教室ツーウェイ 2011年3月号
記憶に残る学年末! あこがれの“あの授業”

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教室ツーウェイ 2011年3月号記憶に残る学年末! あこがれの“あの授業”

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ジャンル:
授業全般
刊行:
2011年2月7日
対象:
小・中
仕様:
B5判 90頁
状態:
絶版
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目次

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特集 記憶に残る学年末!あこがれの“あの授業”
こんどこそやりたい!あこがれの“あの授業”
教師の絆は、共に語れる「教育実践」から生まれる
向山 洋一
向山実践の追試の仕方 カスタマイズからフルコースまで
向山氏の実践に流れている思想とは何か。
谷 和樹
有名向山実践の追試ガイドBEST10
原典から追試報告まで
向山実践に挑戦することなく、授業技量の向上はない
松崎 力
国語「春」新卒が授業しても子どもが熱中する
討論の授業「春」に挑戦する。
伴 一孝
「新卒」で熱中状態をつくり出すために。DVDと著書で「子どもの反応」を研究し、イメージを持って授業に臨む。
長谷川 博之
国語「ふるさとの木の葉の駅」向山発問の神髄
「一字空き」を問う発問の組み立てと「討論過程」の理解が追試の核である。
椿原 正和
「分析」と「追試」はセットである
雨宮 久
国語「やまなし」分析批評の授業最高峰
向山型「やまなし」の授業は、教師と学級の集大成の場である。
河田 孝文
永遠のあこがれ「やまなし」の授業
小田原 誠一
算数「九九の表」子どもたちの多様な思考を促す
「かけざん九九ひょう」の授業は、小2から大学生までが熱中した
井上 好文
多量の情報を与え、与えた情報を整理させることで多様な思考が促される
赤石 賢司
算数「○進法」位取りの仕組みを原理から考える
身近にある「二進法」を原理から考えさせる
木村 重夫
深い思考と学問の香りを身につけさせる
板倉 弘幸
社会「工業地帯の分布」仮説と検証の方法
三十年経っても色褪せない「再現する学習」
鈴木 康一
「工業地帯の分布」はこれからの社会科授業のモデルである
勇 眞
社会「福沢諭吉と人間へのめざめ」ダイナミックな歴史授業
投げ込みで誰がやっても盛り上がる。
川原 雅樹
まずは全集・年齢別実践記録集を読み込む。そして思い切って挑戦する!
高丸 一哉
理科「乾電池と豆電球」回路の概念を子どもがつくり
子ども熱中、間違いなし。
小森 栄治
向山実践の醍醐味を味わいたいのなら全単元丸ごと追試
新牧 賢三郎
体育「バスケットボール」ゲームの組み立てと運動量
向山型体育は、システムである。
甲本 卓司
『蝕球数』を問題にしチーム力が向上する向山型バスケットボールの指導
桑原 和彦
家庭「20年後の私のお家」夢が広がる家の設計
予め設定を示すことが大切なポイント
森川 敦子
冒頭の「七つの条件」が全てを支える
赤木 雅美
向山実践で、なぜ授業力が伸びるのか
「向山実践に学べ」
大森 修
向山実践を私はこう分析した
二律背反をクリアした向山実践
吉永 順一
あこがれのスマートボード Google Earth活用TOSS授業
ワンクリックで追試できるGoogle Earthを活用した社会科授業
許 鐘萬
電子黒板活用授業習得の4つのステップ
戸村 隆之
ミニ特集 教室で生まれた、今年最高のドラマ
古い劇場がドラマの発火点に
向山 洋一
酒井式指導法で自己肯定感を養う
神谷 祐子
発達障がいの子とは、出会いが全てだ
細羽 正巳
楽しいスポーツ大会を五回連続して実施
大場 寿子
ほめて、認められる場面が多いほどセルフ・エスティームが高まる
前川 淳
担任が行う「合唱指導」が感動と学びを連鎖させた
小嶋 悠紀
懇談会翌日のドラマ
伴 佳代
全国ペーパーチャレラン (第226回)
問題A「六角形タイルチャレラン」
伊藤 亮介
問題B「かけ算&迷路チャレラン」
鈴木崇之
ルール・応募方法
伊藤 亮介星野 裕二鈴木 崇之
ランキング
伊藤 亮介星野 裕二鈴木 崇之
編集前記
向山 洋一
グラビア
全国の向山一門がTOSSの最先端の運動をつくりだす〜向山一門合宿 千葉上総一ノ宮〜2010.12.4〜5 ほか
学級の荒れを克服する
『発達障がい児本人の訴え』をもとに校内で研修する。
谷 和樹
楽しい国語の授業
旧暦を覚えよう!暦の謎解き
松藤 司
伝統文化の国語の授業
五色百人一首から十二支の授業につなげる
松浦 由香里
〜生活の中に使われている十二支を使った表現を見つけよう〜
うまくいった算数の授業
「かけ算九九」が言えなかった中二のS君が五の段をクリアした
井上 好文
最新調べ学習 観光立国
子ども観光立国調べ学習テキスト
勇 眞
〜@観光立国について理解するA調べる力を身につけることができる〜
子どもが感動する理科授業
まず「もの」を確保せよ。そして、たっぷりといじらせよ。
前川 淳
〜アイテムと子供の作品を活用することで感動は大きくなる〜
熱中して楽しくできる英会話授業
デジタルコンテンツで 見て聞いてよくわかる将来の夢を語ろう
野網 佐恵美
挑戦 TOSS型音楽授業
一曲一芸、多曲多唱、ストーリー仕立て、そして教えてほめる!これが熱中条件
飯田 清美
発達障害の子が熱中する授業・教材
具体的な発問が発達障がいの子どもたちの熱中を生む
小嶋 悠紀
〜分りにくい発問よさようなら! 向山型は発達障がいの子どもにも優しい〜
最近の教育系大学生 (第12回)
気になる教育系大学生の行動特性
明石 要一
教育の根本を考える (第12回)
発達障がい児の訴え
吉永 順一
授業を創る
教科書通りに「説明する算数」の授業を創る
河田 孝文
新しい環境教育
「そうだ!○○をお金にしよう」楽しみながらできる環境教育
河田 祥司
生きものにふれる(わくわく図鑑の奇跡)
「わくわくずかん」で思い出がよみがえる
永井 貴憲
食育と食卓教育
日本人が発見した「うま味」に感動
細羽 朋恵
分析批評の国語授業入門
「わらぐつの中の神様」の分析(2)
松崎 力
TOSS学生 授業検定に挑戦
長崎学生「チーム作り」
伴 佳名子
〜西日本、そして全国へ〜
平均点 奇跡のアップのシステム
一人に注目し、できた事実を積み重ねる
尾田 賢一
成功体験の授業
正しい方法で練習すれば必ず上手く跳べるようになる
柳 研二
〜スモールステップで自信をつける。映像が成功へのポイント〜
特別支援 奇跡の教育
「暗黙の了解」の伝わりづらさ
伊藤 寛晃
学級崩壊を救った五色百人一首と五色かるた
ルールを教えられる教材「五色百人一首」で崩壊学級を立て直す!
越智 敏洋
〜騒乱状態だった教室が、五色百人一首を導入して一ヶ月で激変した〜
中学校の教育 (第12回)
中学生に「国家の大事」を授業せよA
長野 藤夫
〜「理想」も大切だが「国益」という視点も必要だ〜
佐藤式工作法 (第54回)
教材開発のヒント─動きへの着目─
佐藤 昌彦
続・向山洋一を追って (第79回)
【第59巻】『中学教師授業上達方法』(2)
戸塚 雅昭
〜「へったくそな授業」―その実態と原因〜
向山実践の原理・原則 (第204回)
谷チーム、向山の映像、録音の整理を始める
向山 洋一
新任当時の挫折をこう乗り越えた
サークルで教師を続ける自信を取り戻す
平 眞由美
〜憧れる教師との出会い学び始めたから教師人生が変わった〜
学びのサイクルを作り、日々実践する
武井 恒
〜新卒時代は、上手くいかないことが多いことが当たり前である。自分一人で悩まずに、複数の視点で考えることが大切である。〜
TOSS教材のドラマ
【輪郭漢字カード】漢字が苦手な子にも有効!輪郭漢字カード
西崎 尚美
【五色百人一首】泣き叫ぶ子を変えた五色百人一首
大野 眞輝
研究授業講座
【教材研究のしかた】志を立て、自分の立ち位置を見据えて行動する
松尾 清恵
〜子もち女教師だからこそできること・しなくてはいけないこと〜
【指導案の書き方】子供の事実や先行実践にあたり、後世に伝えるべき「新たな提案」を創っていく
関根 朋子
〜「研究と実践」は両論である〜
やってはいけないこんな指導
自己肯定感を高める 褒めて褒めて褒めまくる5
杉山 裕之
やってほしいこういう指導
子どもの考えにはそれなりの論理がある
戸井 和彦
TOSS・前進中
学生サークル/前進に「上達」を加えたサークル運営を
阪本 孝太
TOSSサークル紹介/松藤先生の代案がすごい!
村上 元
TOSSサークル紹介/「TOSS石黒塾」
三浦 宏和
TOSSランド案内/TOSSランドで一年間の授業を安定させる
久野 歩
Free Way 読者のページ
編集長日記
向山 洋一
セミナー案内
石黒 修

編集前記

▼あこがれの授業を持つ教師は幸福である。あこがれを持つことは、上達のための重要な出発点だからである。

▼甲子園に出場するくらいの野球少年は、それぞれにあこがれの選手がいるだろう。

 サッカーに夢中になる少年も、あこがれのスターがいる。

▼スポーツに限らない。歌でも、踊りでも、作家でも、タレントでも、その道を進もうと思う人なら、あこがれの人を持つ。

▼漫才の日本一になった大阪の夫婦は、あこがれの漫才を何万回も聞いたという。

 作家になるのに、あこがれの作家の作品を書写するなどというのは当然のことだ。

 歌手も同じである。

▼歌手のものまねは、プロ中のプロほどうまい。五木だって、小林だって、誰のものまねをさせてもうまい。

▼あこがれの授業を持ち、それを追試してみる。すると、いろいろなことを学ぶことになる。

 びっくりすることがいっぱいある。

▼でも、その「追試」は、「追試」になってないことが多い。

 少年野球の選手がプロを真似たような、ピアノで地方大会で優勝した少女が、リストの曲をひくような、とんでもないレベルの差が生じている。

▼それは、当然なのだ。「あこがれの授業」を「自分の力量」で、こなしているのだから……。

 我流が多く入っているわけだ。

▼それを直すには、上級者に見てもらうしかない。できたら、有段者の人に見てもらうのがいい。

 高段者なら、二分で「欠点」を指摘することができる。それを直していけば、技量は向上していく。

 踊りでも、習字でも、華道でも、そうやって上達への道を歩むのである。

▼そのための一歩が、「あこがれの授業」を持ち、それを研究し、それを実践してみることなのである。

▼本号では、向山実践の中から、何百人、何千人、時には何万人の教師に追試されてきた実践をとりあげた。

 どこがポイントになるのかを示してもらった。ぜひ、挑戦していただきたい。

(向山洋一)


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