国語科重要教材の授業づくり
たしかな教材研究で読み手を育てる「ごんぎつね」の授業

国語科重要教材の授業づくりたしかな教材研究で読み手を育てる「ごんぎつね」の授業

総合36位

重版出来

好評5刷

インタビュー掲載中

書評掲載中

教材研究力×実践力=子どもにたしかな読みの力を

超定番教材「ごんぎつね」をどう授業するのか?―教材を分析・解釈する力&指導方法を構想する力を高める読解の視点と各種言語活動を例示。それに基づく授業実践をもとに、子どもを読み手として育てる授業づくりに迫る。教材研究に欠かせない一冊。


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ISBN:
978-4-18-195113-9
ジャンル:
国語
刊行:
5刷
対象:
小学校
仕様:
A5判 176頁
状態:
在庫あり
出荷:
2019年9月24日
新学習指導要領解説書籍
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目次

もくじの詳細表示

はじめに
第1章 教材を分析・解釈する力を高めよう
1 読者として教材と出合おう
2 教材「ごんぎつね」を読み解こう
(1)主人公「ごん」の設定を読もう
ごんの年齢は?/ごんはどんな境遇にいるの?/ごんのいたずらの意味は?
(2)「ごん」の変容を読もう
ごんの後悔を読み解こう/ごんの「つぐない」の始まりは?/「つぐない」にも変化があるの?/ごんの死が意味するのは?
(3)対人物「兵十」の人物像を読もう
兵十の人物像とは?/兵十の視点から読むと?
(4)場面構成から読もう
第四・五場面の役割とは?/ごんの心の奥にある思いとは?/ごんの「つぐない」を兵十はどう受け止めた?/読者を悲劇に巻き込む「しかけ」とは?
(5)語りや表現描写を読もう
物語が語り口調である効果とは?/視点の変化がもたらす効果とは?/「兵十はかけよって来ました。」/シンクロする物語の描写と人物の心情
3 学習の目標を設定しよう
(1)教材の特性から目標を考えよう
(2)「ごんぎつね」から指導目標を設定しよう
教材の特性から考えられる目標を書き出そう/教科書の単元名を見てみよう/学級の実態に合った目標を設定しよう
第2章 指導方法を構想する力を高めよう
1 学級の実態と教師の力量に応じた指導方法を設定しよう
2 教材の特性に応じた活動を設定しよう
(1)音読・朗読
(2)ディベート
(3)日記
(4)手紙
(5)後日談の創作
(6)劇・動作化
(7)ペープサート
(8)紙芝居
(9)新聞
(10)書評
(11)他の物語を読む
3 単元を構想しよう
(1)子どもたちの状況をとらえよう
(2)学習のゴールである目指す子どもの姿を明確にしよう
(3)学習課題と学習活動を設定しよう
第3章 板書と思考の流れで展開がわかる 実践!「ごんぎつね」の授業
〈第2次〉 課題について話し合いながら、ごんの心の動きを読んでいき、ごんへの手紙を書く。
第1時 「ごんは悪いきつねか」について話し合い、いたずらをするごんへの手紙を書く。
第2時 「ごんが兵十に栗や松茸を持って行くのはなぜか」について話し合い、ごんへの手紙を書く。
第3時 「ごんには兵十に気づいてほしい気持ちがあるのか」について話し合い、ごんへの手紙を書く。
第4時 「この物語はごんと兵十にとって満足のいく結果となったのか」について話し合い、兵十からごんへの手紙を書く。
〈第3次〉 人物の関係から物語を読み比べ、悲劇が生まれた原因について自分の考えをまとめる。
第1・2時 「おにたのぼうし」と読み比べ、悲しい結末になった理由について話し合う。
おわりに
〈注〉本書で使用している教科書は、すべて平成27年度版光村図書4年下です。

はじめに

 今、日本の教育は激動の時代にあります。知識基盤社会化、グローバル化に対応すべく、世界に照準を合わせた教育改革が行われ、未来に生きる子どもたちの資質・能力の育成に向けて様々な政策が打ち出されています。学校現場では、新たな教科等の実施やICT教育設備の活用など、従来の授業のあり方の見直しが求められています。


 しかし、どんなに教育を取り巻く状況や授業の方法が変化しても変わらないものもあります。それは、学習者としての「子ども」、指導者としての「教師」、両者を関わらせる学習内容としての「教材」という三つの要素が授業の成立には不可欠だということです。

 そして、子どもたちが主体的に学習する原動力となるのは、やはり課題意識です。教科の本質や内容に迫る子どもたちの問いをいかにしてつくり出すか、教師の力が問われています。

 では、どのようなものが価値ある問いであり、その問いをつくり出させるために教師は何をすればいいのでしょうか。

 それには、まず何よりも教師の教材を分析する力が必要です。授業を構成する要素である教材を分析し、その「価値」を教師が見出すことができなければ、授業の中で子どもたちに気づかせたり、考えさせたりすることはできません。

 現在、使用されている国語の教科書には、長い間掲載されてきた文学教材が数多くあります。

 なぜ、これらの文学教材は、多くの教師や学校現場で支持され続けてきたのでしょうか。それは、その教材で子どもたちを学習させる「価値」を多くの教師が感じてきたからに他なりません。そして、多くの先達が、その「価値」に子どもたちを迫らせるための読ませ方を研究・実践してきました。


 本シリーズでは、そのような教材を国語科における「重要文学教材」と位置づけ、教材分析・解釈を通してそれらの教材の「価値」に迫るとともに、どのようにしてその「価値」に迫る読み方を子どもたちにさせていくか、授業づくりのステップに合わせて構成しています。

 本シリーズは、基本的に次のような三つの章で成り立っています。


 第一章 教材を分析・解釈する力を高めよう

 第二章 指導方法を構想する力を高めよう

 第三章 板書と思考の流れで展開がわかる授業


 本シリーズを読み、読者のみなさんにもいっしょに考えていただくことで、今後の授業づくりの一助になれば幸いです。


   /立石 泰之

著者紹介

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立石 泰之(たていし やすゆき)著書を検索»

1972年,福岡県春日市に生まれる。東京学芸大学卒業。福岡県公立小学校教諭,広島大学附属小学校教諭を経て,現在,福岡県教育センター指導主事。全国大学国語教育学会,日本国語教育学会会員。全国国語授業研究会理事。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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      明治図書
    • シリーズを楽しみにしています。
      2018/7/2440代・小学校教員
    • ごんぎつねの指導だけでなく、国語教材の研究をどうすればよいかのヒントにもなった。
      2016/12/1830代・小学校教員
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