改訂新版 算数科教育の基礎・基本

改訂新版 算数科教育の基礎・基本

豪華執筆陣がおくる!深く読みやすい算数ガイドブックの決定版

2020年からの新教育課程に対応し、数学的活動の方向や重点、「数と計算」「図形」「測定」「変化と関係」「データの活用」の指導内容や授業構想のポイント、授業の着眼点や学習指導案作成の留意点など知っておきたい算数教育の基本事項をコンパクトにまとめた1冊。


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電子版予価: 1,710円+税

7/24刊行予定

ISBN:
978-4-18-075638-4
ジャンル:
算数・数学
刊行:
対象:
小学校
仕様:
A5判 136頁
状態:
在庫あり
出荷:
2019年7月23日
新学習指導要領解説書籍
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目次

もくじの詳細表示

はじめに
T 新しい算数科の目標
§1 新しい時代に求められる資質・能力
育成を目指す資質・能力/キー・コンピテンシー/変容する社会:情報化と国際化/内容ベイスから「資質・能力ベイス」へ
§2 思考力・判断力・表現力等の育成
「確かな学力」と学力の三要素/汎用的能力の育成/方法的能力
§3 数学的な見方・考え方
数学的な見方・考え方の位置づけ/数学的な見方・考え方の働き/数学的な見方・考え方を如何に働かせるか/数学的な考え方
§4 数学的活動
数学的活動を通しての指導/数学的活動を楽しむこと/見通しをもって数学的活動に取り組み、振り返ること/数学的活動における留意事項
§5 算数教育の目標と目的
学習指導要領(平成29年告示)における算数科の目標/算数・数学教育における3つの目的/算数教育における文化的目的
U 「数と計算」の内容
§1 数
集合数と順序数/合成分解の指導/10の合成分解/関数的な見方の素地指導
§2 十進位取り記数法
記数法/十進法の原理/位取りの原理と0の発明/位取り記数法のよさ/命数法
§3 加法
加法の意味/加法の場面/加数分解・被加数分解・両数分解
§4 減法
減法の意味/減法の場面/減加法・減々法
§5 暗算・筆算
暗算/加法・減法の筆算/筆算の指導
§6 乗法
乗法の意味/乗法のモデル/乗法九九の構成
§7 除法
除法の意味/除法のモデル/あまりのある除法
§8 乗法の筆算
筆算の導入/2位数どうしの乗法の筆算/2位数どうしの乗法の筆算における誤答
§9 除法の筆算
筆算の導入/仮商のたて方/除法の筆算における誤答
§10 数直線
数直線/数直線のかき方とよみ方/計算の指導と数直線
§11 式の表現と読み
式で表すことの意味/式を読むことの指導/□や△を用いた式
§12 概数と見積り
概数が用いられる場合/四捨五入/概数を計算や日常生活に生かすこと
§13 整数の性質
偶数・奇数/約数/公約数・最大公約数/倍数/公倍数・最小公倍数/身の回りで使われている整数の性質
§14 分数の意味と表し方
分数の意味/分数の表現/分数の性質
§15 小数の意味と表し方
小数の意味/小数の表現
§16 小数・分数指導の系統と関連
2年での指導/3年,4年での指導/5年での指導
§17 小数の加法・減法
加法や減法の式に表すこと/加法の計算の仕方を考える/減法の計算の仕方を考える
§18 小数の乗法
乗法の意味の拡張/計算の仕方を考える
§19 小数の除法
除法の意味の拡張/計算の仕方を考える
§20 分数の加法・減法
同分母の分数の加法・減法/大きさの等しい分数/異分母の分数の加法・減法/通分・約分
§21 分数の乗法・除法
分数の乗法及び除法の意味/分数×整数,分数÷整数の計算/分数×分数,分数÷分数の計算
V 「図形」の内容
§1 「図形」指導のねらい
図形指導のねらい/基本的な図形/図形学習における数学的活動
§2 図形概念の形成,二等辺三角形
ものの形への着目/図形を構成する要素への着目/図形概念の形成─文章表現と直観的イメージと─/定義に基づいて図をかく
§3 平行四辺形・台形・ひし形
2直線の平行・垂直/1つの直線に垂直な2つの直線/平行四辺形・台形・ひし形/四角形の対角線
§4 平面図形の性質
平面図形の性質/論理的な考え/「論理的な考え」の指導
§5 図形の合同,縮図・拡大図
図形の合同/合同な図形をかく/縮図・拡大図/縮図・拡大図をかく/身の回りから縮図や拡大図を見いだし活用する
§6 対称な図形,図形の操作
対称な図形/対称性の観点から既習の図形を捉え直す/対称な図形を見つけ楽しむ/ずらす・回す・裏返す/平面図形の敷き詰め
§7 平面図形の面積と角
正方形及び長方形の面積/面積の単位/三角形,平行四辺形,ひし形及び台形の面積/角の大きさと単位
§8 円と球
円/コンパスの使用/円周率/円の面積/球
§9 立体図形
身の回りにある立体の観察/箱の形/立方体・直方体/角柱・円柱
§10 見取図・展開図とものの位置の表し方
見取図/展開図/立体模型と見取図・展開図/ものの位置の表し方
§11 立体図形の体積
直方体及び立方体の体積/体積の単位とかさの単位/角柱及び円柱の体積
W 「測定,変化と関係」の内容
§1「測定」指導のねらい
比較から測定へ/量の4段階指導
§2 長さ
長さの直接比較/長さの間接比較/長さの任意単位/長さの普遍単位/ものさし・巻き尺
§3 時刻と時間
時刻と時間の指導/時刻の読み方/時間の単位と関係/時刻と時間の求め方
§4 単位
基本単位,組立単位とメートル法/普遍単位と任意単位/単位の選択と量感/単位の関係の考察
§5「変化と関係」指導のねらい
伴って変わる2つの数量の変化や対応の特徴の考察/2つの数量の関係どうしの割合を用いた考察
§6 変わり方
関数の考え/表・グラフ・式
§7 比例・反比例
比例の意味/比例・反比例の式とグラフ/比例関係の利用
§8 割合
割合の例題/百分率/割合の3用法
§9 単位量当たりの大きさ
単位量当たりの考え方/速さ/平均の速さ
§10 比
比の値/比の相等/活用問題事例(比例配分)/中学校へのつながり
X 「データの活用」の内容
§1 「データの活用」指導のねらいと目指す資質・能力
データの活用(統計)の指導のねらい/この領域で育成を目指す資質・能力/統計的な問題解決活動と多面的・批判的に考察することの関係
§2 統計データの種類・データをまとめる表
統計データの種類/1次元表/2次元表/度数分布表
§3 統計データをまとめるグラフ1
絵グラフ・○グラフ/棒グラフ/折れ線グラフ/円グラフ・帯グラフ
§4 統計データをまとめるグラフ2・代表値
ドットプロット/柱状グラフ(ヒストグラム)/適切なグラフを選択して判断すること/代表値/分布の様子や目的にあった代表値の選択
Y 新しい算数授業の実践
§1 問題解決
外国からみた日本の問題解決/問題解決の過程/関心・意欲の喚起
§2 多様な考えを生かす指導
解法の多様性/個を生かす/多様な考えの評価の重要性
§3 オープンエンドによる指導
創造性の育成/オープンエンドによる指導の開発の経緯と発展の状況/オープンエンドの問題の型/オープンエンドの問題を利用した評価
§4 問題の発展的な指導
問題をつくることのよさ/国内外における問題づくりの指導/問題の発展的な指導の過程/問題の発展的な指導の事例/多様な考えを生かす指導やオープンエンドによる指導との違い/問題の発展的な指導の評価
§5 コンピュータの活用
情報化対応/学習指導要領では/世界の状況/電卓の利用例/コンピュータの利用例
§6 指導計画の作成
年間の指導計画/単元の指導計画
§7 学習指導案の作成
本時の目標/学習指導案の形式/「指導上の留意点」の充実
§8 授業形態
一斉学習/小集団学習(グループでの学習)/個別学習
§9 学習の評価
指導と評価/診断的評価,形成的評価,総括的評価/観点別学習状況の評価
§10 戦前の算数教育の変遷
黒表紙教科書/数学教育改良運動/緑表紙教科書
§11 戦後の算数教育の変遷
T 「生活単元学習」(昭和22,26年〜)/U 「系統学習」(昭和33年〜)/V 「現代化」(昭和43年〜)/W 「基礎・基本」(昭和52年〜)/X 「質的な充実」(平成元年〜)/Y 「生きる力」(平成10年〜)/Z 「生きる力(継続)」(平成20年〜)/[ 「資質・能力」(平成29年〜)

はじめに

 本書は,算数教育の基本的な事項について,それぞれ見開き2ページを原則に解説したものです。小学校学習指導要領が2017年(平成29年)に告示されて2020年度から全面実施されることに伴い,新教育課程に対応するとともに,これからの算数教育の方向を見据えて,これまでの『改訂版 算数科教育の基礎・基本』(明治図書,2010)をさらに改訂しました。

 基本的な事項として計62項目を取り上げ,算数教育に関する一通りの指導内容や授業を構想する上での視点が概観できるようになっています。また,事項や用語の解説だけではなく,その背景や先へのつながり,子どもの考え方や一層深く追究する際の着眼点などが適宜盛り込まれています。

 本書は,TからYの6つの章から構成されています。第T章「新しい算数科の目標」では,算数教育の目標と目的,数学的活動などについて,その方向や重点をまとめました。第U章から第X章では,新学習指導要領での算数科の領域ごとに重要な項目をピックアップし,指導内容とその扱いを中心にまとめました。第Y章「新しい算数授業の実践」では,算数授業をつくる上での着眼点や学習指導案の作成に関する留意点などについてまとめ,最後に,算数教育の歴史的変遷について概観しています。

 なお,本書は全般において前書(2010)を参考にして執筆しました。前書の執筆者の方々にお礼申し上げます。記述の内容については,奥付に示す執筆分担者に負っています。

 「深く,そして読みやすく」をモットーに編集された本書が,算数教育に関わっている先生方,算数教育を考える皆様,そして教師をめざす学生の皆様のお役に立つことを願っています。


  2018年12月   算数科授業研究の会─五十音順─ /熊倉 啓之・近藤 裕・佐々木 徹郎・鈴木 明裕・瀬沼 花子・相馬 一彦・二宮 裕之・日野 圭子・松島 充・松元 新一郎・山崎 浩二

著者紹介

算数科授業研究の会(さんすうかじゅぎょうけんきゅうのかい)著書を検索»

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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