授業力&学級統率力 2012年1月号
規律と自由=秩序ある教室づくりの技

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授業力&学級統率力 2012年1月号規律と自由=秩序ある教室づくりの技

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2011年12月7日
対象:
小・中
仕様:
B5判 78頁
状態:
絶版
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目次

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特集 規律と自由=秩序ある教室づくりの技
規律と自由=教育における秩序を考える
規律(ブレーキ)と自由(アクセル)の仕分けで安全教育を
森 隆夫
規律と自由のバランスは「マナー」の習得である
明石 要一
秩序とは規準を管理すること
藤平 敦
“規律”があって“自由”もある=教室風景のイメージ
知的で自由な向山学級を追いかけて―教師は自らを磨くことしか道はない―
師尾 喜代子
枠があるから自由になれる
曽山 和彦
“自由”でもって“規律”がある=教室風景のイメージ
自由が学級にあるかを見分ける四条件
鈴木 康一
授業と休み時間で、教室の空気が一変する〜「授業力のある教師」の学級を「参観」しなければイメージはできない〜
林 健広
こんな場面=どんな指導が有効か
同調者がいそうな“混ぜ返し発言”への指導
甲本 卓司
教室で浮きあがっている奇声への指導
阿部 梢
理屈で攻めてくる優等生への指導
木村 重夫
何でも我慢できないやんちゃ君への指導
五十嵐 勝義
特別支援の子の指導でここまで変わる教室風景
集団で受け入れ、集団で闘う
伊藤 寛晃
教室の事実 その子がいたからクラスが良い方向に進んでいく
小野 隆行
できた経験を積ませ、認め、受け止める
関根 朋子
教師の出方を伺っている時に打つ手
授業中のアドバルーン発言への対応
太田 聡美
他の子へのちょっかい発言への対応
神谷 祐子
子ども指導へのアドバルーン発言への対応
根本 直樹
学期末に向けて=“自由と規律”バランスのとり方
《1・2年の事例》やるべきことはきちんとやらせ、自由な取り組みをさせる
楢原 八恵美
《1・2年の事例》執拗な叱責は、子どもの心のストレスにつながる
頓所 陽子
《3・4年の事例》規範を教え、経験させる
小室 由希江
《3・4年の事例》学級集団が成長するチャンス
宮崎 昌美
《5・6年の事例》事実を見るから秩序あるクラスになる
間嶋 祐樹
《5・6年の事例》パーティーをすることで教えたい《規律と自由》
福井 三千穂
《中学校の事例》学期始めの目標を思い出させ、語る
進士 かおり
《中学校の事例》楽しい生活があれば、子どもは規律を守る
垣内 秀明
授業参観で見た“この教室の水面下指導”に学ぶ
すぐれた授業者は飛び込み授業も違う
根津 盛吾
向山氏の算数授業からの学び
赤木 雅美
だから、ていねいなノートが書けるんだ!基本の「き」を徹底させる指導
山田 恵子
継続指導の積み重ねが授業システムをつくる
野ア 隆
授業参観で視点を変えれば、教室の秩序の作り方が見えてくる
前田 利憲
「空気」を作る
勝又 明幸
楽しいクラスをみんなで創る
楽しい学級は互いを認め合う活動でつくる
太田 聡美
教師修業への助言
「自分」を客観的に見つめ直す時間を持とう
田中 博史
体験活動が人生を決める (第10回)
福島のリフレッシュキャンプの効果
明石 要一
授業崩壊から生還するために (第10回)
学生時代から真剣な修業を重ねた一教師の記録 後編
長谷川 博之
発達障がいの子どもに学ぶ (第10回)
3つのことを混同すると、発達障がいの子への指導はできない
小野 隆行
授業の知的組み立て方 (第10回)
授業の骨格は発問、指示、確認等、教師の「教授活動」である
谷 和樹
〜それをどのように組み立てるかで授業の質は異なってくる〈算数の授業分析 その1〉〜
子どもの発言を引き出す技 (第10回)
ちょっと面白い写真が一枚あれば、子どもの発言を豊かに引き出せる
有田 和正
実感道徳のすすめ (第10回)
なぜ、学校に来るのか(下)
野口 芳宏
〜模擬授業風に〜
編集後記
樋口 雅子

編集後記

○…「○○さん、もう少し右に寄って」

○…全校集会などで細かくチェックされる先生がおられます。

よく見かける風景ですが、概してこういう先生は子どもから信頼されていない?ケースが多いように思います。どこか1点、ちょっと乱れているなどをしつこく問題にするのは、底意地悪い先生と思うのが普通の感覚ではないでしょうか。

○…もちろん、逆に、ジグザグに並んでいたとしたら、それはわざとということが多いのでしょうが――。

○…本号で、規律と自由を取り上げるのは、どういう感覚でどういう状態をつくりだすことをめざせばよいのか、お示しいただきたいと念願したからです。

○…具体的には“規律”があって“自由”もある=教室風景のイメージ、“自由”でもって“規律”がある=教室風景のイメージ、をご紹介いただければと願いました。また、特別支援の子の指導でここまで変わる教室風景――ということで、特別支援の子の指導がカギを握っているというあたりをご示唆いただきました。

○…池田潔著『自由と規律』(岩波新書)という名著があります。

○…自由でいて自然に?保たれる秩序――もっとも強靭な人間集団の立ち居振る舞いだと思うのですが、そのような理想の姿は、いかなる指導によって実現するものなのか――、学校の、さまざまな活動場面における実例を通して追究していただければと願いました。

(樋口 雅子)

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