- まえがき
- Chapter1 キーワードで見る「論点整理」のポイント
- 01 中核的な概念の深い理解
- 02 複雑な課題の解決
- 03 「主体的・対話的で深い学び」の実装
- 04 多様性の包摂と「個別最適な学び」「協働的な学び」
- 05 自らの人生を舵取りする力
- 06 「好き(興味・関心)」を育み、「得意」を伸ばす
- 07 教科書「を」教える授業、「本時主義」からの脱却
- 08 情報活用能力の抜本的向上
- 09 質の高い探究的な学びの実現
- 10 豊かな学びに繋がる学習評価
- Chapter2 キーワードから読み解くこれからの「国語授業」
- 生きて働く「確かな知識」の習得
- 01 「生きて働く」とは
- 02 情報化社会を生きるための「確かな知識」
- 03 「確かな知識」の習得の在り方
- 04 語彙の質と量をどう確保していくか
- 05 読書の意義と効用
- 興味・関心が広がる教材・学習方法の選択
- 06 学習者による教材・学習方法の選択の際の留意点
- 07 学習材の選択のための手立て
- 08 学習方法選択の手掛かりを提示する教師の手立て
- 09 興味・関心を広げる導入の工夫改善
- 10 評価の側面から見た教材・学習方法の選択の利点
- 自分の意見を表現する活動
- 11 「自分の意見」の形成と表現
- 12 質の高い交流を実現するための基本的な考え方
- 13 質の高い交流を実現するための多様な配慮点
- 14 意見を発信する場や形式の工夫
- 15 自分の意見を表現する活動の評価
- 探究的な要素を持つ学習活動
- 16 国語科における「探究的な要素を持つ学習活動」の要件
- 17 言語活動を生かした探究的な単元構想
- 18 「話すこと・聞くこと」における探究的な活動
- 19 「書くこと」における探究的な活動
- 20 「読むこと」における探究的な活動
- 家庭学習の段階的な指導
- 21 家庭学習の意義と位置付け
- 22 発達の段階に応じた家庭学習の考え方
- 23 国語科の学習内容と密接に連携した家庭学習の工夫
- 24 家庭学習の具体的なアイデア
- 25 家庭学習の評価
- 参考文献
- あとがき
まえがき
本書は、中央教育審議会教育課程企画特別部会による「論点整理」(令和7年9月25日)を踏まえ、これからの国語科の在り方を検討したものです。「論点整理」自体は、教育課程改訂に向け、制度面や教育環境の基盤整備等も含め、多方面から多角的に改善の方向性を示したものですが、その中にはこれからの国語科の授業の在り方にとって大きな指針となる内容が多分に含まれています。
Chapter1では、「論点整理」から、10のキーワードを抽出しました。そして「論点整理」の内容を踏まえて授業改善を一層進めていくにあたり、何を大切にすればよいかを具体化しようと試みています。
Chapter2では、「論点整理」の「『主体的・対話的で深い学び』の実現を通じた自らの人生を舵取りする力と民主的で持続可能な社会の創り手育成(今後の検討イメージ)」に示された「各教科等での検討イメージ」の5つの項目(「生きて働く『確かな知識』の習得」「興味・関心が広がる教材・学習方法の選択を促進」「自分の意見を表現する活動の充実」「探究的な要素を持つ学習活動の充実」「家庭学習の内容を自律的に決められるような段階的指導(家庭学習はじめ学習習慣の確立を含む)」)を取り上げました。ここに示されている5つの項目に基づき、国語科の授業改善に焦点化し、今度の授業づくりの方向性の解明を目指したものです。
いずれについても、方向性に加えて、これまで蓄積されてきた国語科の授業の工夫を概括的に例示して執筆しています。それは、「論点整理」に示された方向性が、授業改善にしっかりとつながっていくことが重要だと考えているからです。
本書に例示しているような実践内容については、詳しくは「参考文献」に後述する拙著でその具体的な実践内容や工夫のポイントを提示しているところです。ぜひこれらの著書の事例や実践例を併せてお読みいただければ幸いです。
本書が、これからの教育の在り方を踏まえた国語科の授業改善の推進の一助となれば幸甚です。
2026年2月 京都女子大学教授 /水戸部 修治
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明治図書

















