- 特集 新学習指導要領にいどむ研究授業を上手にのりこえる方法
- 新学習指導要領にいどむ 研究授業を上手にのりこえる方法
- 教育実践を確かなものに、時代に応えたものにしていくために……。
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- 新学習指導要領のもとでの研究授業の心構え
- 学習プロセス「習得・活用・探究」を意識して研究授業に臨む
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- 研究授業に臨む心得三点
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- 習得型の学校づくりの一環として、研究授業の枠組みを提案せよ
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- 新学習指導要領のもとでの研究テーマの見つけ方・さがし方
- 美しい言葉でごまかすテーマはもう終わり。「習得」できたかどうかが、子どもの事実で検証できるテーマが要求されている。
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- 本物ならば「計測可能」である
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- アンテナを高くし、原文を読み込む
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- 学習指導案を書くときの注意
- 教材観を自分の言葉で書けるまで調べよ!
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- 算数的活動(数学的活動)を通して基礎基本の習得を図る
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- 本時指導の準備と配慮
- 移行期の内容を反映した授業を提案する
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- 全ての授業行為を新学習指導要領の文言で解説できるように理論武装しておく
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- 指導案に書いた予想通り、「よっしゃー」の雄叫びが出た
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- 新学習指導要領のキーワードを位置づける
- 「基本法」から順に引用し「観光」のキーワードを位置づけよう。
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- 知識・技能の習得と活用をふまえて
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- 調布大塚小学校では、研究授業をこうとらえていた
- 理論と実践の一致した研究
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- 私が研究授業で最も悩んだこと
- タイル操作からの脱出
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- 明確な主張はシンプルな授業から
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- 普段通りの授業をするためのノート作り
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- 「観光立国」の授業を校内に広める。
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- 研究授業が決まってからどのように準備したか
- 授業の腕が上がる研究授業の準備方法
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- 新学習指導要領に最適な「討論」の授業
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- 自分の実践、主張をすべて指導案に示す
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- まず、ノートを作ることから
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- 研究授業で私が学んだこと
- 評定を待ち望む状態で一二点・一三点を突破させる
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- 「習得・活用・探究」に正対している向山型国語の指導パーツの精度を高め、討論の授業に挑戦する。
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- 子どもがよく考え、発言する授業にTOSSでの学びあり
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- 研究授業に役立つ本
- 基本書と教科書と先行研究にあたる
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- 向山実践をひもとく
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- ミニ特集 「伝統文化」と「かるた」活用法
- 「百人一首」や「俳句かるた」が教室の崩壊を防いでいる
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- カルタ文化隆盛への道筋を地域に根差した普及で実現を!
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- みんな大好き 一学期の思い出NO.1 五色百人一首・名句百選かるた
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- 「かるた取り」という遊びの要素が子ども達を熱中させる
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- 保護者も納得! 伝統文化の継承にはまずは歌や句と親しむこと。その為の最強グッズには『かるた』が一番
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- 「TOSS子ども地域教室」に参加の子どもたちは、「五色百人一首かるた」を個人持ちにしている。
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- 1年生から百人一首をしよう!
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- 向山語録 (私の心に残るこの文章)
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- 編集前記
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- グラビア
- あらゆる授業は、討論になることを憧れる ほか
- 教師人生を歩み始める後輩へ伝えておきたい珠玉のことば
- 経験にムダなし 失敗が自分を磨いてくれる
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- 「実践知」としての技術を語れる教師はいるか
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- 新任当時の挫折をこうしてのりこえた
- サークルでの学びがあったから挫折を乗り越えられた
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- 一枚のはがきが私の教師人生を変えた
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- 授業の秘訣
- プロの条件。プロは原則をシンプルにつかみとる
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- 授業の「運動神経」
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- 子どもをめぐる環境の変化
- 子どもの「やる気」が生まれる状況は何か
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- TOSS学生サークル前進中
- TOSS信州大学の一年生支援
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- 教師への夢を熱くしてくれた学生サークル
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- 1年生支援の秘訣は憧れだ!
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- ワンポイント 向山実践
- 向山氏の統率力のバックボーンを探る
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- 〜統率力を身につける 2〜
- 指示と作業で習得させる
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- 続・向山洋一を追って (第50回)
- 〔第39巻〕『史上空前! 教育技術法則化運動の誕生』(前)
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- 向山実践の原理・原則 (第175回)
- 教科書「空気でっぽう」の批判から別の授業を創造した。そして、指導要領の文章の不備を発見した。
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- TOSS授業検定
- 目線/教師の目線が持つ力
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- 言葉を削る/動作と言葉を離すことで子どもの動きを引き出す
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- 発問・指示/最初の指示に全精力を注ぐ
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- 酒井式2008
- 上級の腕「怖がらずに」描くこと
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- 私が助けられた教育技術
- 「指名なし○○」でちょっとした緊張感を
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- 真理子・あき・朋恵のザ・宿題 (第211回)
- 夏休みはゆったり過ごす
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- TOSSランド (第161回)
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- 全国ペーパーチャレラン (第197回)
- 一方通行チャレラン
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- ドラマを創る教師たち
- ドキドキしながらTOSSサークルに入った
- き・め・た
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- このTOSS教材に助けられた
- 一日十五分で多くの効果を出せるスキル
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- 教材には正しい使い方がある
- 学級でも、子どもTOSSデーでも大人気の五色百人一首
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- 観光立国教育
- 「世界遺産」教育で観光立国教育をさらに推進する その3
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- ミクロの視点とマクロの視点
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- 世界全体に日本ファンを増やす 無人島体験ツアーA
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- 五色百人一首で学級づくり
- 一年生一学期からの五色百人一首で子どもが変わる!
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- 名句百選かるた、名文名詩かるたで学級づくり
- たった一回の試合で子どもたちが熱狂する。
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- チャレランの復活
- 学校を飛び出したチャレラン
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- チャレラン種目の紹介
- 楽しさいっぱい缶ボーリング
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- 最先端の教育研究
- 国語/「不易」と「流行」の双方を押さえる。
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- 全国ネットワーク一覧表
- 10月・TOSS中学高校ネットワーク/「特別支援教育」をテーマに、中学JAPANセミナーを開催
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- 体験的基礎学力向上の決めて(算数)
- 書き込ませ、言葉を補わせて、基礎学力向上を図る。
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- 体験的基礎学力向上の決めて(国語)
- ひらがなの習得にも「赤鉛筆指導」が有効
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- Free Way 読者のページ
- 編集長日記
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- セミナー案内
編集前記
▼私は、明治五年の学制発布以来、最も多くの本を出版した教師である。
単著、共著、監修、全集を合わせれば千冊を数えるだろう。編集長として世に出した雑誌も七種で二〇〇〇点にはなる。
▼私の著作のほとんどは、「教室での実践記録」と「学校の研究への提言」である。
私が教室で実践したことを、研究的に報告するのがほとんどだった。
▼秘かに、一冊の本を出したいと思っている教師はかなり多いだろう。
多くの人は、誤解している。
何か立派なこと、新しい理論を問うことが本を出せる条件と思っている。
▼そうではない。自分の教室で、地味にまじめに実践をする。そこに込められた「指導法の工夫」が本になるのである。
▼「できない子ができるようになった」という「指導法の工夫」は、それが「嘘のない本物」であれば、本になる。
▼多くの学校で見られる「研究授業前のおけいこ」「授業前のリハーサル」「子どもの発表の演出」「記録の嘘」、こういうことの中から、本になるものはない。
▼嘘が一つでもあれば、本にならない。
授業研究は、すべて「事実」「本物」でなければならない。
▼「指導法の工夫」がないものも、本にはならない。
教師の毎日の努力は「指導法の工夫」こそが中心だ。
▼「できない子をできるようにする」「全体のレベルを上げる」、そのために、教師は日々の工夫をするのである。
それが、研究授業で貫かれなければならないのだ。
私の秘かな誇りがある。それは、私の実践、研究は「新卒の時から退職までの三十二年間、すべての年の実践がそれぞれ本になった」ということである。
▼私は、教師になったとき「レッテルで人やものを見ない」「事実こそ大切にする」ことを、教師人生の指針としてきた。
私の実践で、人から盗んだものない、すべて、私が教室の現実の中で「指導法を工夫」したものである。多くの後輩が、そうであること願う。
(向山)
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- 明治図書