- まえがき
- 第1章 子どものやる気と力を伸ばす!音読指導の原理原則
- 1 なぜ音読をするのか
- 2 音読による学級づくり・授業づくり
- 3 音読のよさを子どもに説明する
- 4 目的をもって始める
- 5 音読のポイント〜姿勢〜
- 6 音読のポイント〜口形〜
- 7 音読のポイント〜発声〜
- 8 音読指導の手順
- 9 1時間目の授業
- 10 音読のスタートはお口の体操から
- 11 声を響かせる指導法
- 12 意欲の高め方
- 13 音読を継続して行うためのポイント
- 14 継続のための具体的な手立て
- 15 やりたくなる音読の宿題
- 16 教材の選び方
- 17 いつでも音読・なんでも音読
- 18 音読のつまずきを克服するポイント
- 19 学年で取り組み,相乗効果を発揮する
- 20 音読の基礎技術
- 第2章 子どもたちに大人気!音読指導アイデア 基礎基本編
- 1 「範読」で感化する
- 2 「追い読み」で安心感をもってスタート
- 3 音読を活気づける「交互読み」
- 4 子どもたちに大人気「たけのこ読み」
- 5 分けて盛り上がる「上句下句読み」
- 6 みんなと一緒に力を伸ばす「グループ読み」
- 7 心を1つに「点丸読み(句読点読み)」
- 8 短い時間で意欲を引き出す「速音読」
- 9 音読を高めるために音読以外にできること
- 10 音読を高める「声かけ集」
- 11 身体的アプローチで音読力を高める
- 12 体験的に音読力を高める
- 13 自分事にするために人前で発表する
- 14 音読の進化系「暗唱」
- 第3章 表現力&発表力を高める!音読指導アイデア 発展編
- 1 心を1つに「リレー音読」
- 2 目指せ「音読の達人」
- 3 真剣勝負で鍛える「音読選手権」
- 4 難しいほどやりがいのある「難読音読」
- 5 集中力を一気に高める「フラッシュ音読」
- 6 静と動で声を響かせる
- 7 音読を多様にする「変化読み」
- 8 体の部分意識読み
- 9 経験値を高める「意識化読み」
- 10 脳を活性化させる「動いて音読」
- 11 発見が多い「ビデオ読み」
- 12 「面白音読」で盛り上げる
- 13 試されることで力を引き出す「評価読み」
- 14 「会話音読」で表現力を高める
- 15 演じて伸ばす「なりきり音読」
- 16 音読の先にある「朗読」
- 17 作品を鑑賞する
- 18 表現力を高める「記号音読」
- 19 表現の幅を広げる動作読み
- 20 表現することが楽しくなる「群読」
- 21 「発表会」で限界を突破する
- 22 協力して優勝を目指す「群読トーナメント」
- 23 音読の祭典「読む−1グランプリ」
- 24 人生を豊かにする百の詩
- あとがき
まえがき
私が教師になったのは,母校である土堂小学校で音読の授業に出会ったからです。
参観に伺った時に,階下まで音読の声が響いていました。教室では,伸び伸びと音読する子どもたちの姿に圧倒されました。人の成長の可能性に感動しました。
この体験から,音読をすればすべてが上手くいくだろうと信じ,初任の頃から音読に取り組んできました。
しかし,この思いとは裏腹に,やってみるとわからないことばかりでした。
「どうやって読むのか?」「どうやって高めるのか?」「効果的な読み方とは?」「楽しい音読実践って?」「どんな教材がいいのか?」「読まない子がいる」「声が出ない」「継続するのがたいへん」「時間も余裕もなくてできない」と,悪戦苦闘の日々。それでも音読が子どもたちを成長させると信じて,ここまで続けてきました。
子どもたちから学び,本を読み,セミナーに参加し,試行錯誤の中で,実践を積み重ねてきました。そして少しずつ理想の音読実践に近づいてきています。
学び,考え,失敗し,改善する中で得た経験を1冊の本にまとめました。できるだけ短い時間で,簡単にでき,楽しく,そして効果のあるものを中心に取り上げました。
ぜひ本書を片手に,教室での音読実践にご活用いただければ幸いに思います。
/山田 将由
楽しく音読に取り組めるようになります。
ありがとうございます。
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