- はじめに
- 1章 成功する学級開きおさえておきたい10のルール
- ルール1 方針を決めよう
- ルール2 見通しをもとう
- ルール3 最初の一週間のタイムスケジュールをつくろう
- ルール4 情報を集めよう
- ルール5 連携をはかろう
- ルール6 学級組織を構想しよう
- ルール7 学びの空間をデザインしよう
- ルール8 モノを準備しよう
- ルール9 希望と夢を語ろう
- ルール10 長期戦で臨もう
- 2章 クラスがひとつになる!成功する学級開きアイデア
- 子どもたちとの出会いの前にすべきこと
- 子どもの名前を覚えるワザ
- 教室環境を整えよう
- 学年共通のルールを確認しよう
- 子どもも教師も負担にならない時間割作成術
- これでバッチリ!学級開きチェック項目
- 初めての出会いのシナリオ
- 期待を高める出会いのメッセージ
- 子どもたちの気持ちを高める新しいノートのわたし方
- 担任自己紹介 折り句で初めまして!
- 出会いは先輩からのお手紙で
- 方針@ 担任の所信表明演説―教育方針を伝えよう―
- 方針A 共同作業を取り入れた「やる気・元気・根気」
- アイデア@ 「メビウスの輪」で驚きやはてなをもたせて
- アイデアA キャンドルサービスで心をひとつに
- アイデアB くす玉でメッセージを伝えよう
- アイデアC 一人一人の力を集めてクラスをつくろう!
- 子どもがつながる!名札づくり
- 学級だよりで先生の紹介
- 新しい教科書をじっくり見よう
- 男女仲良く クラスみんなで集合写真
- BREAK! 一人一人の存在が輝く掲示の仕方
- 4月当初に決めるべきこととは?
- 【学級目標】
- @3ステップで学級目標を決めよう!
- A一年間を貫くキーワードはただひとつ!
- B学級目標を合い言葉にしよう
- Cちょっとの工夫で掲示がもっと魅力的に!
- BREAK! 幸運の女神さまで何事も意欲的に!
- 【係&当番活動・朝の会&帰りの会】
- 定番の係を決めよう
- 一分間のお仕事
- 学級委員を日常的に働かせよう
- みんなで毎日 朝の道場
- いつでも話せる!「突然のスピーチ」
- 【掃除・給食】
- 分担制で責任感アップ!
- 自然に静かに上手な掃除
- 時間管理でバッチリ!給食準備@
- 時間管理でバッチリ!給食準備A
- みんな納得!給食おかわりルール
- 【授業づくり】
- 座席レイアウトを教えよう!
- 「教室はまちがうところだ」で授業開き
- 「いい目いい耳いい心」を合い言葉に
- どの子も活躍!バリエーションのある参観授業
- 授業は鼓型を目指そう!
- 発表が生き生きするちょっとした工夫
- 子どもを静かにさせるコツ
- 板書はシンプルに
- ICT活用で役立つ情報機器はこれ!
- 授業のまとめは必ず教師がやろう
- ポイント制で宿題も楽しく!
- 【保護者対応】
- 初めての懇談会は宝くじで
- 親子度チェックで子ども理解
- 保護者会でお悩み相談
- 子どもクイズで家庭訪問を楽しく
- 学級だよりを発行しよう
- 心をつかむ連絡・対応の仕方
- 一ケ月を乗り切ったら考えること
- たくさんのアプローチで子どもを知ろう
- くじ引き席替えで,多くの友達と仲良くなろう
- 3回の運で決まる席替えで子どもたちも納得!!
- 学級づくりに役立つ!友達づくりゲーム
- 授業には体験や活動を取り入れよう
- 板書の係を決めて責任感を育もう
- 授業のまとめは“ふりかえりシート”で
- 家庭学習が一目でわかる「家庭学習・連絡カード」
- おわりに
はじめに
2014年4月1日。平成26年度の第1回目の職員会議で,28回目の学級担任を命ぜられました。
会議が終わり,前担任から子どもたちについての情報を聞いたり,担任となる子どもたちの名前を知ったりする中で,子どもたちのイメージが少しずつ自分の頭の中に広がってきました。
「今年は,どんな出会いをしようかな?」と子どもたちとの出会いの場を頭の片隅に入れながら,学年の先生と年度初めの学年・学級事務を行いました。
毎年4月に繰り返される,担任となる子どもたちとの対面。しかし,この対面こそが一年の中で一番大切なときだと,私はいつも思っています。
子どもたちは学年が一つ上がり,「○年生になったのだから,がんばるぞ!」という決意をもつと同時に,「今度の先生はどんな先生なのだろう?」と期待と不安を心に秘めながら待っています。
そんな思いでいる子どもたちのことを考えると,初めての出会い・初めての授業にも力が入るのは当然ですね。もちろん,例年と同じアイデアを使って出会いの場を考えることも多々ありますが,私自身は全く同じパターンでそのアイデアを行うことはありません。必ずどこかを変えてやろうと考えています。それが,子どもたちとの出会いの場を大切にし,アイデアを進化させることにつながるからです。
本書には,静岡教育サークルのみなさんが実践された素晴らしいアイデアがたくさんあります。この本を読まれた方が,この様々なアイデアの中に“これだ!”と思われるものが一つでもあり,自分なりにアレンジをして実践してくれたら,こんなにうれしいことはありません。
静岡教育サークル「シリウス」 /宇佐美 吉宏
とても参考になります。