小学校国語の授業力をみがく!
レベルアップの指導スキル&実物モデル21

小学校国語の授業力をみがく!レベルアップの指導スキル&実物モデル21

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国語の授業力をあげればすべての授業力がアップする!

国語の授業時数は圧倒的に多い!ということは、初任・若手の先生は、まず国語の授業力を上げることが危急の課題です。指導の基本スキルからレベルアップの内容まで網羅し、授業の実物モデルも多数紹介。指導案の現物も収録したので、即戦力として活用できます。


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ISBN:
978-4-18-055921-3
ジャンル:
国語
刊行:
対象:
小学校
仕様:
A5判 132頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第

目次

もくじの詳細表示

はじめに
1章 国語の授業を始めよう!
1 国語科にはどんな課題があるの?
2 学びにおける基本のキ「学習規律」
3 基礎・基本定着のための指導ポイント
4 チェックリストで定着度診断
5 注目の言語活動はこうやって充実を
2章 領域別で見る!年間指導計画作成のポイント
1 年間指導計画作成のための6つの留意点
2 「話すこと・聞くこと」の工夫
3 「読むこと」の工夫
4 「書くこと」の工夫
5 〔伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項〕の工夫
6 書写の工夫
3章 授業を成功に導く!プレ知識
1 授業する上で欠かせない児童の実態把握
2 ノート指導のコツ
3 ワークシート作成のポイント
4 読書活動へつなぐためのアドバイス
5 授業と評価はツーウェイで
4章 指導ポイントが分かる!国語授業の実物モデル
1 文学的な文章の授業・低学年「物語を演じたりする」
モデル1 「くじらぐも」
モデル2 「お手紙」
2 文学的な文章の授業・中学年「感想を述べ合う」
モデル3 「ごんぎつね」
3 文学的な文章の授業・高学年「作者の生き方を考える」
モデル4 「注文の多い料理店」
モデル5 「やまなし」
4 説明的な文章の授業・低学年「事物の仕組みを説明する」
モデル6 「じどう車くらべ」
モデル7 「たんぽぽのちえ」
5 説明的な文章の授業・中学年「記録を読む」
モデル8 「ありの行列」
モデル9 「アーチ橋の進歩」
6 説明的な文章の授業・高学年「意見文を読む」
モデル10 「まんがの方法」
モデル11 「天気を予想する」
7 話し合い活動の授業(対話)「場面に合わせる」
モデル12 「だいじなことをれんらくしよう」
モデル13 「もののしくみをせつめいしよう」
8 話し合い活動の授業(討議法)「調べたことを討議する」
モデル14 「鉛筆とシャープペンシル」
9 書くことの授業・低学年「想像したことを書く」
モデル15 「あったらいいな,こんなもの」
10 書くことの授業・高学年「調べたことをまとめる」
モデル16 「調査報告文を書こう」
11 伝統的な言語文化の授業・中学年「日本文化にふれる」
モデル17 「ことわざ,慣用句」
モデル18 「故事成語」
12 伝統的な言語文化の授業・高学年「古典に慣れ親しむ」
モデル19 「今も昔も」
モデル20 「漢文に親しむ」
13 書写の授業(硬筆)「文字を正しく整えて書く」
14 書写の授業(毛筆)「硬筆の文字へつなぐ」
モデル21 「土地」
15 漢字に関する授業「言葉の力をつける」
16 板書を中心とした授業「一単位時間の流れを意識する」
5章 授業がワンランクアップする!指導スキル
1 指導案作成のポイントとモデル指導案
2 板書上達の極意
3 授業がグンと変わる指名の秘訣
4 子どもの発表力を伸ばす仕掛け
5 教科書の読み方NG例
6 調査・アンケート活動で学び力を付ける

はじめに

 大都市圏を中心として大量の教員採用時代を迎え,各学校では若手教員の割合が増えています。それに合わせた研修体系はできつつあるものの,実践が伴わず,リタイアする教員が少なくありません。今や若手が若手を育成する時代となっているため,教師の資質向上を期待する余裕もないのが現状です。新規採用教員を含めた教員としての資質向上策や,教育養成系大学での指導のあり方が問われている時代でもあります。

 学級担任としての使命を預かった場合,年度始めから,学級運営に関することなど取り組むべきことは山積しています。また,小学校では平成23年度から学習指導要領の全面実施を迎え,それぞれの学校においては,各教科の授業改善が生命線となっています。新規採用教員のみならず,多くの教員にとって,新たな課題に対する教育実践が欠かせないときになっているのです。

 国語科においては,言語活動を取り入れた実践がなかなか浸透せず,教科書が終えられない状況も報告されています。指導時間が多く,教科として,どのような基本的な考え方で取り組めばよいか,教科の特性を生かした効率ある指導が望まれます。

 本書は,国語科のめざすべき方向性と学習指導要領のめざす授業のあり方を追求し,既刊『「教師力」を育成する国語科授業入門』を,より現場の立場を尊重して,今すぐに活用が図れるようにしたものです。本書を手許において国語科の果たす役割を理解し,児童の「生きる力」の育成に資することで,多くの信頼を得ていただくよう願っています。

 終わりに,本書を作成するにあたって,カットを担当していただいた,小金井市立小金井第一小学校 山下沙織教諭,本書の刊行に際して尽力いただいた明治図書 木村悠氏に感謝申し上げます。


  平成24年12月   著者 /釼持 勉

著者紹介

釼持 勉(けんもち つとむ)著書を検索»

東京都出身。昭和52年千葉大学教育学部卒業。昭和58年兵庫教育大学大学院修士課程修了。福島県立西会津高等学校,東京都文京区立明化小学校,北区立滝野川小学校,杉並区立高井戸第四小学校,荒川区教育委員会指導主事,教育庁指導部指導主事,東京都立教育研究所指導主事,東京都教職員研修センター統括指導主事,東京都国立市立国立第七小学校長,東京都小金井市立小金井第一小学校長を経て,現在,帝京大学教育学部初等教育学科准教授, 及び東京学芸大学特任教授。東京学芸大学「教職実践セミナー」プロジェクトリーダー,社団法人フェイシャルセラピスト協会監事等も務める。この間,文部科学省学習指導要領(国語)調査研究協力者,文部科学省学校施設の在り方調査研究協力者を務める。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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