子どもと家族を支える特別支援教育へのナビゲーション

子どもと家族を支える特別支援教育へのナビゲーション

好評5刷

コーディネーター必携の特別支援教育ガイドブック。

筑波大学附属大塚養護学校の支援部教員が地域の特別支援教育のセンターとして何が要求され、何を遂行できるのか、羅針盤のない中で挑戦的に行動したその軌跡の書。支援・相談活動のなかで経験し、それを踏まえて開発した種々の具体的な支援方法を分かり易く示した。


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ISBN:
4-18-062835-X
ジャンル:
特別支援教育
刊行:
5刷
対象:
幼・小・中
仕様:
B5判 128頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2017年6月26日
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もくじ

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はじめに
本書を活用していただくために
第T章 包括的な相談・支援のために
1 動かなければ始まらない
(1) 保護者が子育ての悩みを抱えているケンちゃんのこと
(2) 国語と算数が苦手なエミちゃんのこと
2 相談・支援の実際
(1) ケースについて
(2) 相談・支援のプロセス
(3) 心がけていること
◆コラム 「支援部」誕生
第U章 地域支援体制の中で子どもたちを支援する
1 特殊教育の反省
◆コラム 新たな取り組みへの挑戦を振り返って
2 地域で支える特別支援教育
(1) 特別支援教育における「地域」とは
(2) 特別支援教育における「連携」とは
3 こんなことで困っていませんか
(1) 特別支援教育のモデル校になったけど
(2) コーディネーターに指名されたけど
(3) 相談は受けてみたけれど
(4) 地域の学校や機関に出向いてはみたけれど
(5) 広域の連携会議に出てはみるのだけど
4 実践の中から学んだこと
(1) 圏域の決定
(2) 地域ネットワークの構築
(3) 学校間の連携
(4) 支援チームの拡大(地域資源開発)
第V章 具体的な支援方法
1 本章の趣旨と留意点について
2 軽度発達障害の子どもの支援についての基本的な考え方
3 軽度発達障害に共通する支援方法
4 記号の意味について
5 「高機能自閉症・アスペルガー症候群」の理解と支援
社会性(人との関わり)
柔軟性(応用)
コミュニケーション
身体の感覚
その他
6 「AD/HD(注意欠陥/多動性障害)」の理解と支援
不注意
多動性
衝動性
その他
7 「LD(学習障害)」の理解と支援
学習
その他
資料編

はじめに本校支援部の挑戦的な行動の軌跡

 いま教育をめぐって構造改革の嵐が吹き荒れている。これまで学校は行政指導の下,均質の教育サービスの提供が是とされてきたが,今日は実態に応じ自主的に特色ある学校づくり,地域に開かれた学校づくりが強く求められている。筑波大学附属としての本校をとりまく環境も,この間附属学校としての存在意義が問われるなど大きく変化してきている。

 折しも文部科学省から『今後の特別支援教育の在り方について(最終報告)』(平成15年3月)が出され,そこにおいて特殊教育から特別支援教育体制への転換に呼応して,養護学校の地域のセンター的機能に向けた取り組みが課題として提言された。本校ではこの時流を傍観するのではなく,それを先導する試行を行ってこそ附属学校の使命であるとの決意を固めた。そこで学級担任等の教育部からは独立させ校内支援にあたっていた自立活動部所属の教員3名を,平成15年度に地域支援の業務に振り向けた。そのことは,確かに現有の教員や施設の一部を外部に割くことを意味するものであったが,他の教職員及び保護者の温かい理解と支持を得て,新たな挑戦に乗り出すこととなった。

 この支援部所属3名の教員は意気軒昂に,手作りの「地域支援モデル」の青写真を携えて,地域に出向いていった。地域性のない附属学校の悲哀を味わいつつ,それでもさまざまな現実の壁にぶつかりながらの挑戦であった。やがて門が開かれる。本校のある文京区を圏域として,学校間及び機関連携モデルに基づく地域支援の実践研究を先導的に試行するところとなった。まるで,何も描かれていない画布に夢を形づくるように,彼らは,自ら動くことで,無から有を創る,人との繋がりを紡ぐ,その喜びにあふれていた。支援部の活動は,地域の幼稚園・保育所,小学校,中学校の児童生徒についての相談・支援業務を中心に,附属学校の特性を生かして,大学教員を動員しての特別支援教育コーディネーター養成講座を企画したり,平成16年に本学に新設された特別支援教育研究センターとの組織的連携を図ったり,さらに他の附属学校や区内の関連機関とも協働して多様な活動を展開し,質的に発展を遂げている。

 本書は,支援部教員が地域の特別支援教育のセンターとして何が要求され,何を遂行できるのか,羅針盤のないなかで挑戦的に行動したその軌跡である。とかく学校や関連機関との連携といった地域のネットワークの構築が強調される面があるが,何より大切にされるべきは,そのネットワークを活用した一人ひとりの子どもへの適切な支援の実現であろう。本書では,支援部教員がこれまで相談・支援活動のなかで経験し,それを踏まえて開発した種々の具体的な支援方法がわかりやすく盛り込まれている。教育実践で同様に挑戦されている皆様に,本書が少しでも参考になり,活用されることがあれば幸いである。


   校長/ 柳本 雄次

著者紹介

柳本 雄次(やなぎもと ゆうじ)著書を検索»

筑波大学人間総合科学研究科教授・附属大塚養護学校長

前川 久男(まえかわ ひさお)著書を検索»

筑波大学人間総合科学研究科教授・特別支援教育研究センター教授

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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      明治図書
    • 私は、もうすぐ9歳になる軽度発達障害を抱える
      息子を持つ母親です。
      レビューをちょっと読ませていただいたのですが、
      それだけで なんだか元気が出てきました。
      私達の抱えている問題を 理解してくれる、
      そして 手を差し伸べてくれる先生方がいる事が分かっただけで
      本当に救われました。
      医療・教育現場、そして家族がチームとなって,障害を抱えて
      困っている子供達を支援して行けたら。。。。
      まずは 親として、自分の子供を支援していく為の
      手立てとして この本を読ませていただきたいと思います!!!

      2006/2/7えび
読者アンケート回答でもれなく300円分のクーポンプレゼント!

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