読み聞かせは魔法!

読み聞かせは魔法!

好評2刷

インタビュー掲載中

子どもに読書力をつけ本好きにする「魔法の読み聞かせ」!

読み聞かせは、本当に読み聞かせるだけで良いのでしょうか?日本と欧米の読み聞かせの違い、世界で行われている多様な読み聞かせを紹介しながら、読み聞かせが持つ素晴らしい力を鮮やかに描き出します。子ども達の読書力を呼び起こし本好きにする「魔法の読み聞かせ」!


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ISBN:
978-4-18-115617-6
ジャンル:
国語
刊行:
2刷
対象:
幼・小・中・他
仕様:
四六判 200頁
状態:
近日入庫
出荷:
入庫次第※新刊の出荷日について
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目次

もくじの詳細表示

まえがき
第一章 読み聞かせ
〜日本と欧米の違いと「読み聞かせ」をグレードアップする方法
一 日本で理解されている読み聞かせの目的
二 欧米で理解されている読み聞かせの目的
(1) 読むこと関連
(2) 書くこと関連
(3) 話し合うこと関連
三 日本で理解されている読み聞かせの方法
四 欧米で理解されている読み聞かせの方法
(1) メム・フォックスからのアドバイス
(2) トレリースのアドバイスを吟味する
(3) 読み聞かせを成功させるコツ
(4) 事前にすること
(5) 読み聞かせの準備
(6) 緊張に対処する
(7) 特に、読んでいる間に注意すべきこと
(8) 読んでいる間にすること
◎『モリス・レスモアとふしぎな空とぶ本』(ウィリアム・ジョイス作・絵 おびかゆうこ訳 徳間書店)を使った読み聞かせの事例
(9) 読み聞かせの改善を図るために教師にできること/やれること
ビデオ・注
第二章 対話読み聞かせ
〜読み手と聞き手が双方向の話し合いをしながら読み進めよう
一 読み聞かせと対話読み聞かせの違い
二 対話読み聞かせを可能にする教師の姿勢
三 対話読み聞かせの準備の仕方
四 時間の経過と共に、することを変える
五 対話読み聞かせをする時のチェックリスト
◎『ひとりひとりのやさしさ』(ジャクリーン・ウッドソン文 さくまゆみこ訳 BL出版)を使った対話読み聞かせの事例
ビデオ・注
第三章 考え聞かせ
〜読み手の頭の中で起こっていることを声に出して紹介しよう
一 子どもたちを読むこと好きにし、読む力をつけるためにおさえておきたいこと
二 考え聞かせの効果
◎『てん』(ピーター・レイノルズ作・絵 谷川俊太郎訳 あすなろ書房)を使った考え聞かせの事例
三 なかなか理解できない文章を読む時にこそ真の価値がある「考え聞かせ」
四 考え聞かせに正解はない
五 聞き手に「考え聞かせ」をするチャンスを提供する
六 ペアで交替考え聞かせ
七 対話考え聞かせ
八 ガイド考え聞かせ
九 「考え聞かせ」は評価の手段としても使える
一〇 他教科でも使うと効果的な「考え聞かせ」
ビデオ・注
第四章 いっしょ読み
〜読み手と聞き手が一緒に読む「いっしょ読み」成功の秘訣
一 「いっしょ読み」とは
二 いっしょ読みが行われるようになった経緯
三 いっしょ読みを成功させるための本の選択基準を含めた諸条件
四 読み聞かせといっしょ読みの共通点と相違点
五 いっしょ読みは具体的にどのように進めるのか?
◎『てん』(ピーター・レイノルズ作・絵 谷川俊太郎訳 あすなろ書房)を使ったいっしょ読みの事例@
◎『ろばのとしょかん』(ジャネット・ウィンター文・絵 福本友美子訳 集英社)を使ったいっしょ読みの事例A
六 バリエーション
七 いっしょ読み聞かせ
八 いっしょ読み聞かせの教師と生徒の役割
九 いっしょ読み聞かせをした後の振り返りのポイント
ビデオ・注
あとがきにかえて〜本書が生まれる経緯と構想〜
「読み聞かせ」のバリエーションで教師が行うこと
参考文献・参考HP

まえがき

 読み聞かせは、かなり広範に行われています。各家庭で親や祖父母が子どもに読む形で、学校で教師や保護者を中心にした読み聞かせボランティアによって、そして公立図書館等で司書によって。読書活動といえば、読み聞かせ以外には考えられない、という勢いすら感じられます。

 とてもいいことなのですが、「それだけでいいのかな?」という思いをもっていた私は、次の一節に約一五年前に出合いました。

 「以前の私は、子どもたちが分かりそうな本を上手に読み聞かせさえされれば、理解できるものだと思っていました。しかし、それは事実とはかけ離れたものであり、教師(読み聞かせする者)の希望的観測に過ぎないと分かりました。読み聞かせの途中、子どもたちが話したいことが沢山あるだろうと思った箇所で一旦中断しても、何も話すことのない子たちがいることに気づいたのです。

 読み聞かせをされた本に反応するためには、まずしっかり聞いて、心の中にその話の世界を思い浮かべることが必要です。しかしながら、読み聞かせを聞いても(あるいは自分で読んでも)、心の中に何の情景も浮かばない子たちもいるのです。」

   (『リーディング・ワークショップ』ルーシー・カルキンズ、新評論、一四四ページ)

 読み聞かせを結構数多くしている人なら、右に書かれていることと似たような経験はもっているのではないでしょうか? 実際、読み聞かせを熱心にしている人たちから、「せっかく読んでも、理解していない子たちが増えている」という声を聞くことも少なくありません。

 それでは、いったいどうしたらいいのでしょうか?

 読み聞かせをする際は、読んだ本を好きになったり、考えたり、理解したりしてほしくて読んでいます。そして、それらを達成するための効果的手段として読み聞かせという方法があるので、それをしているわけです。間違っても、読み聞かせが目的で、本を好きになったり、本について考えたり、書いてある内容を理解することは「オマケ」ではありません。

 もし、本を好きになったり、本について考えたり、書いてある内容について理解することこそが目的で、そのためのよい方法に興味のある方は、このまま読み進んでいただきたいです。

著者紹介

吉田 新一郎(よしだ しんいちろう)著書を検索»

プロジェクト・ワークショップ事務局

1985〜1994年にファシリテーション型のワークショップを普及する過程で発見したことの一つが、日本の教育は「依存する教え手・学び手」を再生産する仕組みなんだということでした。1995年以降は「自立した読み手と書き手」を含む「自立した学び手・考え手」を育てる方法を探し続けています。その過程で見つけたことを2000年以降いろいろな領域で紹介しています。たとえば、読みの分野では181〜184ページの図や表を知っているかいないかで、自分のすることはまったく違ったものになってしまいます。すでに存在するたくさんの価値ある情報を使いこなすことで、よりよい=より自立する学びの機会を子どもたちに提供していきましょう!

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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      明治図書
    • 本の選書についての本は見るが、読み聞かせに特化する本はあまり知らないので、貴重な本です。特に欧米との比較があり、日本の読み聞かせについて考えさせられました。
      2018/5/2930代・小学校教諭
読者アンケート回答でもれなく300円分のクーポンプレゼント!

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