- はじめに
 - 序 ドラマが生まれにくい土壌
 - 一 なぜドラマが生まれにくいのか
 - 二 レジャー化された親子のふれあい
 - ──普通じゃない
 - 三 人のプライバシーに立ち入らない
 - ──希薄な人間関係
 - 四 保護者の苦情に過剰反応する学校
 - ―─無難な対応
 
- T なぜ今、学級づくりにドラマが期待されるか
 - 一 ドラマとは?─人間同士の格闘である
 - 二 こんな一年生にドラマを仕掛けるのは至難の技
 - ──俳優の質の変化
 - 1 返事をしない一年生
 - 2 自分の言いたいことを大声で喋りまくる一年生
 - 3 自分のしたいことしかしない一年生
 - 4 自分のしようとすることがうまくいかないと学校を休む一年生
 
- 三 こんな教師はドラマを仕掛けられない
 - ──演出家の技量
 - 1 プリントの消化に追われて、授業が疎かになっている教師
 - 2 子供をテレビ漬け、ビデオ漬け、インターネット漬けにする教師
 - 3 プリントをたくさんさせることが学力の定着につながると思っている教師
 - 4 子供を一律に揃えようとし過ぎる教師
 
- 四 親にへつらうことはない
 - ――観客の質の変化
 
- U ドラマを創る学級づくりの年間見通し
 - 一 一学期の重点課題
 - ──わたしと〇〇先生であって、一年△組のわたしではない
 - 1 子供一人ひとりの体にふれ、教師の体温を伝える──先生と仲良し
 - 2 朝は子供の話を聞く──先生聞いてよフレッシュニュース
 - 3 帰りは「教師のお話タイム」──短く、五分で、さようなら
 - 4 挨拶と返事ができる子に──今日も出会えたあの子と私
 - 5 保護者への「おたより」は子供の自筆で
 
- 二 二学期の重点課題
 - ──わたしと〇〇ちゃんであって、一年△組の一員ではない
 - 1 二人組になろう── 一人では味わえない楽しさがある
 - 2 友達の「よさ」を表彰状にしてプレゼント── 一人ひとりの居場所づくり
 - 3 論争する力をつける──拮抗のドラマは友達がいるからできるんだ
 - 4 「おたより」は子供同士の係わりをメインに
 
- 三 三学期の重点課題
 - ――先生大丈夫、二年生になるんだもん
 - 1 一人ひとりをプロにする
 - 2 生活科「大きくなったぼく、わたし」で、成長の自覚を
 
- V ドラマを創る学級づくりの出会いの演出
 - 一 ドラマを創る「入学の日」演出のアイデア
 - 1 ぼくの学校・わたしの学校──居場所づくり
 - 2 居場所作り
 - 3 子供の目から見た「入学の日」
 
- 二 ドラマを創る「そうじ」演出のアイデア
 - 1 教科書はどこにでもある
 - 2 なりきらせてドラマを創る
 - 3 変身術は相互交流を生む
 
- 三 ドラマを創る「最初の三日間」の重点課題
 - ──ドラマ成立の基盤ルール
 - 1 学級は劇場
 - 2 ルール習慣化への方策
 - 3 ドラマを生む学級土壌
 
- W ドラマを創る楽しい授業づくりの見通し
 - 一 ドラマを創る楽しい授業づくりの原則
 - 1 何がドラマを呼ぶか
 - 2 仕掛けの前提
 
- 二 国語科授業の重点課題
 - 1 自分の立場を明確にさせる「発問」でドラマを創る
 - 2 ドラマを創る楽しい国語授業づくりのポイント
 - 3 「おむすびころりん(光村図書 一年)」の授業
 - 4 立場を明確にする発問の有効性
 
- 三 生活科授業の重点課題
 - ──ごっこからの脱出でドラマを創る
 - 1 K男だけが濡れなかった
 - 2 ごっこからの脱出
 - 3 ごっこからの脱出のカギを握るのは教師
 
- 四 算数科授業の重点課題
 - ──持ち分が発揮される演出
 - 1 ドラマの序章……子どもの意外性発揮
 - 2 ドラマの佳境……挑戦意欲の喚起
 - 3 ドラマの終末……心に残るキャラクター
 
- 五 体育科授業の重点課題
 - ──やればできるの証明
 - 1 ドラマの序章……できない事の自覚
 - 2 ドラマの佳境……挑戦意欲の喚起
 - 3 ドラマの終末……やればできるの証明
 - 4 後日談……すごい一年坊主
 
- 六 音楽科授業の重点課題
 - ──歌テストをミニコンサートで
 - 1 歌テストで『音が苦』の子どもをつくってはならない
 - 2 カラオケ方式で、ミニコンサートをする
 - 3 ミニコンサートを評価に生かす
 
- X ドラマを創る学級づくりの実践
 - 一 持ち分発揮で全員参加のドラマを創る
 - 1 ドラマを創る土壌
 - 2 みんながドラマを育てた
 - 3 教師はドラマに栄養を注ぐ
 - 4 ギャラリーはドラマを成長させる
 - 5 ドラマが生んだ意外性
 
- 二 暑中見舞と年賀状で喜びのドラマを創る
 - 1 休暇中の絆を作る暑中見舞と年賀状
 - 2 「教師が出す暑中見舞」二例
 - 3 子供が喜ぶ年賀状の掲示
 
- 三 登り棒で「やればできる」のドラマを創る
 - 1 一年生だからこそ登り棒
 - 2 登り棒との出会いの演出
 - 3 腕力は、楽しんでいるうちに
 - 4 ドラマの誕生
 
- 四 クラスの「思い出のアルバム」づくりで小集団活動のドラマを創る
 - 1 我がクラスの「思い出のアルバム」
 - 2 「思い出のアルバム」作りの活動過程
 - 3 親も巻き込んでドラマが生まれる
 
- 五 明解な評価が、ドラマを創るか?
 - 1 正確さは、悪だ
 - 2 森流市販テスト採点基準
 - 3 採点とは何か
 
- Y ドラマを創る学級づくりの総括
 - ──居場所づくりがドラマを創る
 - 一 冷たい「平等」か、温かい「不平等」か
 - 二 「不平等」な学級経営実態例
 - 1 君には、忘れ物の事はいいよ
 - 2 もう、待たなくていいよ
 
- 三 「平等」の中にある排除
 
- おわりに
 
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明治図書
 















