教科書教材の言葉を「深読みドリル」辞典
〜この一語で広がる教材の見方〜

教科書教材の言葉を「深読みドリル」辞典〜この一語で広がる教材の見方〜

教科書に登場する「言葉」を深め、広げるネタを学年別収録

教科書に登場する「いろは歌」の秘密って何だ?!「いろはにほへと」の〈と〉と「ちりぬるをわか」の〈か〉と最後の文字をたどって読むと「とかなくてしす〈咎無くて死す〉となる―知ってました?!こんな一つの言葉からのエピソードを沢山紹介!


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ISBN:
978-4-18-048913-8
ジャンル:
国語
刊行:
対象:
小学校
仕様:
A5判 148頁
状態:
在庫僅少
出荷:
2019年12月17日
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もくじ

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はじめに
1 物語文の「深読みドリル」48―この一語に注目!
1年
かいがら
貝殻を耳に当てた時の音って?
おむすびころりん
おむすびの形って?
たぬきのじてんしゃ
狸のイメージはこわい? かわいい?
おおきなかぶ
おおきなかぶの大きさは?
サラダでげんき
サラダ味って何味?
はじめは「や!」
どんなふうに挨拶したの?
おとうとねずみチロ
声が響くのは誰のせい(精)?
だってだってのおばあさん
「バースデーケーキにろうそく」はなぜ?
2年
ふきのとう
ふきのとうってお話しするの?
スイミー
海の中には面白いものがいっぱい?
たろうのともだち
友達ってどんな関係?
きつねのおきゃくさま
ひよこは何匹? 何羽? 何人?
お手紙
お手紙を届けるのって大変?
かさこじぞう
どうしておじぞうさまは六人なの?
わたしはおねえさん
えらいお姉さんってどれくらいえらい?
スーホの白い馬
スーホの白い馬は特別な馬なの?
3年
すいせんのラッパ
ラッパの語源って何?
海をかっとばせ
カイシンの手ごたえってどんな感じ?
わすれられないおくりもの
「おくりもの」ってどんなもの?
ちいちゃんのかげおくり
かげおくりの「かげ」とは?
木かげにごろり
「木かげ」から読む「木かげにごろり」
三年とうげ
「とうげ」ってどこのこと?
モチモチの木
豆太はおくびょう?
おにたのぼうし
「おに」って本当に悪いものなの?
4年
白いぼうし
「におい」と「かおり」、どちらがふさわしい?
一つの花
「コスモスの花」は、平和への願い?
ごんぎつね
「ごんぎつね」は、神様の使い?
世界一美しいぼくの村
「おかげ」という言葉は、美しい日本語?
初雪のふる日
「よもぎ」は、偉大な力を秘めている
夕鶴
「そうど」って、一体何者なの?
世界でいちばんやかましい音
題名の「やかましい」という言葉は適切なの?
あたまにつまった石ころが
「石」と「石ころ」のちがいってあるの?
5年
だいじょうぶ だいじょうぶ
同じ言葉を繰り返すと、どんな感じがする?
トゥーチカと飴
「トゥーチカとキャンディ」じゃだめ?
いわたくんちのおばあちゃん
ピースサイン? Vサイン?
注文の多い料理店
しんしが現代人だったなら……
大造じいさんとガン
「ひきょうなやり方」ではなく「堂々」と
大造じいさんとガン
紅は真っ赤?
雪わたり
そねむ〜人間ときつねの境界〜
わらぐつの中の神様
大工さんの中の神様
6年
カレーライス
「特製カレー」は大人の味?
ばらの谷
ドラガンはばらに手を加えたの?
やまなし
二枚の幻灯は同じ色?
川とノリオ
ノリオは神様?
まほう使いのチョコレート・ケーキ
主人公はどうして魔法使いなの?
きつねの窓
ききょうは青色?
ヒロシマのうた
どうして「うた」なの?
海の命
おとうと与吉じいさって似てる?
2 説明文の「深読みドリル」39―この一語に注目
1年
だいじなたまご
「たまご」のお話
まめ
大豆は大きいの?
いろいろなふね
「ふね」の呼び方
いろいろなふね
役目? 役割?
くらしをまもる車
働きとは?
くらしをまもる車
工夫って何?
どうぶつの赤ちゃん
赤ちゃんって、何色?
みぶりでつたえる
身ぶりは有効?
2年
つばめのすだち
一人「前」だけど、成長できたの?
ふろしきは、どんなぬの
風呂敷って包むもの?
たねのたび
たねの旅の分類は?
さけが大きくなるまで
サケの身は、なぜ赤い?
ビーバーの大工事
巣作りはつらい?
3年
にせてだます
「ぎょっとする」は、「魚っとする」?
ありの行列
ひとつまみと少々とひとつかみ……多い順に並べると?
合図としるし
正しい標識は、どっち?
合図としるし
こんな標識ある?
すがたをかえる大豆
大豆の豆知識……いくつ知っていますか?
冬眠する動物たち
人は冬眠できるのか?
かるた
朝ぼらけ・暁……夜明けへのプロセスは?
かるた
「ももしき」=「ももひき」?
4年
ヤドカリとイソギンチャク
海の中で「共生」を探してみよう
大きな力を出す
掛け声のひみつ
あめんぼはにん者か
忍者は水の上を歩けるのか
広告と説明書を読みくらべよう
江戸時代の面白広告
手で食べる、はしで食べる
手で食べると「行儀悪い」は本当?
アップとルーズで伝える
アップとルーズの間には……
ウナギのなぞを追って
なぞ、なぞ、なぞ
「ゆめのロボット」を作る
ロボットと共存する社会
5年
見立てる
あや取りは子どもの遊び?
和紙の心
和=日本?
「十秒」が命を守る
「しっかり」はどう書くの?
言葉と事実
ことばに羽が生える?
世界遺産 白神山地からの提言
「めぐみ」は嬉しい? 哀しい?
天気を予想する
「かみなり」は誰のしわざ?
森林のおくりもの
うちの裏山は森? 林?
コウノトリが教えてくれた
コウノトリの恩返し?
6年
宇宙時代を生きる
宇宙人の数が、「方程式」で求められる?
「なべ」の国、日本
チゲ鍋、タジン鍋は「鍋鍋」?
3 詩の「深読みドリル」24―この一語に注目!
1年
らいおん
ライオンのたてがみって何のためにあるの?
森の中はどうして気持ちいい? 木の驚くべき秘密!
やまでじゃんけん
ところ変われば、じゃんけん変わる
てんとうむし
テントウムシの「てんとう」って?
2年
たけのこぐん
たけのこって一日にどれくらい伸びる?
赤とんぼ
赤とんぼは秋の虫?
雨だれ
春夏秋冬 雨のいろいろ
山の神様は男性? 女性?
3年
どきん
「どきん」は、ときめきの音……?!
かるのぴょん
「ぴょん」跳びは、かわいい者の特権?
夕日がせなかをおしてくる
夕日は「今日のおわり」?「明日の始まり」?
春のうた
かえるの鳴き声が個性的なわけ
4年
私と小鳥と鈴と
みんないいのは、みんな同じだから…?
ぼくがここに
「いる」がいい?「ある」がいい?
ふしぎ
「ふしぎ」ってどういうこと?
のはらうた
一番プライドが高いのは誰だ?
5年
丘の上の学校で
やまぶきの色はいつごろから?
はじめて小鳥が飛んだとき
はく手の大きさは?
まり
どんなまりを想像しますか?
われは草なり
われと同じような意味を持つ言葉は?
6年
わたりどり
「渡り鳥」って 大変!
いま始まる新しいいま
「蕾」と「雷」
なだれ
「たばこ」について
生きる
「ヨハン・シュトラウス」って何者?
4 伝統的言語文化の「深読みドリル」24―この一語に注目!
1年
まのいいりょうし
「いちご、さけた」が「めでたし、めでたし」?
花さかじい
花さかじいさんの犬の名前は一つじゃない?
いなばの白ウサギ
うさぎを「一羽」で数えるのはどうして?
2年
ヤマタノオロチ
「ヤマタノオロチ」はなぜ「八俣」?
いなばの白うさぎ
うさぎが渡ったのはワニ? サメ?
いなばのしろうさぎ
「いなばのしろうさぎ」は本当に白かった?
かさこじぞう
「じょいやさ」はじぞうさまの気持ちの表われ?
三まいのおふだ
「のんのん」走る山んばの勢いは?
3年
声に出して楽しもう
蛙は「かへる」? それとも「かはず」?
いろはにほへと
「いろはにほへと」の秘密
ことわざ
急がば回る?
慣用句を使ってみよう
「首」ってどこ?
じゅげむ
長い名前は有名になる?!
4年
短歌の世界
驚くべき「驚き」の世界
故事成語
阿吽の呼吸って、どんな呼吸?
故事成語
「矛盾」がぶつかると?
5年
平家物語
「春の夜」について
平家物語
音と声
枕草子
「曙」と「暁」
枕草子
四季を愛でる
6年
柿山伏
移り変わる動物の鳴き声
伝えよう、大切にしたい名言
日本の名作
自分のことを何という?
日本の言の葉
「言の葉」ってどんな葉?

はじめに

 私たちが教材研究を進める時、物語文なら次の四点が柱になる。

 ○ 中心人物は誰か?

 ○ 中心人物は変わったか?(どう変わったか?)

 ○ なぜ、中心人物は変わったか?

 ○ 物語が語りかけるメッセージは何か?

 注目したいのは「変化」であり、ストーリーの展開、因果関係の描き方に、私たちも感動を覚える。

 説明文なら、次の四点が柱だろう。

 ○ 文章構成は何型(尾括、頭括、双括)か?

 ○ 問いとまとめはつながっているか?

 ○ 事例と事例の関係は?(説得力があるか?)

 ○ 筆者が伝えたいメッセージは何か?

 説明文は、「整合」が問題であり、述べ方の工夫によって、説明内容の理解度や主張への納得度が変わってくる。

 こうした教材研究は、文書のつくり(構造)からのアプローチである。教材の特性を見極めていくには、欠くことができない着眼点である。

 しかし、角度を変えて、「この一語」にこだわって、教材研究するのも面白い。文章には、その文章らしさを醸し出す、あるいは、伝えたいメッセージを表現する「この一語」がある。その一語の持つ、語源や用例、本質的な意味を深読みしながら、教材への見方を広げていこうというのが本書の主旨である。

 例えば、「おむすびころりん」に出てくる「おむすび」である。「むすぶ」を漢字で書くと「結ぶ」となる。紐を結ぶ。契りを結ぶ。結びつける。結ぶには、二つ以上のものをつなぐという意味がある。遡って、古事記には、天と地が分れた時に生まれた神の名の中に「産巣日」とある。これは天地万物を産み成す霊妙な神霊のことだそうだ。今も「産霊神」という言葉が残っている。当時は、山を神格化していたから、その力を私たちに授かる、神と私たちとを結ぶために、米で山の形をかたどったというわけである。

 他にもいろいろな説があるが、「おむすびころりん」によって、おじいさんは、ねずみたちと心を結んでいる。そして、おばあさんといつまでも仲良く楽しく暮らしたのである。


 新しい教材の見方への招待。クイズ形式で読者に問いかけ、その世界に誘いたい。授業にも使えるし、ちょっとした小話にもいいだろう。こうしてドリルを重ねると、言葉への感覚、教材の見方が変わる、そんな一冊になれば幸いである。


  編著者 /香月 正登

著者紹介

香月 正登(かつき まさと)著書を検索»

1967年(昭和42年)福岡県生まれ。山口大学大学院修士課程修了。現在,下関市立小月小学校勤務。全国大学国語教育学会会員。国語教育探究の会・中国支部事務局長を務める。

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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