- まえがき
- T 学校における「教員評価」の現状と課題
- 第1章 「人事考課制度による教員評価」とは何か
- (1) 中教審が求める教員評価
- (2) これまでの「勤務評定」の問題点
- 第2章 なぜ,教員評価なのか
- (1) 教員評価のねらいは何か
- (2) 教師に求められる新しい資質
- (3) なぜ,学校組織の活性化なのか
- 第3章 教員評価はどのように行われているか
- (1) 自己申告と業績評価
- (2) 教員評価の流れ(東京都を例にして)
- 表・「東京都・教育職員自己申告書」
- 第4章 教員評価の課題と新しい動き
- (1) 発展途上の課題
- (2) 制度の定着に向けた新しい動き
- U 教員評価・こう臨む
- ―心構えと自己マネージメント
- 第1章 評価を積極的に受け止める
- ―評価を恐れず評価に挑む―
- (1) 評価されることによるメリット
- (2) 評価のなかった時代
- (3) 評価に負けない心構え
- 第2章 自分の職務内容を確認する
- ―職務内容を理解し,仕事の質を高める―
- (1) 評価の対象となる職務を確認する
- (2) 校長の経営方針を理解する
- (3) 勤務時間外でも自己啓発に努める
- 第3章 自分の課題を見つけ出す
- ―問題解決のスタートは課題発見から―
- (1) 前年度の反省を生かす
- (2) 年度初めの手応えをつかむ
- (3) 単年度の課題と中期目標の関係を考える
- 第4章 自己目標を設定する
- ―具体的目標を定めることこそ成功の秘訣―
- (1) 目標設定はなぜ必要か
- (2) 目標設定のプロセス
- (3) どんな目標がよいか
- 第5章 計画・実践・評価で授業改善に挑む
- ―教育のプロを目指す―
- (1) 自分なりのキャリアプランをつくる
- (2) 授業力を高めるプランを練る
- (3) 評価を実践に生かす
- 第6章 確かな学級経営を構築する
- ―よりよい授業は学級経営が基盤―
- (1) 学級経営の大切さを自覚する
- (2) 成果を上げる学級経営のポイント
- (3) 学級経営案を作成する
- 第7章 「自己申告・自己評価」ポイントはここだ!
- (1) 分かりやすく成果や課題を申告する
- (2) 適切な尺度で自己評価する
- V 「教員の力」どこが評価されるかー評価項目と着眼点
- 第1章 何が,どのように評価されるか
- 第2章 学習指導力の評価・自己チェック項目はこれだ!
- (1) 児童・生徒理解
- (2) 指導計画の作成・実施
- (3) 専門的知識・技能の獲得・活用
- (4) 研修・研究の成果の活用
- (5) 指導法の改善
- (6) 児童・生徒の変容
- 第3章 生活指導力の評価・自己チェック項目はこれだ!
- (1) 児童・生徒理解
- (2) 指導計画の作成・実施
- (3) 健康・安全の確保
- (4) 基本的生活習慣の指導
- (5) 問題行動への対応
- (6) 家庭・地域との連携
- 第4章 学校運営力の評価・自己チェック項目はこれだ!
- (1) 課題解決能力
- (2) 経営参加能力
- (3) 校務処理能力
- (4) 家庭・地域との連携
- 第5章 学級経営力の評価・自己チェック項目はこれだ!
- (1) 児童・生徒理解
- (2) 学級経営案の作成・実施
- (3) 学級集団形成力
- (4) 教室環境の整備
- (5) 保護者との連携
- 第6章 集団統率力の評価・自己チェック項目はこれだ!
- (1) 児童・生徒集団の理解
- (2) 企画力
- (3) 実践力
- 第7章 危機管理力の評価・自己チェック項目はこれだ!
- (1) 危機意識
- (2) 児童・生徒理解
- (3) 報告・連絡・相談
- (4) 規範意識
- 第8章 保護者対応力の評価・自己チェック項目はこれだ!
- (1) 保護者理解
- (2) 課題発見力
- (3) 報告・連絡・相談
- (4) 児童・生徒の変容
- 第9章 服務規定の評価・自己チェック項目はこれだ!
- (1) 服務規定の理解
- (2) 義務の履行
- (3) 教育公務員としての身分の自覚
- W 評価結果に打ち勝つQ&A
- ―今日から変える「はじめの一歩」
- 第1章 学習指導力不足と言われたら
- ・「指導法を改善するには」
- ・「苦手な教科を克服するには」
- 第2章 生活指導力不足と言われたら
- ・「基本的な生活習慣を身に付けさせるには」
- ・「けんかやいじめをなくすには」
- 第3章 学校運営力不足と言われたら
- ・「自分の学級以外にも目を向けるには」
- ・「校務分掌の処理を適切に行うには」
- 第4章 学級経営力不足と言われたら
- ・「望ましい人間関係をはぐくむには」
- ・「落ち着いて行動できる学級にするには」
- 第5章 集団統率力不足と言われたら
- ・「友達先生を解消するには」
- ・「誉め上手,叱り上手になるには」
- 第6章 危機管理力不足と言われたら
- ・「危機発生を未然に防ぐには」
- ・「危機的状況を乗り越えるには」
- 第7章 保護者への対応力不足と言われたら
- ・「楽しい保護者会を工夫するには」
- ・「様々なタイプの保護者に対応するには」
- 第8章 服務規定が守られていないと言われたら
- ・「服務規定を頭に入れて行動するには」
- ・「勤務の状況を自己チェックするには」
- 第9章 週案簿がきちんと書かれていないと言われたら
- ・「週案簿を提出・活用するには」
- ・「週案の内容をよりよくするには」
- 第10章 通知表の書き方がまずいと言われたら
- ・「コミュニケーションが生まれる通知表にするには」
- ・「読みやすく分かりやすい通知表にするには」
まえがき
物事を改善するときには,適切な評価が前提になければならない。このことは,絶えず子どもを評価している教員であれば,自明のこととして理解している。にもかかわらず,「教員評価」と聞くと避けて通りたいという思いをもつ人も多い。反面,自分のことでありながら,評価の仕組みや内容に無頓着な人もいるように思われる。
「教員評価」を積極的に受け止め,自身の職務の改善に役立てることによって,教員に元気が出てくるのではないか。そうすれば,学校教育がもっと活性化するのではないかという,独りよがりの思いが私にはある。
本書の第1章「学校における『教員評価』の現状と課題」では,中教審答申や東京都の人事考課制度などを参考にして,教員評価が求められる意義や背景について検討した。第2章「教員評価・こう臨む―心構えと自己マネージメント」では,教員評価を積極的に受け止め,職務の改善に役立てるための心構えについて,私自身の経験を基にしてメッセージを送ることを念頭においた。第3章「『教員の力』どこが評価されるか―評価項目と着眼点」では,評価される教員の自己チェックのためのポイントを紹介した。第4章「評価結果に打ち勝つQ&A―今日から変える『はじめの一歩』」では,評価結果に対する改善策を具体的に示すために,「Q&A」の形でまとめた。
本書を貫く私の思いは,学校教育の担い手である教員への厚い信頼であり,応援歌である。取りようによっては,教員バッシングとも思える厳しい状況の中で,日々奮闘している教員諸氏への思いが伝わり,教育活性化の一助となれば本望である。
本書の刊行にあたっては,明治図書出版(株)の及川誠氏に,企画の段階から懇切丁寧なご配慮を賜った。心から感謝申し上げる次第である。
2007年2月 /廣嶋 憲一郎

















個人的には「“保護者から通知表の評価が他の教員よりも辛いのではないか”とクレームがきました。どうしたらいいでしょう。といった具体的なQに応えているQ&A部分が大変役に立ちました。
「学級経営力不足と言われたら」など、今後の参考にして自己研鑚に役立てたいと思います。
教員評価の基礎知識だけではなく「教師力アップ」のヒントが多く盛り込まれているので、『プロ教師力』をつけたい、と思っていらっしゃる先生方には特におすすめします。