幼稚園 365日の集団づくり 年間行事編

幼稚園 365日の集団づくり 年間行事編

インタビュー掲載中

この1冊で幼稚園1年間365日の行事づくりがわかる!

幼稚園の1年間365日の活動づくりについて、@活動の流れをまとめた「デイリープログラム」A感動した子どものつぶやきを集めた「天使のひと言&子どもの行動」B保育者視点の気づき・リアルな体験をまとめた「私の保育日誌」の3点を切り口にまとめた年間行事編。


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ISBN:
978-4-18-088911-2
ジャンル:
幼児教育
刊行:
対象:
幼児・保育
仕様:
A5判 168頁
状態:
在庫あり
出荷:
2019年12月11日
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Contents

もくじの詳細表示

まえがき ―本書の構成と読み方―
デイリープログラムと1年間の行事
第1章 3〜5月 出会いの春・夢ひらく春の園行事
笑顔で始まる入園式のデイリープログラム 年少児1 みんなでお祝いする入園式
年中になる喜びと戸惑いのデイリープログラム 年中児2 進級は大きな成長のとき
保育参観日のデイリープログラム 年少児3 保護者との信頼関係を築く
誕生会のデイリープログラム 年長児4 人とのつながりを感じる誕生会
園外保育(植物公園)のデイリープログラム 年長児5 植物に命があることを感じる
初めての園外保育(太陽が丘公園)のデイリープログラム 年少児6 「先生の見えるところで遊んでね」と伝えても
楽しい親子遠足のデイリープログラム 年中児7 園の様子とは違う姿が見られる親子遠足
母の日に向けてのデイリープログラム 年少児・年中児・年長児8 母親のぬくもりに感謝する
夢ひらく春
第2章 6〜8月 発見の夏・はじける夏の園行事
ノーチャイムデーのデイリープログラム 年少児・年中児・年長児1 子どもたちが主体となって
ビワ採りのデイリープログラム 年長児2 園庭のビワの木のビワ採りは恒例行事
父の日に向けてのデイリープログラム 年長児3 父親とのふれあいを楽しむ
七夕のデイリープログラム 年少児・年中児・年長児4 七夕行事は学年ごとの成長を確認するとき
1円募金のデイリープログラム 年少児・年中児・年長児5 思いやりの心を育てる
楽しいプール遊びのデイリープログラム 年少児6 プール遊びは夏の大事な行事
はじける夏
第3章 9〜11月 ふれあいの秋・はぐくむ秋の園行事
災害避難訓練のデイリープログラム 年少児・年中児・年長児1 避難訓練は“言葉”よりも“行動”が大切
敬老参観日のデイリープログラム 年長児2 祖父母とのふれあいを通して温かい心のつながりを感じる
いも掘りのデイリープログラム 年中児3 空想から実体験へ
運動会を楽しむためのデイリープログラム 年少児・年中児・年長児4 体力・技術・協調性などの総合的な発表の場
親子リズム運動のデイリープログラム 年少児5 よりわかりやすい練習方法を
園外保育(京都市動物園)のデイリープログラム 年中児6 動物園遠足をより楽しむためには
作品展へのデイリープログラム 年少児・年中児・年長児7 いきいきした絵画活動に取り組むために
園外保育(京都鉄道博物館)のデイリープログラム 年長児8 興奮が絶頂に達する鉄道博物館
園外保育(子ども動物園)のデイリープログラム 年少児9 園外での様々な動物や木の実とのふれあいを
はぐくむ秋
第4章 12〜3月 ぬくもりの冬・成長の冬の園行事
“事始めの日”のデイリープログラム 年少児・年中児・年長児1 お餅パーティーを楽しむ
サッカー大会へのデイリープログラム 年長児2 仲間と協力し,勝つ喜び・負ける悔しさを経験する
クリスマス会のデイリープログラム 年少児・年中児・年長児3 より非日常的なクリスマス会を
江戸いろはカルタ大会のデイリープログラム 年長児4 子どもたちはみな真剣勝負
アンパンマンケーキを作るデイリープログラム 年中児5 みんなで作ってみんなで食べるとおいしいね
パン作り・クッキー作りのデイリープログラム 年長児6 食への関心と思いやりの心を育てる
節分・豆まきのデイリープログラム 年中児7 節分・豆まきの意味を伝える
音楽発表会へのデイリープログラム 年長児8 自信や誇りを持って披露するために
楽器・おもちゃ感謝祭のデイリープログラム 年少児・年中児・年長児9 楽器・おもちゃの供養は貴重な経験
卒園式のデイリープログラム 年長児10 一番大事な園生活のけじめ
飛躍の冬
第5章 1年間を乗り切るコツと保護者対応の心得
1 1年間を乗り切るコツ
2 クラスづくり20のポイント
3 保護者対応の心得10ヵ条
資料編(デイリープログラム)
あとがき
執筆者一覧
編著者紹介

まえがき

  ―本書の構成と読み方―


1 私たちが信じた道を前へ進む

 世界遺産の一つ“富士山”へ登る道は何本もあります。それと同じように子どもたちを指導する保育の道にも,数知れずの道があるでしょう。本書はそのうちの一本の道を,長年に渡り地道に突き進んできた一つの幼稚園の教育・保育実践記録であります。

 教育や保育の世界は,世の中のほかの分野と違い,急激な進歩はありません。保育の内容に“改善”はあっても“改革(イノベーション)”は少ないように思います。その理由の一つは,相手となる子どもの対象年齢が絶対に変わらないからです。二つめは,子どもが変わらない以上,よほどのことがない限り,子どもたちに与える内容も大きくは変わらない,否,保育者サイドが変えようとしないとも言えましょう。

 この論理に立って,保育者であることの使命感や責任感についても思いを巡らせてきました。そして,子どもたちは変わらないけれども,私たちの創意工夫や地道な努力によって,環境改善したり,教育・保育の内容を少しでも充実させたりするためにどうすればいいのかを日々模索してきました。

 極端な言い方かもしれませんが,この独自性の強い世界は,自重自戒しないと,ややもすれば唯我独尊的になりがちです。いわばマンネリ化していても気づきにくく“井の中の蛙”になりやすいのです。この自己変革には,素直かつ謙虚な姿勢で取り組まなければならないと思います。


2 膨大な教育・保育資料をなぜ作成してきたか

 私たちの幼稚園には,長い時間をかけて積み重ねてきた信じられないほどの量の書類があります。その99パーセントの書類は現役として役に立っています。当然のことですが,質を伴っていなければ残す価値はありません。

 必要な書類を厳選し,PDCAサイクル[Plan(計画)−Do(実行)−Check(反省・評価)−Action(改善)]を繰り返し,何年にも渡って一つの書類を精査して(改訂版を作り続けて)活用してこそ,真の“生きた書類”と言えると思っています。

 私が園長という立場で,先生方に常々言ってきたことは,「私が言うことは加齢とともに朝令暮改の恐れがあるかもしれない。常に,紙(書類)に記述してある方を優先する,しなければならない」ということです。換言すれば,「教育・保育に関しては,その時々に思いつき的に変わるかもしれない上司としての指示ではなく,私たちが積み重ねてきた“一言一句変わらない書類”の指示に従う」ということです。そのため,事の善し悪しは別として,これまでに勤務していただいた保育者たちが,教育・保育の方向性に関して,大きな戸惑いを覚えられたことはほとんどなかったと信じています。私たちの幼稚園の確かな方針がそこにあるからです。


3 本書の構成と読み方

 本書は,私たちの園の奉職2年目以上の先生方が4ページ単位を1コマとして担当し,編著者である吉村・丸山が手を加えました。そして,365日,1年間を通しての教育・保育内容が読者の皆様にわかりやすくイメージできることを心がけて構成しました。また,1巻目は“日常保育編”とし,2巻目は“年間行事編”として編集いたしました。

 4ページ単位のうちの最初の2ページは,デイリープログラム(指導案)の要点をできるだけわかりやすくまとめました。これは,長い年月をかけて練り上げてきた私たちの園の教育・保育内容であり,教育理念であります。3ページ目には,30数年,教育・保育現場で先生方が収集し,精査して記録に残してきた“天使のひと言&子どもの行動”を厳選して掲載しました。そして,4ページ目には,“私の保育日誌”として,先生方の“考え方”や“思い”をまとめました。


4 デイリープログラムとは

 私たちの幼稚園でも,当然のごとく“年間の教育計画(カリキュラム)”を毎年度,精査して作成しています。そして,これに対応する“月間カリキュラム”を,毎月,月間カリキュラム検討会を開催して慎重審議して作成しています。その月の主題・単元・目標を元に各領域ごとに明記するとともに,領域別の内容についても,保護者の皆様にもわかりやすい記述を心がけて作成し,公表することにしています。

 そして,日常の保育や諸行事については,私たちの園独自の方法で“デイリープログラム”を作成しています。これは,いわば“指導案”であり“行事についての園独自のマニュアル”でもあります。教育・保育内容が決してレベルダウンしないようにするために,先輩保育者たちが,まだ見ぬ後輩たちのために残してきた“置き手紙”であり,ある意味では“遺言”でもあります。手前味噌ですが,素晴らしい“労作”であると自負しています。

 子どもたちが,人間としての大切な発育発達期に,どのような保育者に出会い,どのような教育・保育に出合ったかということは,いうまでもなくとても大切なことです。ゆえに経験豊富な保育者がクラス担任であっても,新卒の保育者が担任であっても,各学年単位でより精査された“指導案”に基づいて教育・保育がなされることは,何よりも大切なことです。この地道な努力を続けることが,よりよい幼児教育に近づけると信じています。

 そして,このデイリープログラム作成の特徴は,“指導を終えてから指導案を書く”ということです。その日の保育終了後に反省点を交えて“よりよい指導案”を頭のなかで再現し,1枚の紙の上に表現します。このいわば「改訂版の改訂版」が私たちの園の教育・保育の根幹をなすデイリープログラムになるということです。“読書百遍,意,自ずから通ず”という言葉の通り,特に新卒者は,これを読み込むことによって,保育の手順,流れ,さらには教育理念を理解し,体得できると信じています。

 本書では,この約35年に渡って改訂を重ねながら作成してきたデイリープログラムの要点をまとめました。少しでもご参考になれば幸いです。


5 “天使のひと言&子どもの行動”の収集

 “天使のひと言&子どもの行動”の収集にも一つの強い動機がありました。幼児教育に携わる人々のいわば永遠の課題は“子どもの心を探る”ということです。かなわぬ望みではありましょうが,まずは“隗より始めよ”というわけです。何事もスタートを切らねば物事は始まりません。

 そこで,私が先生方に提案したことは,“感動した子どもたちの声と行動”を収集しようではないかということでした。義務化ではなく自主提出制にしましたが,先生方の意欲は素晴らしく当初は爆発的に集まりました。初めの6年間は,毎年,一冊の本にしてまとめました。収集の試みは,今も続けていますので,延べ30数年を数えます。その数は6000有余,玉石混淆ではありません。“残すに足る”と信じたものだけを残して記録してきました。本書では,各デイリープログラムに対応させる形で“天使のひと言&子どもの行動”を厳選して掲載してあります。


6 私の保育日誌

 保護者への教育・保育報告(保育日誌)として,毎週,各学年(年少6クラス・年中4クラス・年長4クラス)1名の担任がB5用紙1枚にまとめます。そして,各学年毎月4枚のうち1枚を厳選して,保護者へのお知らせ(各学年ごとの“こどもの広場”)に掲載することにしています。いわば園内における“保育日誌コンテスト”でもあります。これも随分長い間継続されています。先生方の“私の保育日誌”も併せてお楽しみください。


 この度,これらの膨大な書類の一部を,幼児教育・保育界への一試論として上梓させていただく運びとなりました。教職員が一丸となって誠心誠意,鋭意努力いたしました。本書が少しでもお役に立つことを心より願っております。


  平成30年2月   /吉村 裕

著者紹介

吉村 裕(よしむら ゆたか)著書を検索»

1935年京都府生まれ。学校法人広野学園理事長,社会福祉法人広野保育所理事長,広野幼稚園園長。一般企業へ就職の後,1963年広野幼児園着任から,全国各地の幼稚園並びに幼児教育を徹底して視察。その数50数園。1981年,園長就任とともに,年間・月間カリキュラムの検討会議を充実させ,本書の中核を成す「デイリープログラム(指導案)」を教育・保育充実の根幹に据える。また,“子どもの心”を理解するために日常のさりげない子どもたちの“言葉と行動”を収集,その数は6000を超える。82歳の現在も現役として活躍中。

丸山 克俊(まるやま かつとし)著書を検索»

1951年長野県生まれ。東京理科大学名誉教授,元 学校法人日本体育大学日体幼稚園園長,日本幼少児健康教育学会会長,広野幼稚園特別講師,みその幼稚園(福島市)理事。大学体育教員歴38年,幼稚園等の体育の先生歴47年。長い間,「子どもの遊び& 幼児体育指導」について実践的研究を続け,全国各地で公開保育「体育あそび教室」を展開。現在は,幼児のティーボール指導(野球・ソフトボールのスターターゲーム)について本格的に研究中。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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