- 特集 新指導要領移行期間中にすべきこと7
- TOSS英会話での対応
- 『学習指導要領解説』はTOSS英会話の応援書!
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- 子どもに語る,同僚に語る,「読まない,書かない」理由
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- 具体的に授業を語る武器としてのTOSS英会話
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- カリキュラムの整備
- 「読まない,書かない,訳さない」が大原則
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- TOSS英会話指導法を盛り込んだ年間計画を作成する
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- 校内研修
- TOSS教材と英語ノートを使い,1時間の流れを模擬授業する
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- TOSS英会話・丸ごと1時間の授業ビデオを使って,現職教育を進める
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- 指導要領を読み解く
- 小学校では「音声中心」,中学校では「読み」「書き」を加える
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- コミュニケーション重視で話せるようになるのか!?
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- 授業コンテンツの移行
- キーワードは,「音声」「状況設定」「くり返し」
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- 「楽しい」をキーワードにコンテンツを作る
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- 授業のモデル
- ダイアローグをつないで「聞く」「話す」力を伸ばす
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- 英語活動は「続けてする」! TOSS英会話指導法で準備は万全!
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- 教材・教具
- 「五色英語かるた」は,45分授業の強い味方!
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- 誰にでも英会話の授業に取り組んでもらえる教材整備を
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- TOSSの教材を使うことが基本である
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- ミニ特集 英語ノートを分析する
- 英語ノートはTOSS型で授業する
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- 〜5つのキーワードを押さえ「話すだけ」「聞くだけ」から「聴き話す」へ〜
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- ノートとは教科書ではない,活動の記録である
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- 音声面で一定の素地を育成させたいねらいがある
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- TOSS英会話キーワード
- ダイアローグの可視化
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- 編集前記
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- 巻頭論文
- 新学習指導要領のもとでTOSS型英会話指導はどう変わるか
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- すぐに使えるワークシートシリーズ
- インフォメーションギャップで楽しく必要な情報を交換する
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- お買い得商品を探せ!
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- バリエーション多様なワークシート
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- 6年生が熱中!haveとlikeで「お店屋さんごっこ」ワードローブの絵とお金
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- TOSS英会話 中学校の実践
- 日本語では説明しきれない英語の感覚もTOSS英会話で身につけられる
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- TOSS英会話 高校の実践
- TOSS英会話D案の実践〜All in English〜の授業なら英語の時間が楽しい
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- TOSS英会話で学校が変わる―英語担当からの提言―
- TOSS英会話で中学英語大変革
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- TOSSランドを活用した英会話授業 (第19回)
- ALTも絶賛したTOSSランドもう,これなしでは英会話の授業はできません!
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- TOSSランド 子どもランドで授業する
- 楽しく定着させるためのゲームはここにある!
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- TOSSランド 新作コンテンツで授業する
- 「ダイアローグ別コンテンツリンク集」で,指導計画を立てる!
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- 学校で公開したTOSS英会話授業
- とびきり楽しい授業で,TOSS型英会話授業を広める
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- TOSS英会話 初めの一歩トライメモ
- 野網先生を「生」でみたT2の1年間
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- うまくいかない時こそ上達のチャンス
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- TOSSランド 一押しサイト (第19回)
- 子どもが英語を話し続ける!既習ダイアローグを駆使させる
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- TOSSランド 一押し子どもランド (第19回)
- 子どもにできるだけ発語させるためにはこのサイトを
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- 英会話授業 最先端!
- 英会話授業は「会話中心」に組み立てる
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- TOSS英会話を校内に広めた私の実践
- ミズ・ノアミの授業ノート
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- 〜TOSS英会話で書くのが速くなったと中学生が言う〜
- これが,「話す」子どもをつくる授業だ
- 練習量を値切ってはならない
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- 来たれ,超・ビギナー 英会話授業相談室
- 特別支援が必要な子がいる学級での英会話授業
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- TOSS英会話 教材・教具のユースウェア“道”
- 五色英語かるたの活用法
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- 高段者の先生方に聞く英会話授業のあれこれ
- 松崎力先生の英会話指導, 「楽しい授業は教師が一生懸命教材研究をすること!」
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- 子どもが熱中して会話するシチュエーションづくり
- 6年生が熱中!haveとlikeで「お店屋さんごっこ」 あっという間に10文ダイアローグ
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- ADHDの子も巻き込んだ私の英会話授業
- 1年生自閉症のAくんが耳をふさいだ!1つのダイアローグでいくつ状況設定を考えられるかが鍵である!
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- 『ダイアローグ77』CD−ROMを活用した英会話授業
- 対話から会話へのステップ
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- 〜わけを言うことで,自分の思いを伝える〜
- 本誌へのご感想
- TOSS英会話初心者セミナー in 横浜アンケートより
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- 編集後記
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- TOSS英語最新情報
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編集前記
渡邉憲昭
文科省より出された新しい指導要領には,外国語活動と新しい領域が入った。
外国語とは英語のことである。
新しい内容が示される以前に,現場でも多くの議論がされてきた。
議論の多くは,英語スキルとコミュニケーションのどちらをメインにするかという議論であった。だから,各教室での実践は,この2つの幅の中で行われた。
指導要領が出される2年ほど前,文科省からコミュニケーションを重視するという趣旨が出された。
その途端,現場ではコミュニケーションに針が大きく振れた。
針が振れるのは当然のことだが,問題なのは大きく振れたということである。
そしてその議論の中で,英語スキルが否定され,子どもにコミュニケーション力をつけることのみが重要視されはじめた。
これまで実践されていたTOSS型英語の授業が多くのところで批判されはじめた。
批判のほとんどは,「これは英語スキルだ。だからコミュニケーション力をつける授業ではない」というものである。
加えて,「くり返し練習はよくない。しっかり英語の対話を聞かせることが大切だ」と。
多くの学校でTOSSの教師が批判されるようになった。
果たして,この批判は正しいのか。
指導要領に記されているのは,子どもに英語スキルをつけさせながら,コミュニケーション力を養うようにすることが大切と言っているのである。
ここを間違ってはならない。
批判の多くは,英語スキルとコミュニケーションは相反する意味にとらえられている。
これは正しいのだろうか。
新学習指導要領の外国語活動における目標には次のように書かれている。
外国語の音声や基本的な表現に慣れ親しませながら,コミュニケーション能力の素地を養う。
これではっきりするだろう。
英語スキルのないコミュニケーションはありえないのである。
まさに,これまでに言ってきたTOSS型英語の主張そのものなのだ。
だから,堂々とTOSS型英語を実践していこう。
今号は,そのための特集である。
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