- 特集 ADHD/LD役のいる模擬授業で授業の腕をあげる
- 授業者が気づいたADHD/LD対応の授業の定石
- 子供役がどんどん引いていったそのあとで
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- 対応の原則を知り,瞬間的に対応しなければならない
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- 教師の都合を排す
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- 言葉を削り活動を与えるのが対応の基本
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- 子どもに視線を送り続けるために,無理・無駄・ムラを排除せよ
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- 「ADHDの子どもに対する授業」の3つの大事な点
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- 一言で言えば「意図的にフツーにする」ことだ
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- 横山ドクターの介入で分かった対応の3つの原則
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- 「放課後の孤独な作業」が教師をつくる
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- よい授業案がなければ出来なかった全体への配慮
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- ADHD役が気づいたADHD/LD対応の授業の定石
- 授業にのせる「受け」
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- 向山型算数で伸びるために構成を考える
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- ADHDの子どもに気を取られてしまうと思うような指示が出せなくなる
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- 視点の移動の少ない授業は暴れられない
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- 見るのではなく,見つめる そして,子どもの行為を授業に生かす
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- 教室の障害児の正しい理解がなければ指導について考えることはできない
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- 淡々と進む授業は集中せざるをえない雰囲気を生む
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- 子どもを伸ばす必要な言葉と不必要な言葉を把握している教師の教材分析力
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- 反抗する隙を与えない授業の流れと,間違えさせない工夫
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- 生徒役が気づいたADHD/LD対応の授業の定石
- 非言語性メッセージで生徒を満足させる
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- 体感できた,「周りの子を先に満足させる」「言葉をけずる」の大切さ
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- 対応する授業はまず学級づくりから
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- LD,ADHDの子の方ばかり見てはいけない
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- 「どきどき!わくわく!あんしん!」で子どもをのせる
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- 「何をするのか」がわかるために
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- アイコンタクト〜目線で子どもたちにメッセージを送る〜
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- 周りの子どもを認めほめる大事さ
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- 知的な授業と普通の生徒への対応で,まずはクラスをまとめきる
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- 無視,制限,削る
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- 参観者が気づいたADHD/LD対応の授業の定石
- 授業に引き込む
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- 揺るがない授業の組み立てと即時の「対応力」
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- 教師は視線を意識せよ
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- ムダ,ムリ,ムラなく作業指示中心で組み立てる
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- ADHDの子どもを制御し,信頼と尊敬を勝ち取ることができなければ教室は崩壊する
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- 見通しを与える,相手をしない,指示を少なく,たんたんと
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- 視線から生まれる三つの効果
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- 指導は,冷静に言葉数少なくほめるときは力強く
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- 目力 アイコンタクトの威力
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- 定石を身につける「基礎修業」こそ大事である
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- 私は何も気づけなかったが,MLから学んだ定石2つ!
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- 授業の解説および代案
- 授業案はことばを削ってシンプルに
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- 根本氏の「対応力」に学ぶ
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- わからない人を,わかるようにさせる
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- まず,周りの子の学習を保障する
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- 視線,声,そして平常心
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- 新卒教師1日目の場面が浮かんできて仕方なかった
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- 当たり前のようでできていない授業3つのポイント
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- わずかな変化を見つけ出してほめる
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- 「受けの技術」を用いた授業はどの子にもやさしい授業だった
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- 卓越した「受けの技術」は,授業の根本を支える技術である
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- ミニ特集 レディネスの広い授業づくりに挑戦(国語編)「ある」と「いる」の授業
- 授業者の語る授業の展開とねらい
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- 参観者の見たこの授業のすごさ
- なぜ「すごい」のかわかる人もすごい
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- 視覚,聴覚,情報がすべての子供をすくう
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- 組み立ての巧みさと削りに削ったシンプルな授業の典型
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- わずか17秒を切り取ってもわかる「ある」と「いる」の授業の凄さ
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- 「ある」と「いる」の授業の価値
- レディネスとは何か?
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- 子どもの学びを何重にも保障した授業
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- グラビア
- 第2回TOSS基礎学力セミナーin富山 04.2.21
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- TOSS障害児教育のキーワード
- 作業記憶が少なくてすむ教え方
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- 向山洋一全集に見る障害児教育の思想 (第1回)
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- 巻頭言
- 承前 雪谷小学校杉の子学級から学んだこと 高跳びをじっと見つめていたケンジ君が55pを跳んだ
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- 教師に学んでほしいこと,実践してほしいこと
- プロなら,ADHD/LD役がいる模擬授業に挑戦しよう(その3)
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- なぜADHD/LD役のいる模擬授業が必要か
- 最適な指導者と最適な役がいることが望ましい
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- 障害児教育と向山型算数の原理・原則 (第6回)
- 視線の動きをできるだけ少なくする
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- 障害児教育と向山型国語の原理・原則 (第6回)
- 向山型の根本は「受けの技術」にある
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- 障害児教育と漢字指導の原理・原則 (第6回)
- 輪郭漢字カードは,具体物と文字をつなぐ架け橋である
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- 大森校長からみた障害児教育 (第4回)
- あれでも見えず
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- 竹川教頭からみた障害児教育 (第4回)
- 保護者との信頼関係を築く(2)
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- 障害児教育と図工指導 (第1回)
- 酒井式で指導するとここまで描ける
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- TOSS特別支援教育のホームページ紹介
- 百玉そろばん 指導の順番一覧表
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- ADHDの子とぶつかりあった日々 (第4回)
- 子どもの内と外,そして自分の中の悪
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- K−ABCを向山型授業にいかす (第3回)
- 一字読解で読みを鍛える
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- 重度・重複障害児の指導 (第3回)
- 子どもの生活の質を上げる4つの方法
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- 医療との連携のポイント (第3回)
- 薬のこと,生活指導のこと
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- アスペルガー症候群の子への指導 (第3回)
- ほめられることのよさを教える
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- 〈特別支援教育初心者ML〉横山ドクターのQAコーナー
- 「言葉を削る」・「一目でわかる工夫」・「具体的な行動を示す」が大切
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- 〈特別支援教育ML〉横山ドクターのQAコーナー
- 特殊学級でも,子どもの事実を示す特殊学級だからこその子どもの事実を作る
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- 読者のページ
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- TOSS特別支援教育MLニュース (第6回)
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- 編集後記
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- グラビア
- ADHD/LD対応初心者セミナーin秋田 04.3.27
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編集後記
▼昨年の夏から今年の1月にかけて全国に先駆けて行われたADHD/LD役のいる模擬授業を特集しました。これらの貴重な取り組みを授業者,ADHD役,生徒役,参観者,解説者の立場から斬っていただきました。読み応えがありました。本誌でしか行えない特集です。
▼今号のミニ特集名について,明治図書の樋口編集長から「ある」と「いる」の授業だけでは何の授業かわかりにくいから,「ある」と「いる」の国語授業としてはどうかというご意見をいただきました。
大場は「すでに椿原先生が第5号で書かれましたし,最新号のトークライン誌でも『ある』と『いる』の授業で発表されています。充分この名前で通ると思います」とお答えしました。
樋口編集長からさらに,「知れ渡っているという理由のようですが,僭越ながら,それはTOSSの先生方に向けのご発言ではないでしょうか。TOSSの先生方に向け,いわば内向けだけでは運動論としても…と思いますが。どうして国語がはいってはまずいのでしょうか」というご意見をいただきました。
ご指摘を受けて「分かりました」と折れるのは簡単ですが,そこを更に考えていくともっといい解決方法が浮かびました。継続するテーマが見つかりました。
▼大場の返事「私もなぜこだわるのか考えてみました。感覚的な語呂,語感でそう思います。椿原先生の代表的な授業になると大森先生がおっしゃっておられるようですし,今後長く『ある』と『いる』の授業として語られていくのではないかと思います。
そう予想されるので教室の障害児で『ある』と『いる』の国語授業と呼びたくないと私は感じています。
レディネスの広い授業が求められているという主張はTOSS向けではない広い問題提起だと思います。レディネスの広い授業の一例として紹介しますので『ある』と『いる』の授業としてTOSS以外にも流通させたいと思います。
しかし,『ある』と『いる』の授業では何の授業か分からないというのも確かにそうです。ですので,『レディネスの広い授業づくりに挑戦(国語編)「ある」と「いる」の授業』ではいかがでしょうか。
『レディネスの広い授業づくりに挑戦』というテーマは今後も教室の障害児のミニ特集で組んでいきたいテーマです。このような説明でいかがでしょうか」
樋口編集長から,「ようやくわかりました。では,これで進めます」とオッケーが出ました。
▼今号から横山ドクターのMLQAコーナー(『ML相談小事典』明治図書をイメージ!),グラビアページ,向山洋一全集コーナー,図工指導が始まりました。第7号からは新連載もスタートします。ますます充実する本誌にご期待ください。
(大場龍男)
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- 明治図書