全員寝させない
(2) 全員参加
(3) 全員発言
(4) シェアリング
3 道徳の授業でつながれば
(1) 授業の効果
(2) 授業の余韻
7 つながる授業で学級に一つ一つの花を咲かせる〜授業で一人一人の力を伸ばす秘訣〜
1 教科指導において子どものやる気を引き出す考え方
(1) 大村はま先生が目指したもの
(2) 中学校の思い出は「部活動」
(3) 学習への意識
(4) 学級に一つ一つの花を咲かせる
2 教科指導で子どものやる気を引き出す具体的な実践
(1) インクルーシブ教育のすすめ
(2) 自力学習のすすめ
(3) 授業で生徒のやる気を引き出す環境を設定する
(4) ALT とつながる活動
(5) 授業で小学生とつながる
(6) 授業で全校とつながる
(7) 学級全員で高校受験に挑む
8 子どもの本音に耳を傾けながら授業をつくる
1 授業は教師が一人でつくるものではない
(1) 「どうしようか」からの脱却
(2) わかり合えないから,聞く
(3) コラボレーションを楽しむ
2 どのようにコラボレーション授業をつくるか
(1) 学習記録で子どもの学びを知る
(2) 長期休み課題を相談して決める
(3) 授業感想文を書く
(4) 対話を通して作文を書く
9 子どもとつながり,子どもをつなげて,やる気を引き出す
1 授業を通して身に付けさせたい3つのチカラ
2 教師が子どもとつながる具体的な実践
(1) 子どもの「できた」「わかった」を保証する授業
(2) 教師が子どもと信頼関係を紡ぐ授業内の指導
(3) 授業の中で子ども同士をつなげる
10 アクティブ・ラーニングで生徒のやる気を引き出す
1 授業はトータルな人間形成の場
2 授業の実践例〜歴史的分野「縄文時代」より〜
3 授業で生徒のやる気を引き出す
(1) 主体的・協働的な学習(アクティブ・ラーニング)を実践する
(2) 机間指導で生徒とかかわる
(3) 学びの意図や意義を語り,評価を伝え,成果を自覚させる
4 アクティブ・ラーニングを可能にする学習課題
(1) 学習内容に直結したものであること
(2) 生徒の学びに向かう目的意識を醸成するものであること
(3) 適度な困難度と,話し合う必然性があること
5 アクティブ・ラーニングを可能にする学習形態
(1) 個人での学習
(2) グループでの学習
(3) 全体一斉での学習
(4) それぞれの学習形態のよさを生かす
6 授業は教師次第
あとがき

まえがき

 皆さん,本気で学力を高めようと思うならば,何に最も力を注がなくてはならないでしょうか。教材の研究ですか,教え方ですか,学習者を理解することですか。これからの時代は,学習者に関する研究だと考えられます。誤解のないようにお伝えしておきますが,教材研究や教授法研究に意味が無いと言っているのではありません。しかし,優良な授業コンテンツがネットで配信されるような時代に,これまでのように何をどのように教えるかということは,相対的に意味が薄れることが予測されます。それよりも,どのように条件整備をしたらそうしたコンテンツに子どもたちが積極的にアプローチするようになるかということに関する研究が,さらに必要となってくると言いたいのです。

 子どもたちが,積極的に学習にアプローチするためには何をしたらいいのでしょうか。発問や指示といった教え方の工夫やネタの面白さで引きつけることだけでは不十分と言わざるを得ません。教え方やネタの工夫でやる気を出すことができるのは,ある程度学習に向き合う力を持った子どもたちです。しかし,教室には,そうしたものだけでは学習に向き合うことが困難な子どもたちが一定数いることは,プロの実践者の皆さんならご存知のはずです。

 「一人残らずわかる授業」「全員参加の授業」を目指すならば,別な発想と技術が必要です。学力を高めるには,およそ3つのアプローチがあります。「学習の質を上げること」,「学習の時間を増やすこと」,そして「学習への意欲を高めること」です。これからの授業づくりにおいて最も大事なことは何でしょうか。主体的な学びを重視する時代ですから,間違いなく「学習への意欲を高めること」でしょう。この3つのアプローチはかけ算構造です。どんなに質の良い学習内容にたくさん触れさせても,意欲のない子どもには入っていきません。意欲が0だったら,学習をしません。そして,マイナスの場合は,学習から遠ざかることすらあります。これまでわが国の教育は,授業の質を上げること,たくさん学習させることについては様々な工夫をしてきました。しかし,それが学習意欲を喚起することにコミットできていなかったのではないかと思います。では,子どもたちはどうしたら学習への意欲を持つのでしょうか。詳しくは本編をお読みいただきたいと思いますが,少しだけ述べると,いかに安心感を保証するかです。私たちは,安心感を感じたときにやる気になります。そして安全が確保されたときに,挑戦するのです。

 本書で小中学校,合計20名の精鋭達が一貫して大事にしているのは,授業における「つながりの確保」です。「授業はコミュニケーションである」と自覚し,あらゆる手で子どもたちとつながろうとしています。そして,また,様々な学習活動で子ども同士をつなげようとしています。彼らがやろうとしていることは,一人一人とつながり,そして同時に子ども同士をつなげることで,教室を安心感のあるコミュニティーにしているのです。

 彼らの教室で,なぜ,学習に向き合いにくい子どもたちが学習に向き合うことができるのか,それは,教室が,学習者にとって安心できる場になっているからです。それでは,具体的にどのようにして安心感のある環境設定をしているのでしょうか。本書には有効な実践が満載です。

 授業でつながり,授業でつなげ,子どもたちのやる気を引き出す具体的実践の数々をご堪能ください。


   /赤坂 真二

著者紹介

赤坂 真二(あかさか しんじ)著書を検索»

1965年新潟県生まれ。上越教育大学教職大学院教授。学校心理士。19年間の小学校勤務では,アドラー心理学的アプローチの学級経営に取り組み,子どものやる気と自信を高める学級づくりについて実証的な研究を進めてきた。2008年4月から,即戦力となる若手教師の育成,主に小中学校現職教師の再教育にかかわりながら,講演や執筆を行う。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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      明治図書
    • 具体例がたくさんあり、わかりやすかった。
      2017/1/2040代・中学校教員
    • 「群れ」ではなく「チーム」としての学級づくりの方法がわかった。
      また、やり方だけでなく、「あり方」も意識して、学級づくりに励みたい。
      2016/7/520代・中学校教員
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