活用型国語学力の定着をめざす「話すスキル」習得ステップワーク 中学年

活用型国語学力の定着をめざす「話すスキル」習得ステップワーク 中学年

実用的、実践的な国語学力を高める活用型ワーク集

活用型スキルステップワークは、実用型国語力を習得する行動学習法の実際であり、やさしい学習から難しい学習へと階段をのぼっていくことによって子どもたちが自ら意欲的に自信をもってわかる喜びを味わいながら能力を高めていく実践提案である


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ISBN:
978-4-18-081910-2
ジャンル:
国語
刊行:
対象:
小学校
仕様:
B5判 152頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2019年11月18日
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もくじ

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序章 「活用型スキル」は「生きる力」をはぐくむ言語行動力である /瀬川 榮志
――日本人形成の教育理念に基づく「活用型国語力」の習得法――
はじめに /福田 信一
T 「話すスキル」の習得
一 活用型「話すスキル」の学習
二 活用型「話すスキル」ステップワークの教育的効果
U 活用型「話すスキル」の精選と指導の系統化
一 活用型「話すスキル」の精選構造化の観点
二 活用型「話すスキル」の低学年の系統表
V 活用型「話すスキル」ステップワークの活用法
一 ステップワークの構造
二 ステップワークの効果的な活用法
W 第三学年の活用型「話すスキル」ステップワークの展開
一 第三学年の活用型ステップワーク学習のために
二 豊かな感性をはぐくむ「要点を伝えるスキル」の学習
1 【紹介・スピーチ】クラスのみんなにおもしろいものを教えよう
2 【発表・インタビュー】お店の人に聞いてみよう
3 【報告・説明】「○○の育て方、教えます!」
三 考える力を育てる「筋道スキル」の学習
1 【紹介・スピーチ】学校で役立つことをみんなに伝えよう
2 【発表・インタビュー】自分のたから物をしょうかいしよう
3 【報告・説明】おかしなおかしな発表会
X 第四学年の活用型「話すスキル」ステップワークの展開
一 第四学年の活用型ステップワーク学習のために
二 豊かな感性をはぐくむ「要点を伝えるスキル」の学習
1 【紹介・スピーチ】夏休みの思い出のスピーチをしよう
2 【発表・インタビュー】五年生にインタビューしよう
3 【報告・説明】電話で友達に伝えよう
三 考える力を育てる「筋道スキル」の学習
1 【紹介・スピーチ】家族をしょうかいしよう
2 【発表・インタビュー】みんながレポーター
3 【報告・説明】お店の仕事体験報告会
おわりに /秋山 晴人

はじめに

   /福田 信一


 「話すこと」の能力を磨くことは、人間と人間とのかかわりの中で、互いの立場や考えを尊重しながら、言語を通して適切に表現したり正確に理解したりする「伝え合う力」を獲得することであり、国語学力の向上を図るうえで重要な技能・能力である。「話すこと」の能力を身につけることは、身のまわりの出来事を自分ごととして実感しにくくなった現代社会において、豊かな人間関係を築いていくための基盤となる能力である。

 しかし、学校での指導方法が曖昧だったり、子どもたちに学習方法が明確に示されなかったりしたことなどから、社会人になっても「話すこと」の力がついていないとの指摘がある。さらに、「話すこと」は評価方法にも難しい点が多くあり、観点や評価基準が必ずしも明確ではなかった。「大事なことを落とさないように中心をはっきりさせて話しなさい」と言われても、何が大事なのかが分からず、学ぶことの意義を実感しにくいままになっていたというのが現実だったのかもしれない。また、国語科の学習指導を振り返ってみると、「読むこと」「書くこと」などの文字言語の指導が中心になっていた側面が強いことに気付く。教科書自体も文字言語で編集されており、音声言語を扱うには難しい点が多かった。

 文字言語に指導の系統があるように音声言語の指導においても、発声、姿勢や口形、声の大きさや速さ、抑揚や強弱、間などの基礎的技能を系統的に指導することが大切である。また、基本的能力の系統としての「順序」→「筋道」→「意図」、言語活動の系統「説明」・「報告」→「感想」・「意見」→「提案」・「討論」等をふまえることも重要である。

 そこで、これからの「話すこと」についての指導は、子どもの発達段階を考慮して「話すことの能力を高めるための基礎・基本」の系統化を図り、「わかる・かわる・できる」のステップ学習で主体的に話すことの能力を獲得できる教材を開発したり、子どもがその大切さを感じる場や生きて働く場を意図的に設定するなどの方策を考えなければならない。たとえば、「スピーチ」を例に考えても、スピーチをするには、話題・主題に対する興味や関心に基づき、順序・要点・要約・段落・中心・心情・想像力という技能・能力を働かせることが必要になる。しかも、この活動は目的的な言語行動で一貫することが求められる。活用型スキルステップワークは、このような考え方を基にした、実用型国語力を習得する行動学習法である。

 本書では、このような「行動学習法」を具体化していく方法として、「活用型ステップワーク」を開発し、学年ごとに紹介している。この学習方法は、易しい学習から難しい学習へと階段をのぼっていくようなステップを設定してあり、学習がステップアップしていくことによって、子どもたちは「伝え合う力」が向上していくことを意識し、成就感や達成感を味わえる仕組みになっている。子どもたちが自ら意欲的に自信をもって分かる喜びを味わいながら「話すこと」の能力を高めていくことをめざしている。話すスキルを獲得し、二十一世紀をしく生きる子どもを育てる一助となれば幸いである。

著者紹介

瀬川 榮志(せがわ えいし)著書を検索»

中京女子大学名誉教授

全国小学校国語教育研究会名誉顧問

東京創造国語研究会名誉会長

全国創造国語研究会名誉会長

全国国語科教育研究所長

21世紀の国語教育を創る会代表

全日本言語教育学会名誉会長

全日本国語教育立国推進本部顧問

全国小学校国語研究所名誉所長

東洋大学国文学科卒業。鹿児島県・埼玉県・東京都の公立学校教諭を経て,青梅市教育委員会指導主事〜東京都教育委員会指導主事として12年。墨田区〜中野区の校長として10年勤務。その間,文部省教育課程教科等特別委員・教育課程調査研究協力者ならびに副委員長,学習指導要領ならびに指導書作成委員,文化庁学年漢字配当調査研究委員,NHK学校放送教育番組企画委員等を歴任。公立学校定年退職後中京女子大学教授として17年間勤務。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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