- はじめに
- 第1章 ちょっと深い詩の読解で一年をスタート! 授業開きのネタ
- 1 楽しい詩? 悲しい詩?【1年】
- (「おさるがふねをかきました」まど・みちお)
- 2 イルカは何頭いるのかな?【2年】
- (「いるか」谷川俊太郎)
- 3 だれが,だれに言っているの?【3年】
- (「トンボ」香山美子)
- 4 雲? 蜘蛛?【4年】
- (「春のうた」草野心平)
- 5 何が「いっぱい」なの?【5年】
- (「雪とけて 村いっぱいの 子ども哉」小林一茶)
- 6 自分だけの「生きる」をつくろう【6年】
- (「生きる」谷川俊太郎)
- 第2章 言葉の力を伸ばす言語活動を位置づけた 説明文のネタ
- 7 乗り物カードをつくろう【1年】
- (「じどう車くらべ」「いろいろなふね」)
- 8 観察記録や育て方の説明書を書こう【2年】
- (「たんぽぽ」「たんぽぽのちえ」)
- 9 お気に入りの昔話を語ろう【2年】
- (「言いつたえられているお話を読もう」)
- 10 遊びのルールブックをつくろう【2年】
- 11 段落を30字以内でまとめよう【3年】
- (「もうどう犬の訓練」)
- 12 説明文バラバラ事件【3年】
- (「自然のかくし絵」「すがたをかえる大豆」)
- 13 「○○のひみつ」ポスターをつくろう【4年】
- (「くらしの中の和と洋」)
- 14 身近な道具の説明書をつくろう【4年】
- 15 クイズ番組をつくろう【5年】
- 16 読み手を変えて新聞の見出しを書き換えよう【5年】
- 17 新聞に投書してみよう【6年】
- (「新聞の投書を読み比べよう」「未来がよりよくあるために」)
- 18 プロフェッショナルを探せ!【5年・6年】
- (「手塚治虫」「百年後のふるさとを守る」)
- 19 新聞記事の見出しをつけよう【5年・6年】
- 20 言葉だけで説明しよう【5年・6年】
- 第3章 みんな活躍! 保護者も満足! 参観授業のネタ
- 21 「あめですよ」ってだれが言ったの?【1年】
- (「あめですよ」とよたかずひこ)
- 22 季節はいつ?【2年】
- (「赤とんぼ」まど・みちお)
- 23 現実の世界? イメージの世界?【3年】
- (「みみずのたいそう」かんざわとしこ)
- 24 「ボク」は今,どうなっているの?【4年】
- (「青イ花」草野心平)
- 25 何が切ないの?【5年】
- (「秋の夜の会話」草野心平)
- 26 娘から父への愛情【6年】
- (「人形」八木重吉)
- 第4章 言葉にこだわる 言葉を楽しむ 言語事項のネタ
- 27 漢字・カタカナで書かないと困ったことに【全学年】
- 28 「、」をつけないと大変なことに【全学年】
- 29 主語と述語をシャッフルしよう【2年】
- 30 しりとりいろいろ【全学年】
- 31 君たちの辞書に不可能という文字はない!【3年】
- 32 国語辞典の最初の言葉,最後の言葉【3〜6年】
- 33 ローマ字の定着はパソコンで【3〜6年】
- 34 名文・名詩を暗唱しよう【全学年】
- 35 漢詩を書いてみよう【6年】
- 第5章 ちょっとした工夫で言葉の力をグンと伸ばす 書く活動のネタ
- 36 日付の書き方にちょっとした工夫を【全学年】
- 37 残り5分のノートタイム【全学年】
- 38 □に何が入るかな?【1年・2年】
- 39 ひらがなすべて使いきれるかな?【全学年】
- 40 新出漢字で文章を考えよう【2〜6年】
- 41 気持ちを動きで表そう【全学年】
- 42 作者と話者の違いを意識しよう【全学年】
- 43 句会・歌会を開こう【全学年】
- 44 「新学期の決意」を読んでの決意【全学年】
- 第6章 楽しく学んで力がつく! 漢字のネタ
- 45 教室の中の漢字を探してみよう【1年】
- 46 ノってノって,どんどん反復【1年・2年】
- 47 身近な漢字を覚えちゃえ【2〜6年】
- 48 テーマに合う漢字を探そう【3〜6年】
- 49 二画で書ける漢字はいくつ?【3〜6年】
- 50 漢字を選ぼう【3〜6年】
- 51 私だけのMY漢字をつくろう【4〜6年】
- 52 友だちの名前,漢字で書けるかな?【3〜6年】
- 53 漢字テストは,練習→練習→本番【全学年】
- 第7章 読み取る力を伸ばす言語活動を位置づけた 物語文のネタ
- 54 証拠はどこに書いてあるかな?【1年】
- (「たぬきの糸車」きしなみ)
- 55 声と表情で音読劇をしよう【1年】
- (「おおきなかぶ」)
- 56 自分だけのがまくんとかえるくんの物語をつくろう【2年】
- (「お手紙」アーノルド・ローベル)
- 57 場面を1つの文で書こう【1年・2年】
- (「スイミー」レオ・レオニ)
- 58 ブックスタンドをつくろう【2年】
- (「ニャーゴ」みやにしたつや)
- 59 音読を発表しよう【2年】
- (「おとうとねずみチロ」もりやまみやこ)
- 60 感情表現にこだわろう【2年】
- (「スーホの白い馬」おおつかゆうぞう)
- 61 伏線をたどろう【3年】
- (「ゆうすげ村の小さな旅館」茂市久美子)
- 62 情景描写から読み取ろう【3年】
- (「手ぶくろを買いに」新美南吉)
- 63 ゼロ段落を考えよう【4年】
- (「白いぼうし」あまんきみこ)
- 64 行動から気持ちを読み取ろう【4年】
- (「一つの花」今西祐行)
- 65 気持ちの変化を探ろう【4年】
- (「ごんぎつね」新美南吉)
- 66 物語の続きを想像しよう【5年】
- (「世界でいちばんやかましい音」ベンジャミン・エルキン)
- 67 裏に隠れた本音を考えよう【5年】
- (「注文の多い料理店」宮沢賢治)
- 68 クライマックスはどこ?【5年】
- (「大造じいさんとガン」椋鳩十)
- 69 本の帯をつくろう【6年】
- (「やまなし」宮澤賢治)
- 70 「私のおすすめの一冊」を紹介しよう【6年】
- (「海の命」立松和平)
- 第8章 国語の学習の土台を築く 学び方のネタ
- 71 鉛筆の持ち方は「OKサイン」をくるっと【全学年】
- 72 みんなで黒板を使おう【全学年】
- 73 全員参加のお役立ちアイテム【全学年】
- 74 考えながら音読しよう【全学年】
- 75 物語文も段落番号を書こう【全学年】
- 76 物語文の例にテレビ番組を【全学年】
- 77 班活動に最適な人数は?【全学年】
- 78 テストの答え方をマスターしよう【全学年】
- 79 使い終わったノートを活用しよう【全学年】
- 第9章 国語の学習がもっと楽しくなる 授業外の小ネタ
- 80 なぜなぜ日記,どうして日記【全学年】
- 81 この漢字,読めるかな?【全学年】
- 82 暑中見舞いor残暑見舞い?【全学年】
- 83 詩集をつくろう【全学年】
- 84 ノート持ち込み可のテスト!?【全学年】
- 85 修学旅行の日記を短歌で【5年・6年】
- 86 最後の最後の国語の授業【6年】
- (「りんご」「おなじく」山村暮鳥)
- 第10章 国語の授業の質を高める 指導の上達ネタ
- 87 学習用語・分析用語を身につけよう【教師】
- 88 自問自答で教材解釈を深めよう【教師】
- 89 黒板の消し方はどっち向き?【教師】
- 90 空書きのお手本は左手で【教師】
- 91 気持ちばかりじゃ気持ち悪い【教師】
- 92 子どもの能動性を引き出そう【教師】
- 93 子どもの能動性を重視した授業展開【教師】
- 94 思い切って子どもに任せてみよう【教師】
- 95 “待ってる”教師になろう【教師】
- 96 意見を発表させるには?【教師】
- 97 話し合いは機能を意識して【教師】
- 98 話し合いは段階を踏んで【教師】
- 99 合いの手は愛の手【教師】
- 100 迷ったら出ない【教師】
- Column
- 加点的に子どもを見よう
- 学力向上には「治療」が大事
- 「書く」ことによる評価
- 授業はハードとハートの両面から
- 教師は複数の辞書を持つ
- おわりに
はじめに
本書には,私がこれまで実践してきた,国語授業に関する,すぐに役立ち,すぐに使えるネタが100本集められています。国語の様々な内容から学級づくりにかかわること,指導上達の手がかりまで網羅しました。
「どんな授業で一年をスタートしようかな?」「参観日どうしようかな?」
そんなふうに迷っている先生は,第1章と第3章へ。
「説明文の授業,読み取りだけじゃつまらないな…」
そんなふうに悩んでいる先生は,第2章へ。
「言語事項を楽しくしたい」「書く活動を楽しくしたい」
「漢字の学習をひと工夫したい」
そんなふうに願っている先生は,第4章,第5章,第6章へ。
「物語文の解釈を深めたい,言語活動も充実させたい」
そんな欲張りな先生は,第7章へ。
「国語の学び方をしっかり身につけさせる方法はないかな?」
あります。そんな先生は,第8章へ。
「国語の力って授業以外にも伸ばす機会あるはずだよね?」
そうです。そんな先生は,第9章へ。
「どうしたら国語の授業がうまくなるのかな…」
その手がかりが,第10章に書いてあります。
どの章からご覧いただいても結構です。どのページから開いていただいても構いません。指導にあたって目安となる学年も示しています(ただし,学級の実態や子どもの様子に応じて使い分けてください)。
そして,気になった実践はぜひやってみてください。それは,その後の先生ご自身のネタになるのです。
平成27年3月 /広山 隆行
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