個を育て集団の力をつける遊び・ゲーム集小学校低学年

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3つの視点による内容構成 @個と集団づくりのためのゲーム A場に応じた遊び B学習ゲーム 全ページ、イラストによる楽しい紙面構成。


復刊時予価: 2,211円(税込)

送料・代引手数料無料

電子書籍版: なし

ISBN:
4-18-110107-X
ジャンル:
学級経営
刊行:
対象:
小学校
仕様:
A5判 112頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

もくじ

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はじめに
T 個と集団づくりのためのゲーム
(1) 集団ジャンケン   体を使ったジャンケン
(2) お友達探し   グループ意識を強める
(3) ごんべさんの赤ちゃん   心を解放させる
(4) 引っ越しおに   新学期の簡単なおにごっこ
(5) 早くおとなに   和やかな雰囲気を作る
(6) まねっこゲーム   先生に親しむ
だるまさんゲーム/はな、はな、どこだ?/立てや、ホイ
(7) 紙飛行機大会   手先を器用にする
(8) 追い越しリレー   達成感を味わう
(9) 集まれ! ナンバーコール   仲間作りに
(10) ボール送り   プールでの遊び
(11) 貨物列車   ルールを守る
(12) だるまさんがころんだ   発想を広げる
(13) こおりおに   友達意識を強める
(14) いろいろなおにごっこ
とんとんとん、何の音?/色おに/高おに/線おに
(15) どろけい   まとまりを強める
(16) どこが変わった?   緊張感をほぐす
(17) はないちもんめ   集団の中で個を生かす
(18) なれたらいいね   のびのびと表現する
(19) 絵描きさんゲーム   和やかな雰囲気を作る
(20) 似顔絵福笑い   自分を見直す
(21) これ、だれだ?   自己理解、他者理解を深める
(22) くさりニョロニョロ   スキンシップを楽しむ
(23) 震源地   クラスのまとまりを強める
U 場に応じた遊び
(1) 棒押し   プールでの遊び
(2) 出前競走   プールでの遊び
(3) キャタピラ競走   身近な材料を使って遊ぶ
(4) まつぼっくりかけっこ   新入生歓迎会で
(5) しっぽ取り   親子交流会で
(6) 追いかけ玉入れ   親子交流会で
(7) いろはにこんぺいとう   休み時間に
(8) ひよこケンケン   休み時間に
(9) ごろごろドカーン   休み時間に
(10) 弓矢オリンピック   作って遊ぼう
(11) ジャンケン遊び応用編@   いろいろなジャンケン遊び
(12) ジャンケン遊び応用編A   宝取り 体を使ったジャンケン
(13) 各国のジャンケン遊び   異文化理解のために
(14) 手つなぎおに   国際理解を深める
V 学習ゲーム
(1) これ何だ?@   図形への関心を広げる
(2) これ何だ?A   自然への関心を広げる
(3) 生き物ビンゴ   自然への関心を広げる
(4) 影ふみ   自然への感性を深める
(5) ネコとネズミ   体を温める
(6) 言葉探し   語彙力を伸ばす
(7) 自分の歯に名前をつけよう   健康に関心をもつ
(8) もしもしかめよ   歌への関心を高める
(9) 学校たんけん   社会事象への関心を広げる
(10) いくつでしょう   数的関心を広げる
(11) イエス・ノー・ゲーム   コミュニケーション能力を伸ばす

はじめに

★ 遊びを知らない子どもたち

 子どもたちは一体どうしてしまったのだろう。

 友達の家に遊びに来てもテレビゲームがないと遊べない。テレビゲームがないときは、お菓子をほおばりながらマンガの本を読みふける。それも一人一人ばらばらに。そして「楽しかった。またね!」と再会を誓い合う。

 家族団らんのはずのファミリーレストランでも注文の品が来るまでの間、親子それぞれに雑誌やマンガに顔をうずめる。

 お互い同士関われないのか、関わりたくないのか、関わり方を知らないのか。自然溢れる野原に行っても、バッグの中からボールを取り出しサッカーを始める。フリスビーを取り出し投げ合いを始める。足元のシロツメ草を踏みつぶし、ペンペン草には目もくれない。

 自然とは遊べないのか。それとも道具に遊ばれているのか。


★ 遊べないのは子どものせいではない

 しかしここには、重大な2つの問題が潜んでいた。

 1つは、遊びを教えられない先生が増えているということ。教えられないということは、つまり遊びそのものを知らないということ。または、知っているのだけれども遊びを教える「ゆとり」がないこと。これは、学校自体に「遊び」がないということでもある。

 21世紀に実施される学習指導要領では各教科で大幅な「厳選」がなされた。しかし、一方で「基礎・基本は徹底的に教え込む」とうたっている。「総合的な学習の時間」が生まれたところで、どこまで子どもの生活にゆとりができることか。

 そしてもう1つは、そうしたゆとりのなさは学校だけでなく、家庭にも蔓延しているということ。偏差値教育から個性化の時代へと変わり、大学や高校の受験体制も変わろうとしているのに、相変わらず下校後の子どもの生活は塾通い。友達同士遊ぶにも手帳を出し合ってスケジュールを確かめなければならない。生活のリズムも崩れ、食べ物のバランスも崩れ、体力は低下し休みの日があってもゴロゴロしているばかり。

 子どもたちはどうしてしまったのだろうと嘆く前に、学校はそして家庭は大丈夫なのか、もう一度問い直す必要がありそうだ。


★ 遊びの効用

 子どもは本来、遊びの中から多くのものを学んできた。1つの遊びをするにしても年齢に応じて、性別に応じて、その子の特性に応じて、さまざまな特別ルールが作られた。その代表が「おみそ」だろう。人を差別するためではなく、どの子も遊びに参加できるようにするために作られた特別ルールは、1つの「思いやり」の姿でもある。こうして子どもたちは、遊びの中で自然に人間関係を学び、道具の使い方を学び、自然との関わり方を学び、そして自分の夢を膨らませていった。

 また遊びやゲームには「心の癒し」の効果も十分期待できる。心を閉ざしがちな子も、のびのびと動きまわったり、大きな声で叫んだりすることで自分自身を解放することができる。現在家庭でも少なくなってきたスキンシップも、遊びを通して自然な形で体験できる。今まで気付かなかった友達の一面に触れ、今まで見過ごしてきた自然の豊かさを感じる。

 こんな教育的な価値のある「遊び・ゲーム」をもっと学校教育の中に積極的に取り入れていかない法はない。

 「遊び・ゲーム」を学級経営の1つの軸に取り入れれば、どんな子でももっと楽しく学校生活に取り組めるはず。


   /清水 保徳

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