中学校数学科 数学的思考に基づく教材研究のストラテジー24

中学校数学科 数学的思考に基づく教材研究のストラテジー24

インタビュー掲載中

教材研究がもっとうまくなりたい数学の先生のために

教科書とその指導書を読んで授業に臨むことの繰り返しでは、プロ数学教師としての教材分析力は身に付かない。条件を変えてみる、解決方法を限定する、逆を考える…など、本書に示される数学的思考に基づくストラテジーを獲得することで、より深い教材研究が実現する!


紙版価格: 2,200円+税

送料・代引手数料無料

当日発送

電子版価格: 1,980円+税

Off: ¥220-

ポイント還元10%

ファイル形式

PDF
ISBN:
978-4-18-155115-5
ジャンル:
算数・数学
刊行:
対象:
中・高
仕様:
A5判 144頁
状態:
在庫あり
出荷:
2019年8月20日
新学習指導要領解説書籍
テキスト採用品見本お申込みはこちらから

Contents

もくじの詳細表示

はじめに
教材研究がもっとうまくなるために
数学的思考に基づく教材研究のストラテジー24
Strategy1 ある特定の数から一般化して考える
新幹線でぴったり座るには?
Strategy2 条件を変えて考える
ずらして平行四辺形へ
Strategy3 価値観の違いを数学化する
ケーキの分配とタクシー料金の割り勘
Strategy4 日常事象を図形化する
富士山より高い山がある?
Strategy5 日常事象をグラフ化する
どんなボトルかな?
Strategy6 具体的操作から証明へ
中点連結切り
Strategy7 つまずきを生かして考える
紙を折ることで三角形の内角の和が180°であることを示す
Strategy8 解決方法を限定して考える
十字架の相似
Strategy9 身の回りのものを数学的に分析する
リフレクター
Strategy10 既習の適用範囲を明確にし,拡張する
図形に負の数を導入する!?
Strategy11 似て非なる事象を新たな視点から統合する
2つの図形が同じに見えてくる!?
Strategy12 式表現を図形表現で解釈し直す
インド式かけ算を図形で説明
Strategy13 図形化を通して,バラバラの知識を関連付ける
平均もいろいろ
Strategy14 ないものをあるとみなして,思考空間を広げる
凹四角形の中点連結切り
Strategy15 直観的な考えを基に反省的に考える
家の形を正方形にする
Strategy16 具体的操作を洗練させる
長方形から正方形をつくる
Strategy17 何が一般で何が特殊かを明確化する
ヒラメメソッド
Strategy18 きまりを見つけることで,暗黙の条件を顕在化させる
魔方陣の根底にある条件
Strategy19 逆を考えることで,暗黙の条件を顕在化させる
逆は必ずしも真ならず
Strategy20 条件を加えることで,問題を広げる
三角形の面積を二等分しよう
Strategy21 特殊・一般の見方により,バラバラの知識を統合する
星形多角形の内角の和から統合へ
Strategy22 ある特定の関数であるとみなして考える
72の法則
Strategy23 複数の解法を関連付けることで,新たな知識を生み出す
5じゃんけん
Strategy24 問題解決を広い視野から振り返る
携帯電話の料金設定

はじめに

 教材開発に関して最近気になっていることがある。問題が徐々に見えてくるときのワクワク感である。与えられた問題をいかに解くかは,問題解決において強調されてきたが,それと対等に,問題が徐々に見えてくるときのワクワク感こそ,数学教育でもっと強調されるべきではないかと考えている。問題は,天から降ってくるわけではなく,自分自身の中にある見方や考え方があるからこそ生まれてくるものである。

 このようなことを考えている最中に,明治図書の矢口氏より「教材研究の方法」といった視点からの本の執筆のお話をいただいた。私にとって,自分がこれまで考えてきた教材をまとめると共に,その教材が生まれてきた背景を省みるいい機会だと思い,力不足ながらお引き受けすることにした。

 本書では,「ストラテジー24」と称して,具体的な24の教材とその研究方法を解説している。どのような視点から教材を分析していくのかを述べ,中学校数学の授業の中でどう取り扱うかについて言及している。ただし,中学校数学に閉じたものばかりではなく,小学校算数で取り扱うことが可能な教材もあれば,高等学校数学で取り扱うことが可能な教材もある。ストラテジーを基に教材をアレンジして,幅広い視点から実践していただければ幸いである。

 本書のいくつかの教材は,雑誌『数学教育』(明治図書)の「数学を育む数学的活動」という連載で,早稲田大学の渡邊公夫先生,横浜国立大学の両角達男先生と一緒に連載させていただいたものである。お2人の先生からは貴重なご助言をいただいた。また,明治図書の矢口氏には,本の構成から校正に至るまで,多大なご協力をいただいた。この場を借りて厚くお礼申し上げます。


  2014年7月   /池田 敏和

著者紹介

池田 敏和(いけだ としかず)著書を検索»

1964年生まれ。

横浜国立大学助手,講師,助教授を経て,2009年度より横浜国立大学教授。専門は数学教育学。

ICTMA(数学的モデリング・応用の国際教師集団)国際組織委員,PISA2012調査MEG(数学エキスパートグループ会議)委員,日本数学教育学会常任理事,神奈川県数学教育研究会連合会事務局長等を務める。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
    • この商品は皆様からのご感想・ご意見を募集中です

      明治図書
読者アンケート回答でもれなく300円分のクーポンプレゼント!

ページトップへ