学級生活指導の基礎スキル3
座席の決め方の法則
全員に配慮した工夫

学級生活指導の基礎スキル3座席の決め方の法則全員に配慮した工夫

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この学級生活指導の基礎スキルが必ず安定した集団をつくる

どの子どもにとっても居心地のよい学級生活をつくり上げていくためには、生活を成り立たせている基本的な要素への適切なてこ入れが常時行われていなければなりません。本書では「座席の決め方」の法則を豊富な事例研究から解き明かします。


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ISBN:
978-4-18-006815-9
ジャンル:
学級経営
刊行:
対象:
小・中
仕様:
A5判 128頁
状態:
絶版
出荷:
復刊次第
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目次

もくじの詳細表示

まえがき
1章 座席決めはなぜ大事?
2章 座席決めのポイント
3章 座席決めのプロセス
4章 座席決めの実際1〜座席を核にした生活指導〜
§1 座席をもとによりよい人間関係づくりをするために
1 座席をもとに友達の輪を広げる
2 座席をもとに男女が仲よくなるようにする
3 座席指導で仲間に入れない子に配慮する
4 座席をもとにした給食時の指導
§2 座席をもとに係活動・当番活動を活性化させるために
1 座席によって役割を持たせ,学級の仕事や班の活動を活性化させる
2 学級目標を実現するための活動の活性化を図る
§3 座席を考えた行事の指導
1 運動会のかけっこの並び順でやる気をもたせる
2 遠足は,だれもが楽しく
3 修学旅行や校外学習のバスの座席で移動時間の充実を
§4 時期や子どもの発達段階を重視して
1 入学当初や学年初めに,早く学級に慣れるようにする
2 高学年で,教師の意図のもと子どもの思いを活かす
§5 生活指導上,配慮を要する子どものために
1 低視力・難聴・肢体不自由や,けがをした子どもがいる場合
2 不登校や,登校をしぶりがちな子どもがいる場合
5章 座席決めの実際2〜座席を核にした学習指導〜
§1 話し合いを充実させるために
1 座席をもとに小集団の話し合いを充実させる
2 座席をもとにバズセッションを充実させる
3 座席をもとに学級の話し合いを充実させる
4 子どもの座席でポスターセッションを充実させる
5 子どもの座席でディベートを充実させる
6 子どもの座席でジグソー学習を充実させる
§2 子ども同士の学び合いを充実させるために
1 〈国語〉座席をもとに,読み深めの交流を活発にする
2 〈国語〉座席をもとに,話すこと・聞くことの力をのばす
3 〈社会〉調べ学習やまとめの中で学び合える座席の工夫
4 〈社会〉見学やインタビューで学び合う子どもの集まり方
5 〈算数〉座席をもとに,多様な考えを交流する
6 〈算数〉座席をもとに,教え合ってつまずきをなくす
7 〈理科〉理科室での座席をもとに,実験を通して学び合う
8 〈理科〉屋外の観察での安全な位置によって学び合う
9 〈音楽〉座席をもとに,音楽の授業を楽しく
10 〈音楽〉並べ方の工夫で,合唱・合奏指導を充実させる
11 〈図工〉座席をもとに,図工の授業を楽しく
12 〈体育〉運動場等での子どもの並び方や位置に考慮する
13 〈体育〉プールでの子どもの隊形で,安全に配慮する
14 〈家庭〉家庭科室での座席で,学習効果をあげる
15 〈読書指導〉座席の工夫で読み聞かせを充実させる
16 〈読書指導〉読書指導を充実させる座席づくり
17 〈情報教育〉コンピュータ室の座席をもとに,指導を充実させる
§3 配慮を要する子どもがいるときの座席の決め方
1 学校生活の気になる子どもがいる場合
2 学習障害(LD)・学習遅進児の子どもがいる場合
6章 座席決めにかかわるトラブルへの対処の仕方
§1 新しい座席に対する子どもの不満への対応
§2 くじで座席を決めたがる,好きな子同士の席を訴える子どもへの対応
§3 保護者からの要求・苦情の対応
7章 座席決めを効果的に行うために

まえがき

 小学生の1日の在校時間は,およそ7時間である。このほとんどの時間を教室で過ごし,自分の座席で学習したり,給食を食べたりしている。子どもたちにとって,どのような学級で,どのような座席になって,誰と一緒に学習するかは,大きな関心事である。したがって,楽しい学校生活にするために,座席を替えてほしいという要求は,子どもたちにとって,切実な問題なのである。

 一方,教師にとっては,座席決めについて大学の授業や初任者研修などで学んでいないのが現状である。教師の子どものころの体験や先輩教師からの見よう見まねで座席決めをしていることが多い。実を言うと,私も,座席決めについて,研修などで学んだ経験はない。

 学級編制については,どの学校も,長年時間をかけて検討し,全職員の共通理解のもとで,同じ方法で実施されている。しかし,座席決めについては,各担任に任され,学校全体で,議論したり,ルールを作ったりしているところは少ない。つまり,各担任の主体性に任され,経験と勘に頼っていると言っても過言ではない。なぜ,学級編制と座席決めを同じ土俵に上げて比較するかというと,学級編制と同じぐらい,座席決めが,学習効果を左右したり,人間関係を醸成したりすると考えているからである。

 このように学級経営上重要な座席決めについて,若い先生に少しでも分かりやすく伝えたいという思いで,本書を企画した。そこで,今まで,教師の経験と勘に頼ってきた座席決めを,類型化し,目的に応じて活用できるように法則化を試みたものである。ベテラン教師が長い年月をかけて経験的に会得した座席決めの技術や,各教科・領域など様々な場面における実践例を示して,「座席の決め方の法則」を見出そうとした。

 私は,座席決めが,学級編制と同じように学校全体で議論され,教師が意図を持って,学習目標を到達させたり,人間関係を円滑にしたりするために行われなければならないと考えている。以上の考えに立って「座席の決め方の法則」を編集している。

 また,本書では,「座席決め」を教室における座席という狭義でなく,机の配置,学習形態,校外学習においては班編成をも意味しており,広義でつかっていることをご理解いただきたい。いずれにしても,本書が,多くの若い教員の手に渡り,活用され,教育効果を上げることを期待している。


  平成23年9月   編者 /坂野 重法

著者紹介

坂野 重法(ばんの しげのり)著書を検索»

愛知県名古屋市立東桜小学校長

※この情報は、本書が刊行された当時の奥付の記載内容に基づいて作成されています。
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      明治図書
    • 「座席決めに対するトラブルへの対処の仕方」が非常に参考になった。
      2020/6/1260代・小学校教員

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