新教育課程対応算数科の宿題ファックス教材集 高学年

新教育課程対応算数科の宿題ファックス教材集 高学年

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学力定着を確実にする算数科宿題のすぐれもの教材が大集合

学習内容の大幅な増加に対応した学力定着を目指すために家庭学習・宿題の指導が課題になってきています。本書は学力の2極化を踏まえて、効果的な学習が行われるように算数科高学年の選りすぐりの宿題ファックス教材を網羅して収録しました。


復刊時予価: 2,156円(税込)

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ISBN:
978-4-18-086331-0
ジャンル:
算数・数学
刊行:
対象:
小学校
仕様:
B5判 104頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

目次

もくじの詳細表示

はじめに
1章 算数科の新しい課題と宿題の役割
§1 新しい算数教育の課題
§2 算数科における宿題の役割
2章 5年・算数科の宿題ファックス教材集
1 小数のかけ算
1単元について/ 2指導のポイントと留意点/ 3教科書との関連
基礎コース
活用コース
発展コース
2 小数のわり算
1単元について/ 2指導のポイントと留意点/ 3教科書との関連
基礎コース
活用コース
発展コース
3 合同な図形
1単元について/ 2指導のポイントと留意点/ 3教科書との関連
基礎コース
活用コース
発展コース
4 体積
1単元について/ 2指導のポイントと留意点/ 3教科書との関連
基礎コース
活用コース
発展コース
5 整数の性質
1単元について/ 2指導のポイントと留意点/ 3教科書との関連
基礎コース
活用コース
発展コース
6 分数のたし算とひき算
1単元について/ 2指導のポイントと留意点/ 3教科書との関連
基礎コース
活用コース
発展コース
7 分数のかけ算とわり算
1単元について/ 2指導のポイントと留意点/ 3教科書との関連
基礎コース
活用コース
発展コース
8 比例
1単元について/ 2指導のポイントと留意点/ 3教科書との関連
基礎コース
活用コース
発展コース
9 割合とグラフ
1単元について/ 2指導のポイントと留意点/ 3教科書との関連
基礎コース
活用コース
発展コース
10 三角形と四角形の面積
1単元について/ 2指導のポイントと留意点/ 3教科書との関連
基礎コース
活用コース
発展コース
3章 6年・算数科の宿題ファックス教材集
1 文字を使った式
1単元について/ 2指導のポイントと留意点/ 3教科書との関連
基礎コース
活用コース
発展コース
2 対称な図形
1単元について/ 2指導のポイントと留意点/ 3教科書との関連
基礎コース
活用コース
発展コース
3 分数のかけ算
1単元について/ 2指導のポイントと留意点/ 3教科書との関連
基礎コース
活用コース
発展コース
4 分数のわり算
1単元について/ 2指導のポイントと留意点/ 3教科書との関連
基礎コース
活用コース
発展コース
5 比例と反比例
1単元について/ 2指導のポイントと留意点/ 3教科書との関連
基礎コース
活用コース
発展コース
6 円の面積
1単元について/ 2指導のポイントと留意点/ 3教科書との関連
基礎コース
活用コース
発展コース
7 速さ
1単元について/ 2指導のポイントと留意点/ 3教科書との関連
基礎コース
活用コース
発展コース
8 角柱と円柱の体積
1単元について/ 2指導のポイントと留意点/ 3教科書との関連
基礎コース
活用コース
発展コース
9 拡大図と縮図
1単元について/ 2指導のポイントと留意点/ 3教科書との関連
基礎コース
活用コース
発展コース
10 資料の調べ方
1単元について/ 2指導のポイントと留意点/ 3教科書との関連
基礎コース
活用コース
発展コース
4章 高学年の宿題の出し方とさせ方のポイント
§1 宿題の目的を教師も子どもも理解する
§2 意図的・計画的・継続的に出す
§3 少しずつ毎日出す
§4 当たり前のことを宿題に出す
§5 家庭と協力する
§6 欠席した子どもへ配慮する
§7 教師が確認をする
§8 自己評価をさせる
§9 土曜日・日曜日は出さない
§10 一ひねりした宿題も出す
§11 下調べ・予習の態度を育てる
§12 自由学習も奨励する

はじめに

 平成23年度から新しい小学校学習指導要領に基づく教育課程の全面実施が始まります。それに伴って,高学年でも,反比例や合同,場合の数,度数分布表やヒストグラムなど指導内容が増え,教科書のページ数も大幅に増えました。

 そこで,学校の授業と宿題を関連させて,高学年は復習中心から一歩進めて,自らの課題に合わせた学習を進めるなど高学年らしい学習習慣を確立させるとともに,確かな学力(知識・技能,思考力・判断力・表現力等,学習意欲)を定着させることが,学校・教師の大きな課題になっています。

 しかしながら,生活指導,校務分掌に追われる現場教師は,教材研究と授業の充実や子どもと向き合う時間の確保を,どのようにしたら確保できるかと困り果てている状況があります。そうは言っても手をこまねいているわけにはいきません。


(★…高学年の重点)

<PLAN>

@ 教材研究をして,授業の計画を立て,充分な準備をする。

<DO>

A 授業を充実させ,全ての子どもを考えるように,全ての子どもを理解できるようにするためにきめ細かい指導を行う。

<CHECK>

B 子どもの学習状況や反応を的確に捉える。

<ACTION>

C 「指導と評価の一体化」を具体的に進め,学習状況や反応に応じて,つまずきなどに対して個に応じた指導を行う。

<学力を定着・維持・向上させる>

D ★授業の中で,子どもが考え,理解し,できるようになったことを整理して「学習のまとめ」(知識・技能,考え方など)をする。

E ★授業の中の子どもたちとのやり取りも,子どもと向き合う時間であると見なして,子どもとのやり取りに充分配慮する。

F ★授業の中で,子どもが考え,分かり,できるようになったか,類似の問題などをさせて確認する。

G ★教科の授業以外の時間(給食,清掃,係り活動や当番活動,休み時間や放課後,団欒や悩み相談など)の子どもと向き合う時間を大切にする。

H ★授業の中で学習したことを,宿題などに出して復習させて定着させる。

I ★次の授業に関する簡単な下調べをさせる。

J 前時に学習したことを「朝学習」で復習させ,確認し,その状況により必要に応じて補充学習をさせる。

K 放課後の補習学習や発展学習を必要に応じて実施する。


 高学年では,Dで簡単な確認問題をする,Fで宿題の課題にする,Gの朝学習の課題にする,Hの補習学習の教材にするなど教材づくりと工夫が必要になります。また,それらを通じて自らの課題を知って,その克服に取り組ませるようにすることも大切になります。

 以上のことを念頭において,学力の二極化(学習に遅れがちな子どもと,進んだ子ども)に対応した効果的な宿題の出し方について,具体的なファックス教材と扱い方を紹介し,明日からの先生方の実践に活用できるようにしたいと考え,本書の刊行を企画いたしました。

 幸いにして,算数教育に深く精通している先生方,学級で実践的に教材作成を工夫している先生方のご協力を得て,このような新しいスタイルの本を刊行することができました。

 ご多用の中から,貴重な実践に基づく玉稿を賜りました執筆者の先生方に衷心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

 一人でも多くの方々の目に留まり,上記DFGHなどに関連した教材として活用していただき,有効に機能することをひそかに期待しているところです。また,読者の皆様からの厳しいご指導とご感想を切にお願い申し上げます。

 なお,企画の段階から編集の全工程に関して,懇切丁寧にお世話いただきました編集部安藤征宏氏・飯島トミ氏に対して特に名を記して御礼申し上げます。


  平成23年6月   編者 /小島 宏

著者紹介

小島 宏(こじま ひろし)著書を検索»

財団法人教育調査研究所研究部長

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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