- 教材集(第1集)発行に寄せて(会長あいさつ)
- この指導教材集について
- 1 タブレットPCで使う書字練習プログラム
- 作成者 /成田 滋 /西谷 淳 /田中 敦夫 /小林 茂
- 対象 小学校低中学年
- 2 小学校移行支援ワークブック
- 作成者 /寺田 容子 /今塩屋 優美 /滝口 圭子 /落合 俊郎
- 対象 小学校就学前の幼児(5歳から6歳。ある程度の文字の使用が可能な幼児)
- 3 中学校移行支援ワークブック
- 作成者 /寺田 容子 /今塩屋 優美 /滝口 圭子 /落合 俊郎
- 対象 中学校就学前の児童(11歳から12歳。文字使用が可能な児童)
- 4 漢字パズルと漢字プリント
- 作成者 /久保山 ゆみ子
- 対象 小学校通常学級の1年生から3年生 /特別支援学級で支援を受けている児童 /1年生から6年生で個別の指導を受けている児童
- 5 対人トラブルの多い児童のためのSST用ストーリーカード
- 作成者 /藤原 映久
- 対象 小学校2年生から5年生
- 6 タッチライト(へぇ〜ボタン)
- 作成者 /堀 雅代
- 対象 小学校低学年
- 教材集
- 1.小学校移行支援ワークブック「もうすぐいちねんせい!」
- 2.中学校移行支援ワークブック「中学生になるきみへ!」
- 3.漢字パズルと漢字プリント
- @評価表/ A漢字プリント
- あとがき
教材集(第1集)発行に寄せて(会長あいさつ)
この度,日本LD学会編による「LD,ADHD,高機能自閉症等の子どものための指導教材集」第1集を発刊する運びとなりました。学会研修委員会の企画により,学会の会員に指導教材の募集を行い,第15回大会におきまして,それら応募教材の中から優れたものを表彰いたしました。これら先生方の実践の宝を皆さんと共有し,広く現場で子どもたちのためにお使いいただきたく,指導教材集編集委員の方々の努力によって,ここに実現したものです。
日本LD学会は平成4年に設立された学会ですが,現在,5千人を超す大きな学会に成長いたしました。現場の教員を中心に,医学,心理学,教育相談関係の専門家,言語聴覚士や作業療法士,行政・法務関係者,そしてLD,ADHDのある子どもたちの啓発に当たっている保護者等,幅ひろい人々から構成されている学会です。
学会では,LD,ADHD,高機能自閉症等の啓発だけでなく,そうした児童生徒の具体的な指導の在り方に対して,実践力のある人材養成,そして教材の開発といった面にも強い関心を寄せて参りました。
学会では,新しい時代の特別支援教育を担う指導者の資格認定事業にいち早く着目し,平成13年に「LD指導者養成セミナー」を開始,翌,平成14年4月からLD教育士(現S.E.N.S)の資格認定を,そして平成16年度より「特別支援教育士資格認定協会」を新たに独立させ,学会との連携のもとに,LD教育士改め「特別支援教育士(LD・ADHD等):略称S.E.N.S」の養成にあたってきました。
S.E.N.Sの各支部も設立される動きのなか,日々これらの子どもたちの指導に取り組んでおられる会員の方々からの貴重な実践研究とその指導教材の開発の実績を,広く会員にご紹介し,共有したいとの思いからの今回の企画でした。
平成18年4月には,学校教育法の施行規則の改正により,LD,ADHDのある児童生徒が「通級による指導」の対象となり,あわせ,自閉症が情緒障害から分離される等,学会としましても平成4年の設立以来,長年の夢が大きく前進いたしました。あわせ,平成19年度からは,全国で特別支援教育が本格的に実施されます。このような好時期に,この指導教材集を刊行できたことは皆様の熱い思いと努力の結晶として大きな喜びでもあります。
LD等の理解にあたっては,learningdifferences(学び方がちがう)という捉え方も大切であるといわれます。それは「私たちの教え方でうまく学べない子どもには,その子どもの学び方で教えなさい」という言葉があります。そのためには,よい教材を知って,それを手本としてただ利用するだけではなく,それを見本として,さらに改善し,開発していく力が必要なのです。
この教材集は第1集です。みなさんの開発力を刺激する教材集をここにお届けいたします。これを皮切りに,学会としては研修委員会の仕事として,今後も優れた教材・教具の開発を募集し,さらに第2集作成への努力を皆さんとともに続けていきたいと思っております。本教材集が特別支援教育の展開のなかで,その充実した指導の一助となることを心から願うものです。
平成19年3月 日本LD学会会長 /上野 一彦
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明治図書
















