学び合うクラスをつくる!「教室読み聞かせ」読書活動アイデア38

学び合うクラスをつくる!「教室読み聞かせ」読書活動アイデア38

好評3刷

インタビュー掲載中

効果抜群!読み聞かせ活動のニュースタンダード

読み聞かせは幼児だけのものではない!直接的な指導の言葉が通りにくくなる、高学年や中・高校生ほど、その訴求力と可能性は高まります。国語科はもちろん、学級経営や行事など様々な場面で使える読書活動関連アイデアが満載!巻末にはとっておきのブックリスト付。


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ISBN:
978-4-18-057838-2
ジャンル:
国語
刊行:
3刷
対象:
小・中
仕様:
A5判 176頁
状態:
在庫あり
出荷:
2019年11月20日
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Contents

もくじの詳細表示

まえがき
第一章 「教室読み聞かせ」で学び合うクラスをつくる
1 「読み聞かせ」がクラスを変える時
2 徹底解説!「教室読み聞かせ」
1.「読み聞かせ」の歴史を知る
2.「教室読み聞かせ」を提案する
3.「教室読み聞かせ」の実際を紹介する
4.「教室読み聞かせ」の効果を説明する
5.「教室読み聞かせ」の基本技術を解説する
6.「教室読み聞かせ」で学ぶ価値を伝える
第二章 「教室読み聞かせ」読書活動のための環境を整える!ポイント4
ポイント1 「授業感想文」でニーズをリサーチする
ポイント2 本に親しみやすい「教室環境」を整える
ポイント3 読み聞かせしやすい「座席配置」を工夫する
ポイント4 読み聞かせを「継続できるしかけ」を作る
第三章 授業で学び合う!「教室読み聞かせ」読書活動アイデア14
1 「授業」で絵本や物語を読み聞かせる
2 「再話作文」を書く
3 「ライティング・ワークショップ」で自作を読む
4 絵本を「読みあう」
5 「教科通信」を読み聞かせる
6 「読書へのアニマシオン」をする
7 「ブッククラブ」や「読書会」を楽しむ
8 一冊の本を「ペア」で読む
9 「対話型ギャラリートーク」で詩を協同で読む
10 付箋を活用した「回し読み」で読書欲を刺激する
11 「ストーリーテリング」に挑戦する
12 「群読」「朗読」を聴き合う
13 「学校図書館」の仕組みを知る
14 「読書感想文」を書く
第四章 クラスで学び合う!「教室読み聞かせ」読書活動アイデア13
1 「朝や帰り,給食時間や休み時間」に絵本や物語を読み聞かせる
2 「朝の10分間読書」に取り組む
3 「学級通信」を読み聞かせる
4 「読書日記」を交流する
5 「配付プリント」を読み聞かせる
6 「味見読書」を勧める
7 「ブックウォーク」「自由読書」の発想を生かす
8 「転校する生徒」に絵本をプレゼントする
9 「読み聞かせ」関連漫画を紹介する
10 担任による「本の紹介」をする
11 「POPづくり」と「ウォールポケット」活用で読書経験を共有する
12 「マイしおり」づくりで本を読みたくなる
13 「黒板メッセージ」と「ホワイトボード・ミーティング」に挑戦する
第五章 総合・行事・特別活動で学び合う!「教室読み聞かせ」読書活動アイデア11
1 「行事」に合わせて絵本や物語を読み聞かせる
2 教師による「読み聞かせ行事報告」をする
3 図書委員会で「読み聞かせ集会」を企画する
4 「来客」に絵本の読み聞かせを依頼する
5 「保育所や幼稚園」で絵本の読み聞かせをする
6 「紙芝居」を読む
7 「絵本づくり」を経験する
8 「ブックトーク」や「ビブリオバトル」で本の紹介をする
9 「合唱コンクールの詩」を群読する
10 「公共図書館」や「本屋さん」とつながる
11 「司書や司書教諭のいる図書館」の価値を学ぶ
*付録* 「教室読み聞かせ」ブックリスト
あとがき

まえがき

 3年前の夏。小学校の新卒教師と臨時採用者が集まる学習会の講師を務める機会をいただいた。二日間,教科経営と教室経営について学ぶ意欲的なプログラムだ。管理職のサポートによって学校が会場として確保されている。素晴らしいなあと感心した。

 この会で20名ほどの参加者に教室で読み聞かせ(物語や絵本を読むこと)をしている人はいますかと尋ねた。聴講されていたベテランの先生1名しか手は挙がらなかった。その方にお聞きすると,校内で精力的に読み聞かせている先生は,後もうお一方くらいだという。若手の手が全く挙がらなかったことと合わせ,あまりにもショッキングな出来事であった。「みんな忙しくてね,そういうことを丁寧にやる時間がないのよ。方法もわからないし,効果も目に見えないし,本の知識もないし…それに,特に絵本の読み聞かせは低学年までで終わりという意識も強いのよね。私は違うと思うんだけれど…。」そんなお話であった。

 早速その場で一冊絵本を開き,読み聞かせをする。秋尾晃正・大井戸百合子『ぼくとアルベスにいちゃん』(福武書店)。穏やかで温かな空気が場を満たしていくのを,参加者も私も感じる。若い先生方の目が輝く。「私もぜひ教室でやってみたいです」と。


 ところで,私は子どもたちと日々関わっていく上で一番重要になってくるポイントは説明(インストラクション)の力であると考えている。インストラクションには方法,意図,価値の三つのレベルがあるが,そのうち,子どもたちの学びに向かう内発的な意欲を引き出すものは,学ぶことの価値を伝えるインストラクションである。そしてその価値のインストラクションを支える重要な要素の一つが教師の語りであり,教師自身の語りの力量を高める極めて有効な方法こそ読み聞かせなのである。

 読み聞かせは先に紹介したベテランの先生がおっしゃる通り,保育や幼児教育,せいぜい小学校低学年までのものとなんとなく考えられがちである。しかし,本当は,直接的な指導の言葉が通りにくくなる高学年や中学生,高校生ほど,読み聞かせの訴求力と可能性は高いと言える。なぜなら,コミュニケーションの間に絵本や物語,プリント類などの「緩衝物」がはさまることで,メッセージが間接的に弾力性のあるものとして伝わっていくからだ。小学校高学年や中学校で,教師の多くが,メッセージを直接子どもたちにぶつけて失敗している。この点に切り込んでいける方策の一つが読み聞かせである。また子どもたち同士の読みあいが広がっていく中で,教室に聴き合い,学び合う土壌が生まれていくのである。


 本書では,教室で行われる読み聞かせについて,歴史的な流れから,効果,方法,価値,様々な読書活動関連バリエーション,さらに実際に教室で読み聞かせてきた本の紹介までを徹底的に書き記すことにした。20数年に及ぶ実践を背景にした類書のないものであると,自負している。私自身は中学校の国語教師であるが,先に述べたことが直接的な執筆動機となっているので,小学校でも中学校でも特別支援学校や高校でも実践できることを大切に,理論とプランを示そうと考えている。

 なお,すぐにでも教室で取り組みたいという方は,三章から読んでいただきたい。しかし,ぜひとも一,二章も読み通していただきたいと思う。一,二章には教室読み聞かせを支える大切な考え方がぎゅっと詰まっている。

 本書が,みなさんの教室での読み聞かせ活動の大きな支えになり,子どもたち同士の学び合いが広がっていくものと確信している。


  平成25年2月   /石川 晋

著者紹介

石川 晋(いしかわ しん)著書を検索»

1967年生まれ 北海道旭川市出身

1989年 北海道教育大学旭川校卒業

2003年 同修士課程修了

2009年 河東郡上士幌町立上士幌中学校赴任

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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      明治図書
    • ちょうど教室読み聞かせに取り組んでいた頃に発行され、何回も読み、やり方などとても参考になった。
      2016/1/1340代・小学校管理職
    • よく読み聞かせをしています。書籍の選び方、読み聞かせ時の配慮など、参考になりました。
      2015/7/10mi8mo
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