<特別支援教育>ステップ学習プログラム1
子どもの生活力が育つ「金銭」指導のアイデア

<特別支援教育>ステップ学習プログラム1子どもの生活力が育つ「金銭」指導のアイデア

ロングセラー

好評12刷

子どもの「生きる力」につながる「金銭」学習の指導法を紹介

子どもたちの「生きる力」につながる学習「金銭」を、どのような教材でどのように指導すればよいか。子どもの実態把握→次の指導ステップ→必要な教材→具体的な指導法→授業の流れが、ステップ表にわかりやすくまとめられている。初任者もすぐに授業に使える実践書。


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PDF
ISBN:
978-4-18-075123-5
ジャンル:
特別支援教育
刊行:
12刷
対象:
小・中
仕様:
B5判 128頁
状態:
在庫あり
出荷:
2024年4月25日

目次

もくじの詳細表示

はじめに
教材・教具一覧
1 お金の弁別箱
2 数字カード
3 魔法シート(金額シート)
4 お金シート
5 両替シート
6 計算機付きレジスター
7 買い物かご
8 ステップアップワレット
9 いろいろな財布
10 買い物ツールセット
11 買い物メモ
12 レシート
13 冷蔵庫
14 商品
15 駄菓子やリング
第1章 金銭学習のステップ表
1 生活力が育つ金銭学習
2 金銭学習のステップ表A(長期目標)
3 金銭学習のステップ表B(短期目標)
4 実態把握・目標設定のためのチェックの実際
第2章 ステップ別指導法
1 お金の種類がわかる
◇1−1 動作をつけながらお金を弁別しよう
◇1−2 よーく聞いてお金を分けよう
◇1−3 お金を弁別しよう
◇1−4 1円・10円・100円はどれかな?
◇1−5 5円・50円・500円はどれかな?
2 お金を支払う
◇2−1 500円玉を出しておつりをもらおう
◇2−2 ステップアップワレットを使って支払おう
◇2−3 1円・10円・100円を数えよう
◇2−4 金額を数字カードで表そう
◇2−5 数字カードで金額を表そう
◇2−6 魔法シート(金額シート)で支払おう
◇2−7 お金シートで支払おう
◇2−8 封筒を使って@いくら入っているかな?
◇2−9 封筒を使ってA支払い
◇2−10 金額の数字をみて支払いをしよう
◇2−11 空位のある数字を読もう
◇2−12 金額を聞いて支払おう
◇2−13 両替をしよう@10単位の両替
◇2−14 両替をしようA5単位の両替
◇2−15 いろいろな両替
◇2−16 100円単位のおおよその金額の買い物
◇2−17 ミニ買い物ごっこで電卓の数字を押そう
◇2−18 レジで計算しよう@さいころレストラン
◇2−19 レジで計算しようAおもちゃ屋さん
◇2−20 同じ物を複数買おう
3 生活の中でお金を使う
◇3−1 お客さんになってみよう@ちょうどの支払い
◇3−2 お客さんになってみようAおおよその支払い
◇3−3 お店屋さんになってみよう@おつりなし
◇3−4 お店屋さんになってみようAおつりあり
◇3−5 広告を使った買い物ごっこ@
◇3−6 広告を使った買い物ごっこA
◇3−7 おみやげを買おう
◇3−8 もしもし買い物ゲーム
◇3−9 100円均一パン屋さん
◇3−10 700円でお昼ご飯を買おう
第3章 小集団学習「買い物ごっこ」授業事例
1 ハッピーバーガーにようこそ!
2 買い物ごっこをしよう!
3 ドラえもんどきどきスーパーマーケット
4 わんちゃん駄菓子屋さん
5 自動券売機で乗り換え切符を買おう!

はじめに

 特別支援教育は,個々のニーズに応じたオーダーメイドの教育です。どのような教材でどのような指導をするのかを担任がしっかりと考えていく必要があります。

 個別の教育計画を立てるときに,よく耳にすることは,子どもの実態把握の仕方がわからない,実態がわかってもどう指導していったらいいのかがわからないということです。


 @子どもの実態把握ができる

 A次の指導ステップがわかる

 B必要な教材がわかる

 C指導の具体的なやり方がわかる

 D授業の流れがわかる


 こんな本があればいいのにと初任の頃に思いました。その思いを本書では形にしてみました。

 特別支援学級の担任をはじめたとき,子どもたちの実態をみながらその子にあった指導を工夫することの大切さを学びました。それとともに,今指導していることが,どこにどうつながっていくのか,大きくなったときの「生きる力」としていくためには,今どんなことを指導していけばいいのかということも考えるようになりました。

 金銭の学習は,子どもたちの「生きる力」につながる学習の1つです。

 何人ものいろいろな段階の子どもたちを指導していくうちに,子どもたちが金銭に関わる学習で身につけていくステップがみえてきました。生活の中で,金銭を使うためには,どのような学習が必要なのか,それをステップ表にまとめてみました。このステップ表で実態把握もできるようになっています。すぐに使えるようにどのような発問をすればいいのかなど授業を再現記述する方法で指導事例を載せています。具体的な教材についても記載しました。3章には指導案を掲載しています。

 金銭学習のステップ表や指導法は,私たちが出会ったたくさんの子どもたちのおかげで作ることができたものです。このステップ表や指導法がみなさんの関わっている子どもたちの指導に役立てば嬉しく思います。


  2010年1月   /上原 淑枝 /池田 康子

著者紹介

上原 淑枝(うえはら よしえ)著書を検索»

小学校教諭。ムーブメント療法士・ムーブメント教育教師。国際ムーブメント教育・療法学術センター研究員。授業づくりサークル「たまごの会」会員。「スマイル・キッズ」を主宰しムーブメントを中心にした地域療育を行っている。学校では,ムーブメントや手作り教材に関心をもち授業実践の中に取り入れている。最近は,子どもたちが楽しく動きながら学べる教科学習を研究中。

池田 康子(いけだ やすこ)著書を検索»

小学校教諭。学校心理士。ムーブメント療法士・ムーブメント教育教師。授業づくりサークル「たまごの会」代表。地域療育サークル「スマイル・キッズ」スタッフ。14年前に上原さんと同じ学校で特別支援学級の担任をしたことがきっかけで多くのことを学び,情報交換をしながら授業実践に生かしている。アメリカで教わったマルチセンソリー教授法(多感覚を同時に使用し,学びやすくする方法)等に感動し,研究中。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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