ウェルビーイングな学校をつくる教務主任の仕事術

ウェルビーイングな学校をつくる教務主任の仕事術

新刊

ちょこっと変えるだけで、うまく回り出す

子どもや教職員の幸せを願って、日々の取り組みを少しずつ改善することで、学校全体が上手く回り出す…本書では、そんな事実をたくさん紹介しています。多忙な教務主任という役職を務めながら、学級担任も兼務している著者の仕事術を様々なカテゴリ別に大公開です。


紙版価格: 2,046円(税込)

送料・代引手数料無料

電子版予価: 1,841円(税込)

2/4刊行予定

ISBN:
978-4-18-146829-3
ジャンル:
教師力・仕事術
刊行:
対象:
小学校
仕様:
四六判 176頁
状態:
在庫あり
出荷:
2026年1月19日

Contents

もくじの詳細表示

はじめに
1章 ウェルビーイングな学校をつくる教務主任とは?
教務主任とは
教務主任の仕事とは
教頭先生と教務主任の仕事分担
ウェルビーイングな学校をつくる
学級担任と兼務する
Column 教務部への憧れ
2章 ウェルビーイングな学校をつくる仕事術
[仕事術マインド@]先を見通すこと
[会議・システム]Googleドライブを活用したペーパーレス会議を行う
[会議・システム]会議の案件をiPadで効率的に整理する
[会議・システム]職員会議の議題を1か月前に掲示する
[会議・システム]「校務支援システム」を見通しをもって運用する
[教育課程]スプレッドシートで授業時数のカウントをする
[教育課程]委員会活動の編成を再検討する
[学校行事]入学式・卒業式を8つの視点を踏まえて挙行する
[環境づくり]校時(表)の見直しを行う
[環境づくり]校務分掌表の見直しを行う
[仕事術マインドA]人に頼ること
[教職員連携]具体的な指示と感謝をセットで伝え,式後の片づけを行う
[教職員連携]細かい配慮を怠らない
[教職員連携]全クラスの時間割や特別教室の配当表の準備を欠かさない
[教職員連携]担任と専科が連携して環境を整備する
[教職員連携]安全と両立しながら子どもにも頼る
[教職員連携]教務部で仕事の分担をする
[仕事術マインドB]進んで行うこと
[学校運営]生徒指導案件を把握し,別の仕事を手伝う
[学校運営]欠席連絡アプリをフル活用する
[学校運営]Googleクラスルームへ授業ネタを投稿する
[学校運営]ICT支援員さんとの連携で業務改善を図る
[学校運営]「校内自主研修」で全体のスキルアップにつなげる
[教職員連携]新しく赴任された先生のサポートをする
[教職員連携]学習支援員さんから学ぶ
[教職員連携]ビジネス書から働き方を学ぶ
[環境づくり]印刷室の整備をする
[環境づくり]書庫と教材室の整理を行う
[環境づくり]学習計画表や特別教室の予約表を印刷する
[環境づくり]学習計画表や特別教室の予約表を進んで廃棄する
[環境づくり]学級園で育てている植物に水をあげる
[仕事術マインドC]すぐに行うこと
[学校運営]相手意識をもってチャイムの設定をする
[学校運営]ホームページの更新をタイミングを決めて行う
[学校運営]管理職からの依頼はその日に取り組む
[会議・システム]転居や転入・転出の手続きはその日に着手する
[会議・システム]出席簿の確認を怠らない
[兼務]長期休みに学習の計画を立てる
[兼務]子どもたちと学級を構築する
[兼務]「T Schedule」で授業時数のカウントをする
[兼務]宿題の丸つけは提出されたらすぐに行う
[兼務]3時間目までにテストを行う
[兼務]各教科の評価や所見の作成を早いうちから取りかかる
[兼務]教務主任としての提案を,多様な視点で考える
[兼務]大切にしたい軸となる考え方をもつ
[兼務]すべては学校のためと意識する
おわりに
参考文献

はじめに

 最初に伝えておきたいことがあります。本書は,「教務主任の時短本」ではないということです。「働き方改革」を進めるために,時短を取り上げた本もよく見られます。しかし,本書は違います。時短どころか,むしろ時間のかかることも記しています。

 コロナ禍以降,学校行事の見直しや働き方の改善についての考えを,よく目にするようになりました。私は基本的に「働き方改革」に肯定的な想いが強いです。しかし,「基本的に」です。極論かもしれませんが,「運動会は大変だからやめよう」「子どもたちが全校の前で発表するためには,練習時間を確保することが必要。そして,教師の負担が大きい。それなら,やめてしまおう」このような考えは,「働き方改革」ではなく,ただ楽をしているだけだと考えています。子どもたちの成長の場を奪ってはいけません。

 では,本書はどのような内容であるのか。「子どもたちや教職員のみなさんのことを考えながら働くための,仕事術やそれを支えるマインド」を記しています。仕事の内容が多岐にわたる教師の仕事です。自分なりの働き方を身につけることで,ウェルビーイングな学校をつくる一助となるのではないでしょうか。

 さて,仕事術についてですが,私には大きく分けて4つの仕事術があります。「Aという仕事術を身につけるための本を書こう」ではなく「自分は,どんなことを意識して働いているのか」をまずは書き出しました。そして,書き出したことを分類していくことで,4つの仕事術に結びつきました。この4つは,私が大切にしている仕事術ですが,みなさんに押しつけようというつもりは一切ありません。少しでも仕事術に共感していただけるのであれば,参考にしていただきたいです。


仕事術@「先を見通すこと」

仕事術A「人に頼ること」

仕事術B「進んで行うこと」

仕事術C「すぐに行うこと」


 また,本書は私が教務主任と学級担任を兼務しながら行っている内容を中心に記しています。本書の事例は,教務主任に関するものばかりですが,他の主任においても当てはめて考えることができるはずです。例えば,学年主任でしたら,次の学校行事にむけて「先を見通すこと」が大切になってくる場面があるでしょう。体育主任として,昨年度までの担当に詳しく話を聞くというように「人に頼ること」もあるでしょう。読者のみなさんが担当されている主任の立場に置き換えて考えながら,読み進めていただければと思います。

 仮に主任を担当していなかったとしても,学級担任や専科の担当としても,この仕事術は生きてきます。子どもたちのお手本となるように「進んで行うこと」,子どもたちの困りごとやお願いごとに応えられるように「すぐに行うこと」,そのような場面も多々あるのではないでしょうか。

 本書に記した仕事術が,読者のみなさんにとって有意義なものとなりますように。また,その仕事術を生かすことで,みなさんの勤務されている学校に関わるすべての人にとっても,居心地がよいと感じるよりよい学校となりますように。そして,そのような素敵な学校に通う子どもたちの成長にも還元されますように。


  2026年1月   /中村 優輝

著者紹介

中村 優輝(なかむら ゆうき)著書を検索»

奈良県大和郡山市立平和小学校教諭

日本道徳教育学会近畿支部,日本道徳教育方法学会所属

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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