教室ツーウェイ 2012年6月号
成功体験が生まれる授業場面別26パーツ

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教室ツーウェイ 2012年6月号成功体験が生まれる授業場面別26パーツ

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2012年5月8日
対象:
小・中
仕様:
B5判 90頁
状態:
絶版
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目次

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特集 成功体験が生まれる授業 場面別26パーツ
成功する授業は、すぐれた先人が開発したものである。それを身につけた教師は、たくさんの能力を獲得し、すばらしい教師に変身する
向山 洋一
授業の成功体験がセルフエスティームを育てる
2つの成功体験で子どもが変化した
小野 隆行
成功体験が生まれる指導例5場面26パーツ 発問・指示の場面で成功体験を実現する
1 易から難へ
面積図で算数を完全攻略
河田 孝文
2 作業指示
イメージしやすい作業指示
椿原 正和
3 逆転現象
逆転現象は、教師が意図的に組め
松崎 力
4 どの子も発言
無理のない発問指示
赤木 雅美
5 あれども見えず
「あれども見えず」からの脱却法
河田 祥司
6 活動が持続する
熱中する発問・指示
木村 重夫
成功体験が生まれる指導例5場面26パーツ 教材・教具活用の場面で成功体験を実現する
7 漢字スキル
いわせることでみるみる点数アップ
奥 清二郎
8 計算スキル
「100点だった人!」でみんな手を挙げるシステムの作り方
島村 雄次郎
9 百玉そろばん
脳と手の特性に合った教材が成功体験を実現させる
五十嵐 勝義
10 かけ算九九尺
「数字だけのかけ算九九」からの変換
阿部 梢
11 わくわく図鑑
「わくわくずかん」から図鑑を作る子も出てきます
千葉 雄二
成功体験が生まれる指導例5場面26パーツ 板書・場づくりの場面で成功体験を実現する
12 子どもが板書
自分の意見を板書するから納得する
阿妻 洋二郎
13 教師が板書
ワーキングメモリーに負担をかけない
田代 勝巳
14 友だちの意見を参考にしなさい
板書を写させるタイミング
川原 雅樹
15 毎日の進化が目に見える
なわとびカードのシステム
松島 博昭
16 理科の場作りの典型例
理科はモノが命!
上木 朋子
17 みんな汗をかく
連帯感、達成感を味わえる縄跳び運動トラベラー
鈴木 恭子
成功体験が生まれる指導例5場面26パーツ 対応・応答の場面で成功体験を実現する
18 授業中のほめ言葉
心からの褒め言葉は子どもに響く
井戸 砂織
19 子どもの不規則発言
プラスに転化する対応例
溝端 達也
20 間違った筆算に十五個の○
向山氏の対応を応用する
根本 直樹
21 作業開始に座らない子
いきなり授業に入り、全体を巻き込む
中谷 康博
22 作業が止まってしまう子
誰でも知っている実践を信じて続けることの大切さ
中川 貴如
成功体験が生まれる指導例5場面26パーツ クラスイベントの場面で成功体験を実現する
23 五色百人一首
一年間マンネリ化しない成功ポイント
太田 雅之
24 ふれあい囲碁
発達障がいの子が熱中したドラマ
田丸 義明
25 二重跳びリレー
二重跳びリレーの時に、はじめて跳べる子、自己最高記録を出す子が出る!
千葉 雄二
26 クラスパーティー
裏文化が子どもの精神を解放する
長谷川 博之
ミニ特集 TOSSランド1億アクセス
TOSSランドは大きく進化する
向山 洋一
祝! 1億アクセス!
千葉 雄二
TOSSランド大改訂に携わるのがTOSS教師の仕事
戸村 隆之
TOSSランド1億アクセス達成
久保 宏行
東日本大震災を授業する
大関 貴之
ついにTOSSランドが「第二のメタモルフォーゼ」をする
許 鍾萬
「困った」を救うTOSSランドの魅力
和田 孝子
授業の原則 (第15回)
個別評定の原則(2)
谷 和樹
〜個別評定場面での大切なポイントを抽出する〜
授業の力量をみがく (第15回)
小・中学生の「留年」は学力向上に結びつかない
大森 修
編集前記
向山 洋一
グラビア
「向山塾」がスタート! 向山実践が原理から分かった 24.3.24 第1回向山塾東京会場 ほか
新牧 賢三郎
酒井式2012 (第2回)
新シナリオ「朝顔とぼく・わたし」ができました
酒井 臣吾
全国ペーパーチャレラン (第241回)
ルール・応募方法
伊藤 亮介星野 裕二鈴木 崇之
ピラミッドチャレラン
伊藤 亮介星野 裕二鈴木 崇之
(3月号)ランキング/応募者からの手紙
伊藤 亮介星野 裕二鈴木 崇之
教科指導の基本
国語 (第15回)
大切な最初の実態調査
小田 哲也
〜教材をほとんどの児童が10回以上読み、練習を重ねたらテストをする。〜
算数 (第15回)
時には「体感させる活動」を取り入れる
馬場 慶典
〜違いを求める問題は一年生の多くがつまづく。「『ちがい』はひき算」を体験させる。〜
理科 (第15回)
理科は書くことだ
千葉 雄二
〜観察カードは、記録文に時間をかけさせる。〜
社会 (第15回)
資料の中に社会事象ありA〜グラフの隠し方〜
河田 祥司
〜資料の提示の仕方で、子どもの問いの深まりは変わる。〜
体育 (第15回)
準備と片付けをマネジメントする
根津 盛吾
〜運動量確保のためには運動以外の場面を効率的に仕組むことが大切となる。〜
音楽 (第15回)
音がとれない子への対応
関根 朋子
〜教師の激励と、自尊心を傷つけない配慮が不可欠〜
生活指導 (第15回)
教室がやさしくなる「お休みカード」
小野 隆行
〜クラス作りに最適! お休みカードのコメントが変わればクラスも変わる。〜
道徳 (第15回)
TOSS道徳発「親学」の授業を創る
河田 孝文
〜みんな無償の愛で育てられてきた。〜
英会話 (第15回)
使えるものはどんどん使って、楽しく教材研究
間宮 多恵
〜新教材・デジタル教材をまず開いて触って楽しむ!〜
続・向山洋一を追って (第93回)
[第74巻]『“TOSS授業技量検定”が保障するプロ教師への道』(5)
戸塚 雅昭
〜つらいときは「神様のメッセージ」を聴こう〜
向山実践の原理・原則 (第219回)
「親学」推進議員連盟が発足
向山 洋一
特別支援の授業
日本最先端 翔和学園 (第15回)
「死とは何か」を授業する
伊藤 寛晃
特別支援の授業
特別支援教育の課題 (第3回)
イライラしない発達障がいの子どもの見方
小嶋 悠紀
特別支援の授業
中学で生まれたドラマ (第15回)
友人関係のトラブルを起こし、激昂した男子生徒への指導をこうした 後編
長谷川 博之
笑顔で教えて笑顔でほめる (第15回)
ほめ方の極意は、驚きほめる
松崎 力
医療連携での模擬授業 (第15回)
学校教育を補完する「アフタースクール」の試み
吉永 順一
保護者・教師セミナーで訴えたこと (第15回)
日本の未来を担っている発達障がいの子ども達
東原 希代子
そうだったのかとわかった授業 (第15回)
授業参観で行う「漢字クイズ」の持っている意味
松本 一樹
社会貢献活動
まちづくり活動展開中 (第15回)
はじめの一歩は、登録することだ
山口 浩彦
わが地域のまちづくり活動 (第15回)
子ども観光ガイドでまちづくり
松原 大介
食育・食卓教育 (第15回)
望ましい生活習慣を作るための食事教育
郡司 崇人
観光立国教育 (第15回)
「東北復興支援」の視点
渡辺 喜男
子どものコミュニケーション能力を育てる郵便教育 (第15回)
書中見舞い・年賀状などの文化を楽しく学校で教える
田丸 義明
環境教育最前線 (第15回)
日本の技術について考える
勇 眞
教科書・教具のユースウェア
算数教科書の使い方
算数教科書を教える力をつけるために
本間 尚子
計算スキルの使い方
「できる」「わかる」「たのしい」計算スキル
川原 奈津子
五色名句百選かるたの使い方
ルールの再確認
赤木 雅美
スーパーとびなわの使い方
TOSSなわとびチャレンジシールが、リニューアルしました!
桑原 和彦
新卒時代*挫折をのりこえてきた (第15回)
無我夢中で過ごした一年間
冨築 啓子
学び続ける教師が、現実を変えていく
藤本 大平
学生時代 (第15回)
【TOSS学生の授業修業】全国の学生とつながり、より深く、より熱い学生修行へ!
平野 遼太
【TOSS学生の授業力】TOSS学生授業力向上の要因を分析する
戸村 隆之
全国サークル案内 (第15回)
6月
佐々木 真吾
Free Way 読者のページ
編集長日記
向山 洋一
TOSS最新講座情報

編集前記

▼私は「跳び箱が跳べない子」を、三分で、跳ばせることができる。成功率九八パーセントである。ほとんどのテレビ局が特集を組んだ。三十年前のことである。

▼私の指導法は、どの先生でも真似することができる。本を十五分読めば分る。

 日本中で、クラス全員跳ばせる教師が続出した。子ども、保護者に感謝された。

▼但し、勉強しない教師は、この指導法をすることはできない。

 学ばなくては、上達しないのである。

▼TOSSの教師には、算数の市販テストのクラス平均が九十点以上という人がいっぱいいる。

 それまで、算数テストで五点、十点だった子どもを、百点をとるまでに育てた教師も何百、何千人といる。

▼「教科書で授業をする正しい方法」と「あかねこ算数スキルの正しい活用法」を身につければ、誰でも、できるようになる。

▼しかし、これには、少し時間がかかる。「車の運転免許」をとるほどの努力は必要ないが「自転車に乗れるようになる」ぐらいの努力は必要である。

▼第一の努力は、正しい指導法を書いた本を読むことである。「正しいやり方」の解説と「やった人の感想」をよく読むことだ。

 これで、一割通過である。

▼第二は、「正しい指導法」を身につけた人の授業を見たり、セミナーに参加することである。

 踊り、書道、ピアノ、水泳、剣道など、どのくらい「見たら」、「一応分った」となるだろうか。最低でも十回は必要だろう。

 これで三割の通過となる。

▼「指導法」「活用法」を身につけるために「読書」や「見学」は大切な一歩だが、これだけでは無理だ。

▼必要なのは「自分のやっているところ」を「上級者」に見てもらって、指導してもらうことだ。すべての芸事、技能は、こうして身につける。我流では絶対だめだ。上級者とは、実演して見せてくれる人である。

 これを十回やって、七割通過だ。

▼こうした道を歩み始めた人は、やがて保護者、子ども達から感謝される教師になる。

▼本号の特集は、そのための第一歩である。

(向山 洋一)

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